ママ起業だから、優雅にやってるってわけでもないですよ
月初につき、保険申請書まとめの繁忙期に入っています。
起業家の会合にも行きたかったけれど、残念ながら夜は身動きできませんでした。
わたしの場合、パートナーが勤めていて定額の月給をいただいているからできることもあり、子育てをしていて、(一応)家事もしているから、できないこともあり。
どちらがいいというわけでもないよね、というお話し。
男性の起業家から言われたこと
以前、異業種の交流会で、初めて会った年上の男性に言われたことがあります。
「ご主人は何してるの? お勤め? ああ、じゃあ、いいよねぇ」
「自宅事務所? って、自宅だよね(笑) じゃあ、いいよねぇ」
何が? って、言えませんでしたね。
せいぜい、
「でも、これだけは稼がなきゃ、という目標はあります」
と言うくらいで。
「そりゃあ、そうでしょうねぇ(笑)」
で、その方とのお話しは終わりました。
後でもやもや。
もっと、はっきり言えばよかったのかな。
経費さっ引いて月8万は最低限家計に入れないと、貯蓄どころか月々の生活が赤字になるから、そこは最低ラインです。とか。
なんて、真っ向から反論するほど、気が強くないのです。 そこで燃える意味も無いですしね。
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規模が違えば尺度も違う
男性の、と言うよりも、起業時に大きなリスクを背負ってスタートするような事業主と、わたしのように基本在宅ワーカーで、副業から成長して開業するようになった事業主では、扱う金額が違います。
店舗を借りたり、仕入れをしたり、広告費をかけたり。
その為に自己資金を用意して、銀行や公庫から融資を受けて、それを利子も含めて数年がかりで返していく。
規模が大きくなれば従業員を雇い、その生活も背負っていくことでしょう。
どこかの社長のように、助成金や融資で現金が入ったら人を雇い、お金が尽きたら解雇する、という人はそうそういないはず。
きっと、たくさんのプレッシャーを背負い、トラブルを乗り越えて来たことと思います。
だから、わたしのように、ほとんど経費をかけずに自分とパソコンと通信機器だけで仕事をしているというのが、ずいぶんお手軽に見えたことでしょう。
夫が勤めていて、定収入を得ているということも。
たしかにわたしの仕事が、まったく途絶えたとしても、その月のうちに生活費が底をつくということはありません。
あの「(笑)」には、(お気楽でいいですね)ぐらいの含みを感じたのは、気のせいでしょうか。
兼業主婦事業主の暮らしと仕事
「兼業主婦事業主」って、何か回文みたいですね。
朝と夕方、子どもを保育園に送り迎えして、洗濯して干してたたんでしまって、夕飯を作って、買い物をして、掃除もたまにして、家族に関する手続きとか、銀行の処理とか、予防接種とか、そういう事と同時並行してやってます、とか。
子どもが病気やケガをしたら、まず自分が休んで看病と後の采配をしなきゃならないとか。
「そういう条件で、あなたは今の事業をできますか? 」
とは、あの時に言えなかった言葉。
かの男性が独身か妻帯者かは存じませんが、他人の生活も見ながら仕事をする難しさを体験してみてほしいものです。
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