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note×NPO(NGO)で始める小さなメディアづくり

すでにSNSでは告知していますが、ブログからも。

わたしが20歳から在籍しているNPO現代座(http://www.gendaiza.org/)のnoteを作りました。


NPO現代座note

NPO現代座note


まずは、ハンセン病元患者の女性たちの半生をうたと語りでつづる「遠い空の下の故郷~ハンセン病療養所に生きて」の台本を配信しています。


なぜnoteにしたのか?


ちゅうハヤサロンで実験的なムードが高まっている

今月始まった「ちゅうハヤサロン」では、様々なnoteの使い方が報告されています。
コラボマガジンとか、リレーエッセイとか、プチクラウドファンディングとか、寄付形式マガジンとか。
無料のものも有料のものも、色々あります。

【参考note】

それを見ていると、ただ「このテキストを読んでください」と載せるだけではなく、どうやって受け取ってもらうか。
読んでからどう1アクションしてもらうかを試してみるチャンスだと感じました。

ちゅうハヤサロンメンバーが400人近くいるということは、noteで自分のコンテンツの出し方を実験をしている、人の出し方をよく見ている人がそれだけいるということ。

今回は、2月28日に東京都小金井市の現代座会館でこの作品の公演があることに結びつけて、
語りの台本は最後まで無料で読めるけれど、500円でnoteを購入すると公演の割引券にもなる
という設定をしてみました。

昨日リリースしたばかりですが、さっそく100人を超える方が読んでくださって、さらに購入していただいたり、「クリエイターをサポート」機能でカンパをしていただいた方もいらっしゃいます。

台本になる前のテキストは、NPO現代座のホームページにも掲載していますが、何年も前に載せたきりになっていることもあり、今は読みに来る方が少なくなっていました。

装飾が少ないnoteは長文テキストに向いている

現代座は1965年に劇団「統一劇場」として旗揚げしてから、今の日本に暮らしている普通の人の目を通して、社会の中にある問題を作品テーマにした劇作をしています。

過疎が進む農村、戦争の傷跡、失われた故郷、ブラジル移住者、環境問題などなど。

代表の木村快は座付き作家で、何度も作品を書く前に取材をし、劇団の俳優が演じることを想定した台本を書いています。

その台本になる前の取材レポートも相当の数があります。
書籍化したものもあれば、現代座の会報に載せただけのものもあります。

こういった文章は、広告や装飾が少ないnoteの画面に載せると、長文でも読みやすいでは?と考えました。


少額からの支援が手軽にできる

noteと言えば、コンテンツに課金できる機能がはずせません。

代表は過去の台本は配信してかまわない、別にそれで収益を得ようとは思わない、という考えです。

それならば、たとえ100円でも提供するコンテンツにお金を払っていただいて、老朽化が進む現代座会館の改修にあてたり、今はいない常勤スタッフの雇用につなげたり、ということにつなげてみたい。

NPO現代座の会費は一般会員年間3,000円です。
そこまで継続的にはできないけれど、1回ならちょっと支援したい、という気持ちを受け取れるようになりたい。

将来はNPO会員の入会・継続方法の1つになれるかも

今はクローズドな継続マガジン機能。
月額いくらで、解約しない限り継続して購読できるサービスが、もうすぐ一般公開されそうな様子です。

NPOの年会費を銀行に振込に行けないから、クレジットで決済できるならしたい。
紙の会報はなかなか読めないけれど、スマホに配信されれば隙間時間に読むよ、という世代のニーズに合いそうですね。

実際、「くるり」がファンクラブをnoteでしているそうですから。

もちろん、今まで通りの銀行振込、あるいは対面での手渡し、郵送での会報も続けますし、そちらの方が現代座では大多数でしょう。

でも、間口は広げておきたいものです。

長々と書いたけれども…

盛り上がっている通りには、まずブースを出してみよう!ということです。

メールと電話で相談しただけで、任せてくれた代表と先輩方に感謝しつつ、離れた場所に1人いるWEB担当者として、できることをやっていきます。

長々書いていたけれど、ちゅうハヤサロンに投稿されたこのnoteがかなり、わたしの狙いに近く、しかもわかりやすかったのでシェアして終わりにします。
…ちょっと悔しい。