2025年版◎今日の宵宮はどこ?!弘前エリアの宵宮情報まとめ

弘前の宵宮

弘前の宵宮


6月から8月の時期、夕方近くになると、毎日のように
「ドーン、ドーン!」
お祭りの開催を知らせる花火が鳴ります。
津軽地方で言うところの「宵宮(よみや)」のお知らせです。

この弘前に移住して驚いたのは、その数!
弘前より人口が多い青森市、八戸市よりも宵宮の日程が多い。

札幌など1つの区で弘前市より人口がいたりしますが、神社のお祭りは各区に年に2~3回くらいじゃないでしょうか。

夕方にあの合図の音を聞くと、子どももソワソワ。
正直、家計のピンチです。
そんな、お祭りの多い街での工夫を書いてみます。

▼直近の宵宮情報


投稿者名 斎藤美佳子 投稿日時 2025年06月11日 | Permalink

津軽一代様の一覧MAPつくりました

辰巳年の一代様(橋雲寺)

辰巳年の一代様(橋雲寺)


津軽に来て初めて知った風習の一つ。

津軽一代様のことをご紹介します。

初詣の「一代様」というシステムを聞かされて戦慄している。自分の干支によって参拝する神社が決まっているんだって。津軽すごい。

Posted by りんご飴マン on 2015年12月19日

津軽一代様(つがる いちだいさま)とは?

津軽地方では江戸の藩政時代から、自分が生まれた年の干支を守り神として信仰する風習があります。

新年や人生の節目節目には、その干支を奉ったご本尊をお参りしてきたそうです。

家族それぞれ干支が違えば、お参りする神社(寺)が違うわけです。

●参考リンク

津軽一代様一覧表

津軽一代様 | 一般社団法人 黒石観光協会のデータを元に、レイアウトを変更して一覧表にしました。

干支守本尊津軽の一代様所在地名称TEL
千手観音菩薩目屋の清水観音〒036-1441
弘前市桜庭清水流104
多賀神社0172-86-2952
丑寅虚空蔵菩薩百沢の虚空蔵様〒036-1343
弘前市百沢字寺沢29
求聞寺(ぐもんじ)0172-83-2373
文珠菩薩最勝院の文殊様〒036-8196
弘前市銅屋町63
金剛山最勝院0172-34-1123
文珠菩薩茂森(兼平)の天満宮〒036-8273
弘前市西茂森1-1-25
天満宮0172-32-5796
辰巳普賢菩薩愛宕様(勝軍地蔵)〒036-1302
弘前市大字愛宕字山下63
橋雲寺(きょううんじ)0172-82-3429
勢至菩薩袋の観音堂〒036-0412
黒石市袋字富岡112
白山姫(しらやまひめ)神社0172-52-5516
未申大日如来大鰐の大日様〒038-0212
大鰐町蔵館村岡12
大円寺0172-48-2017
不動明王古懸の御不動様〒038-0102
平川市碇ヶ関古懸門前1-1
国上寺0172-45-2446
戌亥八幡大菩薩弘前の八幡様〒036-8057
弘前市八幡町1-1-1
弘前八幡宮0172-32-8719

こうしてみると、丑寅(うし・とら)、辰巳(たつ・み)、未申(ひつじ・さる)、戌亥(いぬ・い)は同居していますが、子(ね)、午(うま)、酉(とり)は独立していて、卯(う)は2カ所にあるんですね。うさぎ、すごいな。

津軽一代様の一覧Map作りました

上のリストをCSV形式で書き出して、GoogleMapにアップロードして…一代様MAPを作りました。
作業時間15分くらいです。

ピンの立っているところを押すと、情報が出るようになっていますよ。

もし、なにか違うところがありましたら、お知らせください。

こうして見ると、黒石市の山の方あり、大鰐、碇ヶ関あり、目屋など岩木方面あり、けっこう広いエリアですね。

一日で制覇するのはちょっと大変そうです。

辰年・巳年の一代様は愛宕の橋雲寺


辰巳年の橋雲寺

辰巳年の橋雲寺

2024年辰年、2025年巳年の一代様は愛宕(あたご)の橋雲寺(きょううんじ)になります。


現在の本殿は鳥居を車でくぐって坂道を登り(登れない車もいる)、左手にあるのですが、昔はもっと奥の方だったそうで。

そちらにも行きましたが、運動不足のわたしはハアハア息が上がってしまいました。同じく運動不足のはずの息子に置いて行かれてましたね。


200段を超える石段を登ります

200段を超える石段を登ります

奥の愛宕神社

奥の愛宕神社


なお、1月1日~3日は事故多発のため境内への車での乗入れ不可とのことです。

Google Mapの口コミを見ると登れなくてスタックする車とか、人にぶつかったりとか色々あったようです…。


看板が立つ出入り口

看板が立つ出入り口


卯は最勝院と天満宮の二カ所に奉られています


最勝院の卯

最勝院の卯

なぜか2カ所に奉られている卯、その一つは五重塔で有名な最勝院になります。

以前、こちらの記事で卯年の一代様をご紹介していました。



もう1カ所は茂森の天満宮。

弘前公園から徒歩圏ですが、隠れた桜の名所です。


天満宮の卯

天満宮の卯


どちらも行きやすい市街地にありますね。

春の桜、秋の彼岸花を見に行く時に寄ってみましょう。

秋に丑寅の求聞寺へ行って来ました


求聞寺(ぐもんじ)入口

求聞寺(ぐもんじ)入口


10月に西目屋・相馬方面を夫とドライブした時に、丑寅の守り本尊がある求聞寺を訪ねていました。


わたし、1974年生まれの寅、息子は2009年生まれの丑ですからね。
うちの場合は、ここにくれば2人分は済むわけです。

86世代のりんご飴マンも、イケダハヤトさんも、はあちゅうさんも寅年ですから、津軽一代様のお参りはこちらですよー。

ちなみに、ここは岩木山神社の裏手にありますが、車一台通るのがギリギリな石橋を渡ります。 絶対に凍結したり雪に埋もれた時に通るのこわい…。


境内へ上る石段

境内へ上る石段


根がつながっている夫婦杉

根がつながっている夫婦杉

夫、待って。ハアハア。

夫、待って。ハアハア。


けっこう長い石段を登って、ようやく境内に着くと…
いました丑と寅!


いました丑と寅!

いました丑と寅!


悠然とした丑

悠然とした丑

迫力の寅

迫力の寅


たたけない…

たたけない…

鐘を鳴らそうとしたらカメムシがいました。

ゴーンってできない…。


2018年~2019年は戌亥、弘前の八幡様


2018年の戌(いぬ)年、2019年の亥(い)年は、弘前市八幡町の「弘前八幡宮」です。

丑寅(うしとら)、辰巳(たつみ)、未申(ひつじさる)と同じく同居型です。


八幡宮(2019年1月撮影)

八幡宮(2019年1月撮影)


2018年は大きな絵馬に書かれた戌、2019年には亥の絵馬がかかっていました。


戌年の絵馬(2018年)

戌年の絵馬(2018年)


亥年の絵馬(2019年)

亥年の絵馬(2019年)


奥の本殿は江戸時代から400年の歴史がある国指定重要文化財とのことです。


  • 住所:弘前市八幡町1-1-1

お正月には中まで車で入れません。近隣施設の駐車場を利用しましょう。


T字交差点の突き当りにあります

T字交差点の突き当りにあります


【201801】はちまんわんこ&はちまんうりぼうにご対面


八幡神社拝殿

八幡神社拝殿

初詣もちょっと落ち着いた頃に、参拝に出かけました。

しかし、戌亥の像を見かけません。

先日、友人から昨年の時に撮影したというかわいい木像の写真を見せてもらっていたので、どこかにはあるはず。

巫女さんにうかがったところ、拝殿にあるとのことでした。

祈祷も終わった時間帯でしたので、ご許可をいただいて中に入り、撮影させていただきました。


「はちまんわんこ」と「はちまんうりぼう」

「はちまんわんこ」と「はちまんうりぼう」


木像の説明書き

木像の説明書き


「はちまんわんこ」「はちまんうりぼう」は弘前八幡宮旧二の鳥居を解体した木材により製作されたものです。

長い間神社を守って参りました鳥居が、一代様であるいぬといのししとなり新しい形でよみがえりました。

平成24年=2012年ですね。

木像なので屋内にあるのかも。

つるんとしたかわいいフォルムです。

津軽に来たときは一代様へ

意外と津軽の人は独特なことに気づいていないという一代様。

東北には県外にもルーツがあるようですが、今もこうして生まれ干支の神社を参拝しているのは珍しいですね。

うちの場合は、幸いに子年の夫も岩木方面の一代様なので、楽に全員のお参りができそうです。(登り下りの苦労はありますが)

毎年、近所の神社に初詣に行っていますが、来年は一代様詣でをしてみましょうか。

旅行でいらした方も機会があれば、ご自分の干支の一代様をお参りしてみてはいかがでしょうか。

子年の多賀神社へ行った時の記事↓


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投稿者名 斎藤美佳子 投稿日時 2025年01月01日 | Permalink

【2024年】田舎館村の田んぼアート第1会場は初の【見ごろ宣言出ず】


10年近く田舎館村の田んぼアートを見続けてきて初めてのことでした。 第1会場の田んぼアートが稲の生育不良により、見ごろ宣言が出せなかったのです。

2024年のモチーフは第一会場が「神奈川沖浪裏と北里柴三郎」、第二会場が津軽の農村を舞台にしたアニメ「じいさんばあさん若返る」です。

では、その風景をいっしょに見ていきましょう!



田んぼアート第1会場「神奈川沖浪裏と北里柴三郎」


田舎館村役場に隣接する田んぼアート第1会場、今年のテーマは「神奈川沖浪裏と北里柴三郎」です。

左側は平成19年に「神奈川沖浪裏と赤富士」として3色の稲で描いていた神奈川沖浪裏を7色の稲で描きます。

右側は7月から登場した新札の千円札に描かれている北里柴三郎氏。
どうして千円札の?と思いましたが、青森県にもゆかりがあるとのことです。


6月7日 田植えから一週間ほどの第1会場

先に制作を始める第1会場は6月の上旬から展望デッキに上がることができます。

とはいえ、6月7日ではまだ植えたてホヤホヤ。


6月7日の田舎館村田んぼアート第1会場

6月7日の田舎館村田んぼアート第1会場


線画のような北里柴三郎

線画のような北里柴三郎


たくさん打ち込まれているカヤの目印

たくさん打ち込まれているカヤの目印


※なお、この記事の画像はすべてタップで拡大できます。


この時期はまだ第二会場は完成前。
もうしばらくしてから見に行こうと思いました。

見ごろ宣言、出ず

さて、その後、しばらくは公式ホームページのライブカメラやInstagramなどを見ていましたが、どうもいつもと様子が違います。

7月には稲が育ち、白色の穂も出ているはずが、なかなかその図が見えません。

ついには、今年は見ごろ宣言が出ないという異例の事態になりました。

8月4日の田んぼアート

8月4日、ねぷた期間の日中にレンタルしていた高倍率ズームレンズ(M.ZUIKO 12-200mm f4Pro)を手に撮影に行きました。

第一会場の入口に「ご観覧のみなさまへ」として、稲(苗)の生育不良により図柄がはっきりしていない箇所があることを伝える掲示がありました。

いつも思うけど、田舎館村の人たちは本当に正直。


第一会場入口の看板

第一会場入口の看板


ちょっとだけ並んでから展望デッキに出ました。


2024年8月4日の田んぼアート第1会場

2024年8月4日の田んぼアート第1会場

北里柴三郎の肖像がちょっと怖い感じになっているのと、案外左側の波の部分の方が目立っていました。


新千円札と比べる

新千円札と比べる

この写真を撮っていたら、グループで来ていた外国人の女の子からお札を貸してもらえるか聞かれ、おそるおそる貸したらちゃんと撮影して返してくれました。うたがってごめんね。


拡大すると稲

拡大すると稲

田んぼアート第2会場「じいさんばあさん若返る」はくっきり!

そのまま車を走らせて道の駅に併設する第二田んぼアート会場へ。

今年のテーマは津軽を舞台にしたアニメ「じいさん ばあさん若返る」です。

こちらは色がくっきりと出ていました!

ちょっとしか離れていないのに、植える時期がちょっと後だっただけなのに、どうしてこんなに差が出たのでしょう?


田んぼアート第二会場「じいさんばあさん若返る」

田んぼアート第二会場「じいさんばあさん若返る」




第一会場で会った外国から観光に来た女の子たち、こっちも周ってくれたかな。

Instagramにはリール動画もアップしています。



石のアート「棟方志功」

石のアート「棟方志功」

第2会場の田んぼアートに隣接している石のアート。色が違う石を敷き詰めて作るアートです。

2023年に続いて「棟方志功」がニカッと笑っています。

撮影noteよく読まれています

先日、田んぼアートブロガー(?)としてこれまでに様々な機材で撮影してきた経験をnoteにまとめたところ、note公式の注目記事にピックアップされ、多くの方にご覧いただけました。

あの巨大なアートをどうやって撮影したらいいか? 参考になれば幸いです!



田舎館村田んぼアート2024チェックポイント

第一会場は今年も4階展望デッキからの観覧です。
2019年以前に追加料金で上がれた天守閣(6階)には上がれません。

なので、入場料は第1会場300円(展望デッキ)+第2会場300円=600円ですね。
(小学生は各100円、幼児無料)

ねぶた・ねぷた祭りは夜なので、日中は田んぼアートへ。

そんな導線をうまくつかんで8000人に満たない村に30万人もの観光客を呼び寄せる田舎館村。

冬は第二会場の田んぼにスノーアートも描くなど、企画・実行力がすごい村です。

開催要項は田舎館村のホームページからご確認ください。

田舎館村田んぼアートへの行き方

  • 弘前市街地から15~20分ほど
  • 青森市から40分ほど

電車

  • 弘南鉄道 弘前~黒石行き 田んぼアート下車(30分毎・約23分)

第二田んぼアートの近くにつきます。

第二田んぼアートから第一田んぼアートには無料シャトルバス「たさあべ号」(30分毎運行)で約10分

随時追加します

この記事は、状況が進むにつれて随時加筆していきます。

今年こそ田舎館村の田んぼアートを見てみようという方はぜひブックマークしていってくださいね。

そして、ぜひ実際に現地へ行って見てみてください。

いくらテレビやネットで見られたとしても、実物の迫力にはかないませんから!

青森へおいでよ

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投稿者名 斎藤美佳子 投稿日時 2024年08月15日 | Permalink

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