学校による「不登校の理由」調査が当事者から遠すぎる件


息子が通う小学校も「二学期制」というなじみのうすい区切りが過ぎて、後期が始まっています。
相変わらず、息子の登校モチベーションは一進一退を繰り返しており、それによって親であるわたしたちも学校まで付き添いしたり、玄関で見送ったり、時には欠席の連絡をしたりを行ったり来たり。

この道ーはーいつか来たみーちー
あぁぁああーーーーーー
そおおうだよおおーーーーーーー


と、登校付き添いした後の帰り道で口ずさんでいます。
学校に行くってどういうことなんでしょうね、本当に。


投稿者名 斎藤美佳子 投稿日時 2016年10月18日 | Permalink

青森県内で始業式前後に続いた中学生の自殺…。不登校児だったハハが息子に伝えたいこと


青森県は先週から夏休みが明けました。

小学1年生の息子、33連休が終わり、あくびしながらブーたれながらの登校です。

身体の割に大きなランドセルを背負って、終業式に持ち帰っていた上履き袋、サブバッグ、給食袋、水彩絵の具セット、プールバッグなどなど、少しずつ3日間かけて持って行きます。

あんまり時間ギリギリに出るから、わたしが手を引いて急がせたら、思い切り転んで膝をすりむいてしまったり。
ええ、ギャン泣きでいったん帰宅して手当てして、遅刻決定です。ごめん。

かつて、わたしは小学5年生の3学期から中学校卒業まで不登校していました。
一応、それまでは学校に行っていましたが、幼稚園の頃からイヤイヤで、よく親や先生に手間をかけました。

今また、自分がその立場になって思うこと。
「そりゃあ、楽しく学校に通って、勉強したり、スポーツをしたり、友だちと遊んでくれていれば、親は安心。でも、命を削ってまで行くところではないからね

そんな元不登校児の母が、夏休み明けを迎えて思うこと。


投稿者名 斎藤美佳子 投稿日時 2016年08月30日 | Permalink

中卒労働者が「中卒労働者から始める高校生活」を読んだら

Kindle Whitepaperのレビューをした時に少しご紹介した「中卒労働者から始める高校生活」、新刊も出たのであらためてレビュー。

きっかけは、イケダハヤトさんのブログでした。

中卒労働者のアラフォーオカンが読んだ「中卒労働者から始める高校生活」の感想です。

…はっ、自営業者は労働者と呼ばないですか!?


投稿者名 斎藤美佳子 投稿日時 2016年06月16日 | Permalink

不登校のまま受験を経験しなくて不便だと思うこと

小学生高学年から不登校をして、ほとんどそのまま中学校を出たわたしですが、学歴が中卒で困ったことはそんなにありません。

何かなりたい職業や取りたい資格に、高卒の前提条件が必要であれば、もうちょっと大検(今の高認)をがんばったのでしょうが、これまで特にそういう場面もなく。

フリーターをして、劇団員をして、コールセンターのオペレーターをして、事務員をして、フリーランスとして開業してのイマココ。

特に大もうけはしてこなかったけれど、20歳で社会に出てからは細々と自活しています。

困る、というより「不便なこと」は、受験システムから離れていたために、自分がどのあたりにいるのかわからないということです。

ちょっとわかりにくいかも知れないので、詳しく書いてみました。


投稿者名 斎藤美佳子 投稿日時 2016年03月09日 | Permalink

不登校児だったわたしの義務教育終了は「10分間の卒業式」


3月に入り、卒業の話題を多くなりました。
昨日は高校の卒業式が多かったようですね。

自己紹介にも書いている通り、小学校高学年から不登校をしていたわたしは、最終学歴は1ヵ月間しか行かなかった札幌の公立中学校です。

中学校3年間で通算2ヵ月くらいしか登校していなかったのですが、特にもめることなく中学校を卒業することになりました。

ただ、学校側の要望で、
「卒業式への参加は見合わせて欲しい」
とのことでした。
学校にまったく行かなくても卒業できることがわかると、他の生徒に悪い影響を与えることを心配されていたようです。

そんなわけで、校長室にて、わたしと母親と、担任と校長と、4人で10分間ほどの卒業式でした。

これは、その後すぐに書いたポエムです。


投稿者名 斎藤美佳子 投稿日時 2016年03月02日 | Permalink