つがるプロレス旗揚げ戦、あの船木誠勝と並び立つgosakuの姿に続けるつよさを見た
前回に続いて、つがるプロレス旗揚げ戦のレポートをお届けします。
メーンイベントは弘前市の弘前大学教育学部附属中学校OBタッグ、船木誠勝&gosaku、TAKEMARU対ミスター雁之助&ガッツ石島、神楽です。
なお、TAKEMARU選手は附属中出身ではありません。
なぜか、当日になってのカード変更で6人タッグマッチになっていました。
開始前~セミファイナルまでのレポートはこちら>つがるプロレス旗揚げ戦、波瀾万丈の幕開け
船木誠勝(47)の肉体美を刮目して見よ!
メーンは1人ずつがテーマ曲をかけての入場。
ミスター雁之助チームがリングインした後に、まず最初に船木誠勝選手が入場しました。
そして、TAKEMARU選手、最後にgosaku選手がリングイン。(以下、敬称略)
コールを受けるときに船木がTシャツを脱ぐと、場内からどよめきが!
1969年生まれ、47歳でこの肉体美はすごいですね!
さすが、肉体改造の個人フィットネスジムをこの4月に開設しただけのことはあります。
参考リンク>ホーム - saturn-masa ページ!
(あ、ホームページJimdoで作ってる)
最後にコールを受けるgosaku、試合はいきなり乱闘へ
つがるプロレス看板選手のgosakuは、6人の最後に入場し、コールを受けるのも最後。
大トリ的なポジションです。
まさか、「あの」五所川原吾作だったgosakuが、
「あの」ハイブリッドレスラー船木誠勝と同じリングで、同じタッグで、しかも最後にコールを受ける光景を見るとは……。感慨深いです。
なお、船木のコール時には「弘前大学附属中学校昭和60年卒~」、
gosakuのコール時には「弘前大学附属中学校平成4年卒~」と紹介されていました。
船木が47歳、gosakuが39歳、8年差の先輩後輩なのですね。
ゴングを待たずして雁之助チームが乱闘をしかけます。
上の写真も、よく見ると走り出しかけていますね。
ミスター雁之助が船木を捕まえて場外乱闘へ。 なにやらうれしそうな顔をしています。
雁之助にとっても、船木と絡むのは初めてでしょうか。
邪道インディーと呼ばれたFMWで育った雁之助が、新日本プロレスのエリートコースから飛び出して格闘技路線に進んだ船木と闘っている図もすごい。
リングに戻っても、隠し持った紐で船木の首を絞めるなど、レフリーの目を盗んで反則攻撃を繰り出す雁之助。 おお、船木がチョークスリーパーじゃなくてチョーク攻撃をされているなんて!
場外乱闘は続く
試合はところどころgosaku軍が反撃するものの、ラフファイトに傾き場外戦へ。
ガッツ石島がパイプ椅子でgosakuを殴りつけるなどして、額から流血させます。
一方船木は…
つがるプロレスで個人的にツボったのは、雁之助に場外乱闘で壁に叩きつけられた船木が、そこにあった婦人物ぽい傘を手にズンズンと歩いて行き、雁之助がうろたえていたシーンでした。 pic.twitter.com/4W5fJZazKl
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2016年4月4日
わたしの目の下の壁に叩きつけられた船木、傘を手にノシノシ歩いていました。
…結局使わなかったけど、「すわ、ハイブリッドレスラーの凶器攻撃!?」とドキドキしました。
リング上でもgosakuの傷口が攻撃されます。
あ、息子はセミファイナルから観戦脱落して、休憩コーナーで遊んでました。
流血みたら大騒ぎになるから、引っ込んでてくれてよかった。
そして、やっとのことで船木にタッチ!
スーパー船木タイムキター!
リングインした船木、まずは神楽にミドルキック!
小柄な神楽の身体が浮き上がります。
さらに胸板にキック!
ガッツ石島にもキック!
華麗なるスーパー船木タイムでした。
神楽に必殺技ハイブリッド・ブラスターも炸裂させていました。
このあたり、とてもプロレス的ムーブです。
試合は終盤へ。
WヘッダーのTAKEMARUもキビキビと飛んで空中殺法を決め、
ミスター雁之助は「ハヤブサー!」と叫んでから、先日急逝した盟友の得意技「ファルコン・アロー」を繰り出し、流れは二転三転します。
パワーボムからの喉輪落としでgosakuの勝利!
敵味方6人が入り乱れる中を、gosakuが神楽にパワーボムでたたみかけます。
しかし、ここはカウント2.9で返される!
さらに、のど輪落とし!!
(「弘前城落とし」でしたっけ?)
「1、2、3ーー!!」
カンカンカン!! ゴングが打ち鳴らされました。
gosakuチームの勝利です!
闘い終わって大団円
遺恨マッチではないので、雁之助チームともたたえ合うノーサイド。
#つがるプロレス 旗揚げ戦、フィナーレの大団円。
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2016年4月3日
なんか、ウルっときた。船木誠勝、ミスター雁之助、ガッツ石島、他にも出場選手のみんな、遠く弘前まで来てくれてありがとうー!!(敬承略) pic.twitter.com/aWeeSKen9P
試合が決まるまで色々あったそうだけれど、
旧FMWで同じ釜の飯を食って育ったミスター雁之助との絆が、
出身校が同じというだけの理由で大阪から駆けつけてくれた船木との縁が、
そして、様々な苦難を乗り越えてそれでもリングに上がり続けたgosakuの続ける力が、
この光景につながっている…。
そう思うと、なんだか目頭がジーンとしてきました。
フロントの人たちも、レスラーもみんな、本当にがんばった!
試合後はgosakuから、船木への感謝、集まった観客への感謝がのべられました。
「こんな自分ですが、これからも一生プロレスを続けていきますので、応援よろしくお願いします!」
アピールが不器用なgosakuがしっかりと喋っていました。
けっして天才レスラーではなく、看板選手になるのもつがるプロレスが初めてのgosaku。
しかし、ずっとリングに上がり続けてきたこと、全国津々浦々、どんな小さな村にも行ってお客さんの前で身体を張り続けてきたこと。
その「続けていく強さ」に勇気をもらいました。
次回のつがるプロレス大会は7月下旬の予定とのことです。
Facebookページに「いいね!」しておくと、情報が流れてきますよ。
>つがるプロレス
今大会のメイン前の試合レポートは↓こちら↓です。