父と弘前歩き。最勝院で四体の鬼を探すクエストしてきた


弘前行きそで行かないとこへ行ってみようツアー with 父の第2弾です。
この日は息子もいっしょに最勝院へ。

先月、夫と彼岸花を見てきたばかりですが、全然気づかなかった鬼の姿を発見してきましたよ。

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五重塔で龍と鬼を見つけるクエスト

父のフィンランド語テキストによると、フィンランドからの旅行者が弘前旅行をした際に、五重塔があるお寺に来たそうです。

そこには、龍が珠を持つ水場があり、四体の鬼が天井を支えているらしい。
そして、回すと願い事が叶う車輪があるのでそれを見たいということです。

…なんだかRPGのクエストっぽくなってきました。
いいでしょう、太宰治の足跡を訪ねたフィンランド人の足跡を訪ねる父に寄り添うクエストを達成させようじゃないですか。

あ、あれっぽい!


宝珠を持つ龍神が水屋にいました。

宝珠を持つ龍神が水屋にいました。


願い事が叶う車輪も発見! まぁ、これは前回来た時も見ていました。


輪廻塔

輪廻塔


100円入れて願い事を念じて回す「輪廻塔」です。


父、孫のために100円払ってくれました。

「お願い事を言いながら回してごらん」

息子、精いっぱい背伸びをしながら回転させます。



「宇宙飛行士になれますように」

うんうん。
と、半回転したところで、

「お金持ちになれますように!!」

なんか、いきなり現実的な願いに変わった!?

この頃、お金というものに執着している息子でした。

見上げるとそこに四体の鬼が!

ふと目線を上に上げると、そこには木彫りの鬼が鎮座していました。

おお、これだ!?

四方向にそれぞれ喜怒哀楽の表情を浮かべていました。


喜

怒

哀

楽

「楽」がめっちゃリラックスしてるのがいいですね。

なぜ、鬼が天井を支えているのかは最勝院のホームページに解説があります。

光明真言を支える鬼達『護法四善鬼』

 鬼達は元々よこしまな鬼、つまり邪鬼であった。邪鬼は正しい教えや言葉に耳を貸さず悪の道に浸りきり、世の中の人を悲しませ、怒らせ、邪悪な快楽の世界へ誘う悪行を繰り返し、困らせ続けてきた。そこで、如来は忿怒の形相を示現し明王に姿を変え、教令(如来の教え)に従わせることにより邪鬼達をも迷いの淵から救い出そうと強く強く働きかけたのである。
そして、その結果邪鬼達は改心し善鬼として如来の教えを信奉してゆくこととなった。この四体の善鬼達は人の感情を現す 『喜怒哀楽』の表情を呈しつつ、仏法を護るべく天井の光明真言を今も渾身の力で必死に支えているのである。この最勝院の鬼達を『護法四善鬼』(喜鬼、怒鬼、哀鬼、楽鬼)と呼ぶ。

金剛山 最勝院より引用)

これは解説の一部です。

金剛山 最勝院を見ると、もっと色々な伝説や由来が収録されています。

また次に行く時は新しい気づきがありそうですね。

平和の鐘を3世代でついてきました


平和の鐘

平和の鐘


ここには「平和の鐘」というものもあります。

こちらも100円を寄進して、1回つくことができます。

最初はわたしと息子が、次に父と息子がついて、3世代で平和の鐘を鳴らしてきました。


父と息子が鐘をつく

父と息子が鐘をつく


少しでもこの子が育つ未来が、平和に近づきますように…。

彼岸花はもうすっかり散って跡形も無くなり、紅葉がいっそう進んでいました。



さて、次は弘前の美しい美味しいパン屋さんを探すクエストです!

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