選択されているタグ : 目屋人形 , 西目屋村 , つくってみた

西目屋村で目屋人形製作体験・講習会に参加してきました

晴れた月曜日、スタバdeこぎん常連メンバーの5人で西目屋村へ行き、目屋人形の製作体験に参加してきました。

会場の西目屋村中央公民館に着いたのが午前10時。


西目屋村中央公民館

西目屋村中央公民館


振り向くと岩木山がいつもと違う形に見えます。

手前には「津軽ダム本体工事」の看板。


岩木山と「津軽ダム本体工事」の看板

岩木山と「津軽ダム本体工事」の看板


公民館の入口には目屋人形が並んでいました。

今日は、この目屋人形の製作講座の様子をお伝えします。


西目屋村中央公民館入口に並ぶ目屋人形

西目屋村中央公民館入口に並ぶ目屋人形



公民館ロビーのこぎん刺しタペストリーがすごい!


公民館に入ってびっくりしたのが、この巨大なこぎん刺しタペストリー!

いつもは月に1度、弘前のスタバに集まってこぎん刺しを楽しんでいるメンバーですから、みんないっせいに撮影してました。


西目屋村中央公民館のこぎんタペストリー

西目屋村中央公民館のこぎんタペストリー


画像拡大しても接ぎ合せてるように見えないのですが、これどうやって刺していってるの……。


この大きな布にどうやって…?

この大きな布にどうやって…?


西目屋村のこぎんは「西こぎん」というそうですね。
このタペストリーも西こぎんなのでしょうか?


目屋人形製作体験・講習会とは


今回、参加したのはこちらのポスターの「目屋人形製作体験・講習会」です。


目屋人形製作講習会のポスター

目屋人形製作講習会のポスター


炭焼き小屋から里まで炭俵を背負って行き来した娘たちの姿を人形にした『目屋人形』。

一時は作り手が絶えたところから復活して、今も作られている工芸品です。

昔は村の成人式で新成人に贈られていたとか。


目屋人形製作ができる方は現在3人だけ

目屋人形製作ができる方は現在3人だけ


しかし、その製作者も今は3人だけと少なくなりました。

高齢化も進む中、次の後継者を育成しよう、そのために村内・村外関わらず、関心のある人に体験してもらおう、という趣旨の取り組みです。


【参考リンク】


今日は両足と片腕を作りました

講習が始まる前の説明を聞いて、
わたしも認識違いに気づいたのですが、
これは、1回来ただけでは終わりません。

いや、制作にとても手がかかっていることは、
以前うちに1カ月間お借りして拝見してたので察してはいたのですが。

「体験」で「2~3時間」と書かれていたので、
てっきりどこか1パートをやってみるとか、
製品とは違う簡易版を作ってみるとか、
できている状態のものを組み合わせるとか、
そういったイメージでいたのです。


目屋人形(小)のパーツ

目屋人形(小)のパーツ


実際には、1回2~3時間であれば、何度か通って春までに完成させるという内容でした。

昨シーズン参加された方もいらして、先生の補助をされていました。
1月からの参加で1体作ったそうですが、何回通われたのかもうかがえばよかった…。

地元のワラと木で作ります

この目屋人形の体は、ボディ部分は木、足はワラでできています。

この木もワラも、ここ西目屋で採れたものを使っているそうです。

最初に長靴にワラと骨になるワイヤーを詰めていきます。

リカちゃんのブーツ的なものかと思ったら、
ちゃんと中が十字に区切られていて、専用のパーツでした。


この長靴にワラを詰めていきます

この長靴にワラを詰めていきます

ボンドをつけたワラとワイヤーを詰める

ボンドをつけたワラとワイヤーを詰める


一本目の足をすっかり完成させてから二本目の足にとりかかったのですが、布を巻く前に二本目を作った方がよかったかも。

左右の太さをそろえるのが、布を貼った上からはむずかしかったです。


ワラ+ワイヤーに紙と布を巻く

ワラ+ワイヤーに紙と布を巻く


長靴と足の境目に絣(かすり)の足巻きをつけて完成!

5人のメンバーの足を並べてみました。
出来上がりに個性が出ています?


5人が作った目屋人形の足。わたしのは真ん中。

5人が作った目屋人形の足。わたしのは真ん中。


それから腕を作ります。ここで針と糸が必要で、会のものをお借りしました。

自分の裁縫箱を持参した方が何かとスムーズですね。

途中、お昼休憩を挟んで、正味の作業時間は3時間ほどでした。

作りかけたパーツを担当者の名前を書いた紙で巻いて束ねておきます。


今日は両足+片腕まで

今日は両足+片腕まで

5組の手足を名前を書いた紙でまとめます

5組の手足を名前を書いた紙でまとめます

最初はどこまでできるか少々不安でしたが、
先生がていねいに教えてくださったので、
みんな同じところまで進むことができました。

ありがとうございます!


年末年始はお休みなので、次回は1月16日から3月27日まで毎週月曜日の開催です。

参加費は無料ですが、事前申し込み必要です。
TEL 0172-85-2828(西目屋村商工会)まで。

わたしも1月にまた行くつもりです。吹雪ませんように!


おまけ

夏に見に行ったナスラー、今はこんな姿になっていました。

雪囲いをされたナスラーと西目屋村から見る岩木山。 #西目屋村 #ナスラー #岩木山

Saitou Mikakoさん(@urabetti174)が投稿した写真 -

続きの記事




関連記事




Facebookはこちら