選択されているタグ : 弘前 , レポート , music

【弘前で】憧れのおおたか静流さんに会えて涙してきた話し

おおたか静流さん(写真右)と斎藤

おおたか静流さん(写真右)と斎藤

まさか、こんなことがあるなんて……!
と、当日は夢見心地だったこと、流れ去る前に書き留めておきます。

10代の頃に大ハマリしたヴォーカリスト・おおたか静流さんと、弘前で2ショット撮影していただくことができました!

もちろん、その前には専求院のお堂に響く歌声も、のびのびと音を楽しむ楽器も、間近に堪能しました。本当に涙あふれて止まりませんでした…。



その歌声にハマったのは30年近く前のことでした

たぶん、おおたか静流さんの歌を始めて聞いたのは、このCM。

喜納昌吉さんの「花~すべての人の心に花を~」をカバーした歌声がおおたか静流さん。(映像に出ている方はモデルさんです)


それに映画「シコふんじゃった」の劇中歌で「悲しくてやりきれない」、エンディングで「林檎の木の下で」をカバー。


FF(ファイナルファンタジー)3のイメージアルバムとFF6のCMに使用された「Roaming Sheep」。

それまでのアジアンな声のイメージと大きく違う歌声でした。


10代後半の当時、わたしは人より低い声にコンプレックスがありました。

その反動なのか、美しい声を自在に操る女性ヴォーカリストに熱中していました。

遊佐未森さん、谷山浩子さん、上野洋子さん、さねよしいさ子さん、そしておおたか静流さん。

NHKスペシャル「大英博物館」のサントラに静流さんが参加されていると聞けば買い、テレビの深夜番組「WOOD」に出演して30分近く様々な楽器と戯れながら歌う姿を録画して繰り返し見て、友だちとCDやカセットテープを貸し借りしたりしていました。

20歳から東京の小金井市に住み、たまたま近くの江戸東京たてもの園で野外ライブがあった時は、自転車で駆けつけて行きました。

そのおおたか静流さんが、ここ弘前の、先週キセカエヤでお人形服づくり講座をやったばかりの専求院さんで、コンサートをする!

しかも、入場無料!!

なんということでしょう。


「Dr.中路の健康ひろば」というイベントでした


イベント情報ポスター

イベント情報ポスター

肝心なイベントのタイトルですが、「Dr.中路の健康ひろば」といいます。

五所川原市金木の斜陽館、弘前の専求院、同じくヒロロと3日連続の開催で、ベネッセの方が当日スタッフをしていました。

Dr.中路といえば、弘前大学医学部の教授で青森県の短命県返上に取り組んでいる先生です。

実はわたしもそういう先生が弘大におられるのは新聞などで知っていましたが、お名前が「なかじ」とお読みすることもこのイベントで初めて知りました。


専求院のお堂にて

専求院のお堂にて

2時間のうち前半は、中路先生と青森出身で作家の山内史子さんとの健康トーク。

客席前方は座布団席、真ん中から後ろは折りたたみ椅子席でした。

檀家の方が多いのか、年齢層は高め。

青森の料理はどうしても塩気が多くなりすぎるので気をつけること、何より継続的な運動を、という言葉にうなづいておられました。

わたしも在宅ワーカーだし、息子もゲームやYouTube大好きっ子のインドア派、どうやって運動習慣をつけるかが課題です。

青森県、子どもの肥満率も高いんですよね…。


「でんでらりゅうば」で手遊びから歌謡曲まで


そして、後半、おおたか静流さんが登場。

と言っても、前半もずっと客席後方でご覧になってたので、わたしはドキドキしてました。

わたしの周りのママさんたちにとっては、おおたか静流さんといえばEテレ「にほんごであそぼ」で「でんでらりゅうば」他、日本の童謡を歌う人。

この日も前の席にいた子どもたちと、「でんでらりゅうば~でてくるばってん」と手遊びから入りました。

中路先生が九州のご出身なので、でんでらりゅうばの歌とは縁が近いのですね。

手遊びの解説・練習もして、ご年配のお客さんもごいっしょに、と歌います。

声のおえかきコーナーでは、客席の皆さんも登壇者もいっしょになって静流さんの指揮に合わせて、大声で笑ってみたり泣いてみたり、高い声から低い声まで、声で遊ぶ体験をしました。

なんだか、体中がポカポカとあったまり血流がよくなったようです。

自然と涙がこぼれる歌声

ソロで歌われていた歌は順番は思い出せませんが、
首里城の再建を願って歌う沖縄民謡、
シコふんじゃったで歌われていた「悲しくてやりきれない」、
お母様を思って書かれたあじさいの歌、
唱歌・赤とんぼ、きらきら星、
「花~すべての人の心に花を~」

青森ツアーに合わせて選曲されたのか、
「林檎の木の下で」「リンゴの歌(赤いリンゴに口びるよせて~)」「リンゴ追分」「大きなリンゴの木の下で」のメドレーもありました。

様々な「楽器」と、たぶん元々お寺にあった鐘(鐘もお持ち込み)で、お子さんたちも演奏。

そうそう、このツアー、伴奏を弾く人は帯同しておらず、すべて静流さんが鳴らしながら歌うか、客席参加型で「演奏」されていました。

ちっちゃな女の子が叩くお寺の鐘の音が、とてもいい雰囲気でした。

わたしはもう、静流さんの歌をこんなに間近に(半径5メートル以内)聞けていることで感激していて、写真とか記録系はいっさいとっていませんでした。

赤とんぼの「十五でねえやは嫁にゆき お里のたよりもたえはてた」で涙ですよ!

それに、あの歌声。

とても、60代になられているとは信じられない。

女性は年齢とともに声が低くなると言われていますが、CMと同じく「花」の高音域も、ささやくように歌う声もよく響きました。


持ち込まれた楽器の数々

持ち込まれた楽器の数々

楽器の一つ、サリーちゃん

楽器の一つ、サリーちゃん


あんまりあなたがすきなので


昔買ったCDにサインを入れていただく

昔買ったCDにサインを入れていただく

終演後、涙をかわかしながら、楽器などを撮影させていただいていると、専求院の麻矢さんが「こちらの方、大ファンなんですって!」とわたしを静流さんにご紹介してくれました。ふああぁ!

もう、なんだかふわふわしてたのですが、ちゃっかりとわたしは10代の頃に買ったCDとサインペンをジップロックに入れて持参していたので、いそいそと取り出してサインを入れていただきました。

あのお金のなかった頃に、ちゃんと銀盤を買って、その後も何度も引っ越しながらもキープし続けていた自分をほめたい。

そして、最初の2ショット写真を撮っていただきました。(撮影していただいたのは、ご住職の息子さんです)


1枚目は緊張気味

1枚目は緊張気味

2枚目でニッコリ

2枚目でニッコリ


小金井市での野外ライブのことも覚えておられました。

10代の時にその歌声に出会って、20代の時にステージを客席の後方で見て、40代でこんな風にお話ししたり腕組んで写真を撮る未来が来るとは。

あんまり好きすぎて、みんな夢の中のようなので、長居せずにお寺を後にしました。

「生きてきてよかったなぁ!」と思うために健康って大事なんだな、と腑に落ちた日でした。



↓専求院さんのブログ↓


おおたか静流さんの曲、あまり音楽配信サイトに入っていないようなので、また中古CDを地道に探していこうかな…。

10代の頃、友だちからカセットテープやMDにコピーしてもらってた曲はもう再生装置が無いから。

↓おおたか静流さん公式サイト↓




【関連記事】




Facebookはこちら

Twitterは気軽にやってます