つがるプロレス第2戦、メインのふがいなさにミスター雁之助の叱責が響きました

メイン終了後、ミスター雁之助の公開説教マイク

メイン終了後、ミスター雁之助の公開説教マイク


「オイ、gosaku!! なんのためにプロレスやってんだよ!!」

7月24日、つがるプロレスの旗揚げ第2戦が河西体育センターで開催されました。
メインは看板選手の gosaku vs ミスター雁之助。
大仁田厚のFMW初期に育ったレスラー同士のシングルマッチです。

そこで繰り広げられたのは、一方的な叩き潰しとガチンコ以上にガチな公開説教でした。

晴天の日曜日、家族で観に行ったプロレス興行がこんな結末を迎えるとは…。
起きたこと、見たことを洗いざらい書きます。


前半はほのぼの楽しく進みました


今回の対戦カードはこんな感じです!


つがるプロレス7.24対戦カード

つがるプロレス7.24対戦カード


青森のアマチュアプロレス団体から2試合提供された後に、つがるプロレスから4試合。 女子プロレスも1試合あります。

90年代の全日本プロレスからはまったファンとしては、菊地毅選手の参戦がアツかったですね!

全日本ジュニア選手権のタイトルマッチで、渕選手にさんざん投げられては立ち上がっていた姿が懐かしい…。


プロレス教室開催中に到着しました


ちょっと道に迷って、開始時刻を10分ほど過ぎて会場入りしました。

すでに子どもや大人がリングに上がってプロレス教室を開催中。

あ、りんご飴マンもいますね。
何か、黄色い頭のゆるキャラも見えます。


プロレス教室開催中

プロレス教室開催中


第ゼロ試合、マイナス1試合は青森県のアマチュアプロレス団体が提供。

シュートスタイルの深浦と、ルチャっぽい十和田と対照的なスタイルです。


深浦提供試合

深浦提供試合

十和田提供試合

十和田提供試合


ダイエットマシーンがポストから、うまい棒の首飾りを投げるのも前回同様。

息子は近づかなかったけど、リングサイドに座っていたオジさまからうまい棒首飾りをいただいていました。ありがとうございます!


なぜか途中でマスクチェンジしてたダイエットマシーン

なぜか途中でマスクチェンジしてたダイエットマシーン

アマチュアプロレス団体の試合が終わり、タイトルテーマ的な音楽が流れ、プロのプロレス団体の始まり。 (あぁ、ややこしい)

第1試合:ガッツ石島&清水基嗣 vs THE101&マスクドミステリー

THE101と書いて「ザトーイチ」と読むんですって。 着流しに仕込み杖を付きながらの入場。目が見えないキャラ設定のようです。

ゴング直後の力比べで、手を合わせずにフェイントをかけてからかう清水選手。


THE101対清水基嗣

THE101対清水基嗣


THE101選手、ロープに振られても体の全面からロープにぶちあたりひっくり返るという、見たことない受け身をとってました。

2人がかりでTHE101をいじめる清水&石島。
「こいつ、見えてねぇだろう!」
「やりにくいなぁ!」

とブーブー言ってました。

いや、見てる方も応援しにくいんですけどそれは。

終盤は、やっぱり見えてんじゃん!なTHE101がコーナーポストから宙返りするムーンサルトも披露。

しかし、最後は清水のダイビングフットスタンプで勝利しました。

…応援しにくいなぁ!

第2試合:りんごキャンディ姐さん&ひろさきこざくら vs 女ベイマックスつがるYOKOZUNA&志田光

旗揚げ戦ではりんごキャンディ姐さんは、少々ヒール(悪役)でしたが、今回はひろさきこざくらと組んでベビーフェイス(善役)的な立ち位置。

こざくら選手、ちょっと日焼けして体が大きくなった気がします。

対する女ベイマックスYOKOZUNAは前回同様のたぷんたぷんな体格でしたが、パートナーの志田光選手がすばらしかった!

プロレス初参戦(セコンドとして)のりんご飴マン、通路を爆走したり、相手が2カウントで返すとずっこけたり、細かくネタを出してました。

弟の応援を受けてか、りんごキャンディ姐さんが、YOKOZUNAをラ・マヒストラルで固めて3カウントを取りました!

かわいい…。


セミファイナル:TAKEMARU&怨霊 vs 菊地毅&愛澤No.1


なにげに豪華なセミファイナルのカード。
全日本プロレス→ノア→フリーと変遷してきた菊地選手。
元みちのくプロレスの愛澤No.1と師弟タッグで参戦です。

……なんか、いつの間にかキャラがぶっ飛んでいてアンタッチャブルな感じになっているんですけど!?


キャラがすごいことになってた菊地毅選手

キャラがすごいことになってた菊地毅選手

愛澤No.1はホストキャラで、入場時にリングサイド席の女の子にシャンパンサービスをしたりしていました。

対戦相手はたか丸くん…じゃなくて、その弟分のTAKEMARU。 パートナーは前回も参戦していた怨霊です。

キャラが様々なレスラーたちのタッグマッチ。
技術はそれぞれあるのですが、たか丸くんが付いていて、子どもたちに応援されるTAKEMAEU選手に、怪奇派ヒールの怨霊選手が組んでいるというのが、何ともまた不思議な世界。

途中経過と思われた場外戦、TAKEMARUが菊地の妨害によりリングに戻れず。
なんと、リングアウト負けになりました。

場外20カウントのリングアウトって、生で初めて見た!

この後、菊地選手は聴き取りにくいマイクアピールでまた弘前に来ることを訴えていました。

メイン:ミスター雁之助 vs gosaku

さて、休憩を挟んで問題のメインです。


入場テーマの中、通路を歩くgosaku選手

入場テーマの中、通路を歩くgosaku選手

ミスター雁之助選手の入場に続いて、看板のgosaku選手が入場。

しかし、その足取りは重く、リングに入るのも大変そう。

遠目から見てもわかるレベルで、コンディションが悪そうでした。

ゴング前には、
「25年のつきあいの全てをぶつけて、あなたを超える」というようなアピール。

そう、弘前の弘前大学教育学部附属中学を卒業してすぐにFMWに入団して以来、ずっと関係が続いている雁之助選手とのシングルマッチがメインです。

(以下、選手の敬称を省略します)

ゴングが鳴って早々に場外戦になり、雁之助のイス攻撃、鉄柱攻撃で、早くもひたいから流血するgosaku。



リングに上がるのもやっと、という風情だったgosakuはほとんど反撃できず一方的にやられます。

ひたいの傷をねらってコーナーポストのカバーを外して金具に打ち付ける雁之助。
また、外したカバーで「ボッコーン!」と大きな音が響くほどぶん殴ります。

途中、gosakuがのど輪落としからパワーボムと必殺技を繰り出すも、前後無くその2つを出してカウント2で返されては万事休す。

コーナーポスト上に登ったgosakuを雁之助がつかみに行き、しばらくポスト上で攻防。
ひざの踏ん張りが効いてないgosakuは、やはりブレーンバスターで投げられます。

一方的な展開に静まる場内。
起き上がることさえできないgosakuを見下ろして、雁之助が「ご・さ・く! ご・さ・く!」とgosakuコールと手拍子をあおる場面も。

その手拍子を受けてもなかなか立ち上がれないgosakuをじっと見下ろす表情を写し取ってる方がいました。

決め手は大技を畳みかけられてからの、連続ラリアット。



そのままカウント3を聞きました。

ええ、大技2つ以外は、ほとんど何もできず一方的でした。

そして、冒頭の雁之助の公開説教へと続きます。

雁之助「オイ、gosaku!! なんのためにプロレスやってんだよ!! なんのためにつがるプロレスやってるんだよお前」
gosaku「わかってるよ、このやろう!何の為にやってるか…」
雁之助「ばかやろう。 子どもから年寄りまで来てるだろう。こういうのが見たくて来てるんじゃないんだよ、お客さんは! でもこういう試合なっちゃったんだろう。誰のせいだ、お前!」
gosaku「xxxxx(号泣して聴き取れず)」
雁之助「わかってんだったら、態度で示せよコラ!甘えてんじゃねえよ、お前!」
(泣き崩れるgosaku)
雁之助「わかってんだよ、お前が甘えてんのは。もう24、5年の付き合いだ。泣くんじゃねぇよ、お前」
gosaku「兄さんに勝つ為にやってんだよぅ!」
雁之助「勝てるわけないだろう、今のお前では。俺に勝つためにやってるのプロレスを?」
gosaku「やってるよ!」
雁之助「もっとデカイ夢持てお前! 俺、1回(プロレスを)やめてるんだよ! やめて5年もブランクがあるんだよ。48だぞ!? お前、何歳だ今?」
gosaku「もうすぐ40だよ」
雁之助「40だろう、お前? 今からでもやる気次第だろ? ねぇ、お客さん?
(場内拍手、そうだ!の声・gosaku何か叫ぶ)
雁之助「それをリングで出せよ、なぁ。青森のお客さんもお前のこんな姿を毎回見に来てくれないぞ。気持ちは体にも出るんだよ。お前、体見てみろ、練習してんのか?」
gosaku「……(うなだれる)」
雁之助「立て! gosaku、立てよ。……つがるプロレスはこれでいいんですかお客さん?
(「よくない!」 「立て!」の声)

プロレスの試合になっていなかったメインを、ミスター雁之助というレスラーの枠を捨てて叱り飛ばした姿。

「何度もこうやって期待しては裏切られてる」
と嘆きながらも、同じ釜の飯を食ってきた後輩の奮起を厳しくうながしていました。


最後は握手をする2人

最後は握手をする2人


雁之助選手のツイートを追ってみると、24日に弘前で試合をして、26日には東京で自分が主催をする興行があったのですね。

プロモーション兼メインイベンターをする苦労を知るからこその叱咤激励。なんぼいい人だ!

セコンドに付いていた選手のツイートより。

公式Facebookページに試合結果と次回告知が載っています

第3戦は11月19日(土) 河西体育センターでの開催です。

わたしたちはプロレスファンで、それこそ後楽園ホールにも1人で観戦に行けるようなタイプ。
帰る時はわざわざラクガキだらけの階段を眺めながら6階から下りるタイプです。(今もあるのだろうか…)

でも、つがるプロレスが目指している見て欲しいお客さんはそういうプロレスマニアではないはず。

地域の子どもからお年寄りまで、普段プロレスを見る機会のない人がお祭りのように楽しんで、最後は「明日もがんばろう」と思えるような団体を目指しているはずです。

今回のような興行では、「なんだかガチなものを見てしまった」「五所川原吾作とミスター雁之助の絆が云々…」とマニアは思えるけど、一般のお客さんはそうではありません。

年に数回の興行、1回1回を1話完結型でスッキリと帰れるような試合をのぞみます。

どこまで書くか迷ったけど、ただの「吾作がひどい試合をしたんだってさ」という風聞で終わらせない為に書き起こしました。

コンディションが最悪だったのは見ればわかります。
次回はぜひ言い訳の要らない状態で、見た人に活力を与えるような試合を提供してください。

次は8月4日に曙が率いる王道プロレスがやってきます。ミル・マスカラスも来るとか!
意外とプロレス団体がよく来る弘前で、地元密着型の団体を旗揚げしたからには、どんなビッグネームが興行へ来ても揺さぶられないほどの信頼を築き上げていってください。

地元の1プロレスファンとして応援しています。

【7/28追記】

つがるプロレスのFacebookページより、gosaku選手に対し、今後一切オファーしないとの報告がされました。

看板であるgosaku選手にオファーしない、ということは、gosaku選手抜きのつがるプロレス興行になる可能性もありえます…。

ただし、このような一文も。

しかしながら、7月24日のメイン終了後の
リングで、再起を誓っており、しっかり
体調管理に、努めており、尚且つ自ら出場
アピールをするのであれば、全てを否定するものではなく
可否はフロントで判断致します。

4ヵ月弱、しっかりコンディションを仕上げて、自分から出場したいとアピールし、フロントがその姿勢を認めれば参戦できるかもしれない、と読めます。

つがるプロレスのホームページFacebookページのカバー写真からは既にgosaku選手の姿が消えました。
(なぜか選手紹介からTAKEMARU選手も消えて、弘前城に閉じ込められているひろさきさくら選手しかいない…)

ゼロからの、いや、マイナスからの再出発。
4ヵ月後にどこまでたどり着けるのか、フロントを、ファンを、驚かせるような大逆転ができるのか?

その姿を見せるのもプロレスラーという生き方ですね。

【11/20追記】その後の第三戦レポート


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