父と弘前歩き。太宰治の「まなびの家」旧藤田家住宅を訪ねてきた
弘前の行きそで行かないとこへ行こう企画 with 父。
この10月の3連休の間に、北海道からわたしの父が弘前観光に来ていました。
父といっしょに弘前市内を観光してみると、また今までと違う景色がありました。
まずは初日の到着後に旧藤田家住宅、太宰治まなびの家を訪れましたよ。
フィンランド人の足跡を訪ねるツアーでした
父は元高校教諭で英語を教えていました。
そして、退職後からフィンランド語を勉強しています。
最初は札幌の教室まで通い、今はSkypeで受講しています。
6年前に、1週間のフィンランド旅行に行ったことがあり、わたしもお供しました。
旧ブログ>Alternative Note: フィンランド旅行
今取り組んでいるテキストには、フィンランドから来た人が太宰治の足跡を訪ねて弘前をめぐる下りがあり、その場面に出てくる場所を実際に見てみたいということでした。
目的地はこんな場所です。
- 弘前城
- 太宰治ゆかりの地
- 最勝院の天井を支える鬼
- 弘前の美味しいパン屋
まずは、太宰治が弘前高校(現在の弘前大学)に通う間に下宿していた旧藤田家住宅へ。
旧藤田家住宅とは?
この建物は、大正10年(1921)に建てられた「中廊下型住宅」といわれるものです。
通り土間が建物内を縦断し、北側の台所や小部屋と南側に居間(常居、個室など)を配列する平面の形式で、大正時代に誕生した新しい住宅様式として貴重なものです。
また、旧制官立弘前高等学校に通学した津島修治(のちの太宰治)が、昭和2年から5年まで止宿した家でもあり、居室となった2階の奥の部屋から往事を偲ぶことができます。
旧制官立弘前高等学校というのは、弘前大学の前身とのことです。
入口の戸を開けると、在りし日の太宰治の姿が見られますよ。
住宅としても、大正デモクラシーの影響を受けた作りになっています。西欧の考え方が入ってきた頃の時代の雰囲気を感じられます。
こちらには弘前市から指定管理を受けているペンクラブの方が常駐していて、建物や太宰治のガイドをしていただけます。
太宰治の青春時代にふれる
2階には太宰が住んでいた個室があり、これがまたいい場所でした。
部屋に謎の数式のようなラクガキしたり、義太夫や京趣味にはまったり、ポーズをつけた写真があったり、下宿人とは思えないほどのいい暮らしをしている姿が見えます。
太宰作品は「人間失格」を含む数編しか読んでいないので、ファンの人には怒られそうですが、
「後に文豪になってよかったねぇ」
と思ったり。
でもきっと太宰ファンはそういう人間的な弱点も含めて好きなんでしょうね。
今回、展示資料写真の二次使用は控えてくださいということだったので、どこまで載せてよいかわからない部分があり、中の写真は載せていません。
朗読など色々とイベントも開催されているので、近くの方は実際に足を運んでみてください。
【旧藤田家住宅 太宰治まなびの家】
住所 青森県弘前市大字御幸町9番地35
TEL 0172-39-1134 (平日 10:00~16:00)
公開時間 10:00~16:00
休館日 12/29~1/3
ホームページ 太宰治まなびの家
Facebookページ 太宰治まなびの家
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