あなたは「書き言葉」の人? それとも「話し言葉」の人? 自分がわかると苦手意識も変わります


人と会った時、
「この人は『書き言葉』タイプだな」
「この人は『話し言葉』が魅力的な人だな」

と、こっそり感じています。

ここで言うのは、
「書き言葉」=公用文書に使う言葉
「話し言葉」=話したままの言葉、口語体
という分類ではありません。

「書くように考えるのか」
「しゃべるように考えるのか」
どちらが優先しているのか?
という、その人のクセの観察です。

これを意識していると、無用なコンプレックスを持たなくていいんじゃないかと気づきました。

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「書き言葉」優先タイプの特徴

  • 本や文章を読むのが好き
  • ものを考える時は文章を思い浮かべるように考える
  • 人と話している時は聞き手になることが多い
  • 聞いていて感じたことを口に出すのに時間がかかる
  • もうその時は次の話題に移っているので、出さなかった言葉が残る
  • そのうち、たまっていた言葉を「書く」ことで出してやる

仕事でもないのに長々とブログを書いていることからわかるように、わたしは「書き言葉」が強いタイプです。
このブログなどは口語体でしゃべるように書いていますが、文章です。
インタビューや自己紹介など、話すことで表現するのはあまり得意ではなく、レポートや寄稿で提出する方が気が楽です。

同じ職場でも「書き言葉」タイプと「話し言葉」タイプでは得意なジャンルが違います

コールセンターで9年も「話す」仕事をしてきましたが、正統な敬語、オペレーションはマニュアルという文書が元になっています。
お問い合わせ対応などインバウンド(受信)業務は得意でしたが、アウトバウンド(発信)の特に営業獲得系業務は苦手でした。
あれはマニュアル通りに話すだけではダメですね。
いかに電話口のお客様の心に飛び込んで共感を引き出すかなので、話し言葉の強みがある人が成約をよく取れていました。
逆に、クレーム対応は、お客様の言葉を傾聴した後に、その訴えの要点をレポートにまとめてクライアントに提出しますので、書き言葉が強いタイプの方がよかったです。

「話し言葉」優先タイプの整理収納コンサルタント後藤えいこさん

わたしがそのタイプではないので例に出して申し訳ないのですが、
4月に弘前で講座を行った整理収納コンサルタントの後藤えいこさんは、「話し言葉」優先のタイプです。

札幌で部屋が大変なことになった時、整理収納コンサルタントの後藤えいこさんと出会いました。
最初はネットで検索して、まだ数少なかった札幌の整理収納アドバイザーのブログを見て回りました。
そこで見つけた後藤さんのブログは↓こちら。
エコ・スタイル 片付け大好き♪ごっちの整理収納徒然/ウェブリブログ



後藤さん、ほとんど話しているように書いています。



ブログだけ見ていると、文章がフワフワしていて、顔文字も多くて、
(本当にきっちり整理整頓するプロなの?)
と、最初見た時は思いました。

でも、後藤さんに依頼したのは、なぜか? →とても近所だったから(すみません)

そんな出会いでしたが、汚部屋に来て頂いた後藤さんは、たしかにプロでした。
整理収納の理論の説明もわかりやすいし、接客経験が長いだけに物の扱い方や立ち居振る舞いなどもしっかりしていました。
おかげさまで台所も格段にすっきり使いやすくなり、自分のモチベーションも上がってその後の整理収納につながりました。
整理収納コンサルタント後藤えいこさんとの出会い

そして、弘前に招聘して整理収納・ファイリングの講座を行った時、
初対面の人、多数の人を前にした時の話しっぷりを見て、あらためて感じました。
この人は話し言葉が強い!
話している時の言葉に説得力がのっているのです。
後藤えいこさんに5日間密着して学ぶ整理収納のツボ!


話し言葉優先タイプの人の特徴

  • 話しながら考えることができる
  • 話していると表情やジェスチャーも自然に出てくる
  • 講演のように1人で話し続けることも苦ではない
  • メールやブログに顔文字やスタンプが多い
  • 文書を書くのは時間がかかる
  • 喋ったことを書くことはできる

どちらが優先かわかれば、苦手なのも納得できる

わたしは人前で話すことや、グループでの会話についていけないことが、コンプレックスでした。10代から20代の頃です。
今は、「自分は書く方が強い」と意識しているので、たとえうまく自己紹介できなくても、グループでのお茶会でちょっとしか話せなくても、そう落ち込みません。
たまった言葉があれば、後でブログやSNSにでも書けばいいのです。
あるいは、ノート等に書いて人に見せなくてもいいのです。

逆に文章を書けない、と苦手意識を持っている人は、
「自分は話し言葉優先タイプ」と受け入れることで、単にそれは個性なんだと割り切るのはどうでしょう。
書かなきゃならない時は、対面でも電話でも誰かに思っていることを喋って、それから書き始めるとすんなり書けそうです。

どちらのタイプでも、社会に出ていれば話さなくてはならないし、書かなくてはならない場面もあります。
そこは積み重ねで力をつけていく部分なので、「こっちは得意じゃないんだけどな~」といいながらでもやっていけば、最低限はなんとかなるんじゃないか、というのが40歳になって思うところです。
相変わらず話す営業は苦手なので、書くことで発信するとかですね。
パソコンの使い方や事務代行についてのご相談、お待ちしています。

言葉になる前に、別の手段で昇華するのもアリ

ここまで書いてきて、喋ることも書くこともしないタイプに思い当たりました。
そう、上の分類は言葉の出方のタイプです。
言葉になる前の、もやもやした気持ちを表現するのは、他にも色々あります。
音楽、創作、スポーツ、ダンスなどなどですね。スキンシップもあります。
そこで昇華されてしまえば、言葉として出てくる必要もなくなります。

苦手なことに目を向けすぎて、自分へのダメ出しをするよりは、あなたの得意なことで心のモヤモヤを出してみませんか?

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ふだん何気なく使っている
「~が」と「~は」(例:わたしが斎藤です、わたしは斎藤です)の違いなど目からウロコの文章読本です。
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