【2024年】津軽一代様ってなに? という方の為に一覧MAPつくりました
津軽に来て初めて知った風習の一つ。
津軽一代様のことをご紹介します。
初詣の「一代様」というシステムを聞かされて戦慄している。自分の干支によって参拝する神社が決まっているんだって。津軽すごい。
Posted by りんご飴マン on 2015年12月19日
津軽一代様(つがる いちだいさま)とは?
津軽地方では江戸の藩政時代から、自分が生まれた年の干支を守り神として信仰する風習があります。
新年や人生の節目節目には、その干支を奉ったご本尊をお参りしてきたそうです。
家族それぞれ干支が違えば、お参りする神社(寺)が違うわけです。
●参考リンク
津軽一代様一覧表
津軽一代様 | 一般社団法人 黒石観光協会のデータを元に、レイアウトを変更して一覧表にしました。
干支 | 守本尊 | 津軽の一代様 | 所在地 | 名称 | TEL |
子 | 千手観音菩薩 | 目屋の清水観音 | 〒036-1441 弘前市桜庭清水流104 | 多賀神社 | 0172-86-2952 |
丑寅 | 虚空蔵菩薩 | 百沢の虚空蔵様 | 〒036-1343 弘前市百沢字寺沢29 | 求聞寺(ぐもんじ) | 0172-83-2373 |
卯 | 文珠菩薩 | 最勝院の文殊様 | 〒036-8196 弘前市銅屋町63 | 金剛山最勝院 | 0172-34-1123 |
卯 | 文珠菩薩 | 茂森(兼平)の天満宮 | 〒036-8273 弘前市西茂森1-1-25 | 天満宮 | 0172-32-5796 |
辰巳 | 普賢菩薩 | 愛宕様(勝軍地蔵) | 〒036-1302 弘前市大字愛宕字山下63 | 橋雲寺(きょううんじ) | 0172-82-3429 |
午 | 勢至菩薩 | 袋の観音堂 | 〒036-0412 黒石市袋字富岡112 | 白山姫(しらやまひめ)神社 | 0172-52-5516 |
未申 | 大日如来 | 大鰐の大日様 | 〒038-0212 大鰐町蔵館村岡12 | 大円寺 | 0172-48-2017 |
酉 | 不動明王 | 古懸の御不動様 | 〒038-0102 平川市碇ヶ関古懸門前1-1 | 国上寺 | 0172-45-2446 |
戌亥 | 八幡大菩薩 | 弘前の八幡様 | 〒036-8057 弘前市八幡町1-1-1 | 弘前八幡宮 | 0172-32-8719 |
こうしてみると、丑寅(うし・とら)、辰巳(たつ・み)、未申(ひつじ・さる)、戌亥(いぬ・い)は同居していますが、子(ね)、午(うま)、酉(とり)は独立していて、卯(う)は2カ所にあるんですね。うさぎ、すごいな。
津軽一代様の一覧Map作りました
上のリストをCSV形式で書き出して、GoogleMapにアップロードして…一代様MAPを作りました。
作業時間15分くらいです。
ピンの立っているところを押すと、情報が出るようになっていますよ。
もし、なにか違うところがありましたら、お知らせください。
こうして見ると、黒石市の山の方あり、大鰐、碇ヶ関あり、目屋など岩木方面あり、けっこう広いエリアですね。
一日で制覇するのはちょっと大変そうです。
辰年・巳年の一代様は愛宕の橋雲寺
2024年辰年、2025年巳年の一代様は愛宕(あたご)の橋雲寺(きょううんじ)になります。
現在の本殿は鳥居を車でくぐって坂道を登り(登れない車もいる)、左手にあるのですが、昔はもっと奥の方だったそうで。
そちらにも行きましたが、運動不足のわたしはハアハア息が上がってしまいました。同じく運動不足のはずの息子に置いて行かれてましたね。
なお、1月1日~3日は事故多発のため境内への車での乗入れ不可とのことです。
Google Mapの口コミを見ると登れなくてスタックする車とか、人にぶつかったりとか色々あったようです…。
卯は最勝院と天満宮の二カ所に奉られています
なぜか2カ所に奉られている卯、その一つは五重塔で有名な最勝院になります。
以前、こちらの記事で卯年の一代様をご紹介していました。
もう1カ所は茂森の天満宮。
弘前公園から徒歩圏ですが、隠れた桜の名所です。
どちらも行きやすい市街地にありますね。
春の桜、秋の彼岸花を見に行く時に寄ってみましょう。
秋に丑寅の求聞寺へ行って来ました
10月に西目屋・相馬方面を夫とドライブした時に、丑寅の守り本尊がある求聞寺を訪ねていました。
秋のドライブ、弘前市街地~東目屋地区~西目屋村~相馬ダムをGoogleマップ見ながら走ってきました | さいとうサポート
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わたし、1974年生まれの寅、息子は2009年生まれの丑ですからね。
うちの場合は、ここにくれば2人分は済むわけです。
86世代のりんご飴マンも、イケダハヤトさんも、はあちゅうさんも寅年ですから、津軽一代様のお参りはこちらですよー。
ちなみに、ここは岩木山神社の裏手にありますが、車一台通るのがギリギリな石橋を渡ります。 絶対に凍結したり雪に埋もれた時に通るのこわい…。
けっこう長い石段を登って、ようやく境内に着くと…
いました丑と寅!
鐘を鳴らそうとしたらカメムシがいました。
ゴーンってできない…。
2018年~2019年は戌亥、弘前の八幡様
2018年の戌(いぬ)年、2019年の亥(い)年は、弘前市八幡町の「弘前八幡宮」です。
丑寅(うしとら)、辰巳(たつみ)、未申(ひつじさる)と同じく同居型です。
2018年は大きな絵馬に書かれた戌、2019年には亥の絵馬がかかっていました。
奥の本殿は江戸時代から400年の歴史がある国指定重要文化財とのことです。
- 住所:弘前市八幡町1-1-1
お正月には中まで車で入れません。近隣施設の駐車場を利用しましょう。
【201801】はちまんわんこ&はちまんうりぼうにご対面
初詣もちょっと落ち着いた頃に、参拝に出かけました。
しかし、戌亥の像を見かけません。
先日、友人から昨年の時に撮影したというかわいい木像の写真を見せてもらっていたので、どこかにはあるはず。
巫女さんにうかがったところ、拝殿にあるとのことでした。
祈祷も終わった時間帯でしたので、ご許可をいただいて中に入り、撮影させていただきました。
「はちまんわんこ」「はちまんうりぼう」は弘前八幡宮旧二の鳥居を解体した木材により製作されたものです。
長い間神社を守って参りました鳥居が、一代様であるいぬといのししとなり新しい形でよみがえりました。
平成24年=2012年ですね。
木像なので屋内にあるのかも。
つるんとしたかわいいフォルムです。
津軽に来たときは一代様へ
意外と津軽の人は独特なことに気づいていないという一代様。
東北には県外にもルーツがあるようですが、今もこうして生まれ干支の神社を参拝しているのは珍しいですね。
うちの場合は、幸いに子年の夫も岩木方面の一代様なので、楽に全員のお参りができそうです。(登り下りの苦労はありますが)
毎年、近所の神社に初詣に行っていますが、来年は一代様詣でをしてみましょうか。
旅行でいらした方も機会があれば、ご自分の干支の一代様をお参りしてみてはいかがでしょうか。
子年の多賀神社へ行った時の記事↓
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