Facebookに疲れた…。退会するまでに試したい「友達」のブロック術
実名登録が基本のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)であるFacebookは、時間や距離を超えて友人とつながることができる便利なツールです。
しかし、実名制だからこそ起きる、悩ましい人間関係。
- ネット上でまでお付き合いしたくないけど、現実生活でもつながりがあるから、切るに切れない。
- 友人が自分と違う主義主張を毎日投稿していていて、見るとざわざわする。
- 自分の投稿に対して、やたらと絡むコメントをつけてくる人がいる。
- リアルなお付き合い以上に接近してくる人がいる。
- 友だち同士がFacebookで喧嘩してる。
こういったことに消耗してしまう人も多いのではないでしょうか。
もういっそFacebookなんてやめてしまおうか。
はい、それも1つの解決方法です。
なにもSNSでまで人間関係に悩むことはありません。
しかし、そこまでしなくても、こうすることで「防御」することができますよ、というお話しを手順付きで解説します。
なお、画面はすべてPC版です。
スマートフォンアプリでもだいたいできますが、やはり省略されている機能もあるので、細かいことはPC使った方ができますよ。
Step1.フォローをやめる
Facebookで「友達」になると、お互いに投稿をフォローし合っている状態になります。
AさんとBさんが「友達」になると、Aさんの投稿はBさんのタイムラインに流れ、Bさんの投稿はAさんのタイムラインに流れます。
しかし、Aさんにとって、Bさんの投稿があまり心地よくない、意味がない、読みたくない、ということであれば、「フォローをやめる」ことができます。
フォローのやめ方は簡単。
Bさんのプロフィールページを開いて、「フォロー中」のボタンから「Bさんのフォローをやめる」を選ぶだけです。
フォローをやめると、Bさんの投稿はAさんに届かなくなります。
「友達」関係は維持されます。
BさんはAさんがフォローをやめたことに気づきません。
Aさんの投稿はBさんにこれまで通り流れます。
ゆるやかな距離のとり方ですね。
わたしもあんまりネガティブな投稿ばかりや、自分の宣伝投稿ばかり、正義感のあまりに残酷な写真のシェアをしたりする人は、そっとフォローを外しています。
Step2.「制限」リストに入れる
微妙にマイナーな機能。
Facebookでは「友達」をリスト化することができます。
地域、職場、学校などで、自動的にリスト化されていることもあります。
そのリストの一番下に「制限」リストがあります。
この「制限」に入れた「友達」は、あなたの「友人限定」投稿を見られなくなります。
「全体公開」の投稿は見られます。
上司とか、同僚とか、親戚とか、ちょっと全てを見せたくないという人は、「友達」>他のリストに追加>制限リストに入れておきましょう。
見られても差し支えない投稿は「全体公開」、身内だけの投稿は「友達」のみ投稿にすれば大丈夫です。
え、元々、「全体公開」の投稿なんかしていない?
その場合は、あなたの投稿はいつまでも相手に流れません。やったね!
「制限」リストは、あなたの「友達」限定投稿が見られなくなるだけで、制限をかけた相手の投稿は流れてきます。
それも嫌でしたら、フォロー外しと合わせ技でどうぞ。
「友達」は維持したままで、お互いの投稿が流れなくなります。
Step3.「友達」から削除する
ここからは、相手にもわかることになります。
もうFacebook上で「友達」でいたくない!という場合。
相手のプロフィールページの「友達」ボタンから、一番下の「友達から削除」を押します。
相手のプロフィールページまで行かなくても、「いいね!」を押した人リストや、コメント欄からでもこの処理はできます。
スマホで見てると、つい知らずに押ささって(※方言)友達解除していたり、知らない人に友達申請しちゃうこともありますね。
「友達」解除されても、相手に通知はいきません。
しかし、いずれ共通の友達経由か、あなたのプロフィールページを相手が見に来た時に、「友達」じゃなくなっていることがわかります。
わたしの場合、「人生でもう二度と会うこともないだろし、この人の投稿も読みたくないし、読まれたくもないわー、この人と友達だと周りに思われたくもないわー」って時には、サクッと友達を解除してしまいます。
Step4.ブロックする
もう、この人とFacebook上で関わりたくないし、関わられたくないという時にできるのが「ブロック」。
相手のプロフィールページの右端「…」から下に行くと選べます。
ブロックをすると、どうなるか?
- 相手にはブロックされた通知は届きません
- 「友達」は解除になります
- フォローも解除されます
- あなたの投稿、プロフィール、コメントは見られなくなります
- Facebookメッセージの送受信もできなくなります
お互いにFacebook上では存在しないと同じ扱いになるということです。
ここまでする時は、もう別に相手にどう思われようとかまわない、ぐらいの距離感ですね。
Step5.Facebookアカウントを削除する
最終手段です。
もう自分がきれいさっぱりとFacebookから消えてなくなります。
これまでの投稿、友達、コメント、メッセージ、写真などすべて無くなります。
その方がスッキリ暮らせる場合もありますよ。仕事で使っていなければ。
アカウントの利用解除=利用停止の罠
退会の手続きはどこかなーと探していくと、「設定」>セキュリティの一番下に「アカウントの利用解除」というそれっぽい項目があります。
しかし、ここからできるのはアカウントの一時停止です。
サーバー上にデータは残っており、また今まで通り復活させることができます。
本当に削除したい場合はヘルプセンター経由で
まったくデータもすべて消したい場合は、Facebookヘルプセンターを経由します。
下のリンクからその記事へ飛びますので、そこから申し込みをしてください。
※申し込みにあたっては、Facebookのパスワード入力が必須です。ご確認ください。
自分のアカウントを完全に削除するにはどうすればよいですか。 | Facebookヘルプセンター | Facebook
Facebookを再度利用すると考えていない場合は、アカウントを完全に削除することを要求できます。アカウントを削除した場合は、後で再登録したり、登録解除する前に追加した内容を取得したり...
これを使うと、将来も復帰させることはできませんので、ご注意ください。
手元に投稿したものやコメントなどを残したい場合は、「設定」>「一般アカウントの設定」の一番下に「Facebookデータをダウンロード」という文字リンクがあります。
これをクリックし、「アーカイブを開始」からパスワードを送信すると、過去の投稿やメッセージなどをまとめてダウンロードできます。
ただし、これはPCで閲覧する為のもので、新規アカウントを作ってもそこにアップロードすることはできませんのでご注意ください。
まとめ.Facebook「友達」は友達じゃない
こういったことを書くと、とてもドライな人間だと思われるかもしれませんが、
Facebook上での「友達」は、本当の友達ではないのです。
中には本当に友達な上にFacebookでも「友達」になっている人もいるでしょう。
でも、すべてではありません。
リアルなつながりがなく、Facebookがなくなったら切れてしまうような関係は、そもそも友達じゃありません。
不快に思ったら、さっさと距離をとった方がお互いのためです。
日本に生まれたわたしたちは相手の顔色をうかがい、世間に合わせて、「空気を読む」ことが要求される文化圏で育っています。
それは細やかな気づかいができるといういい面もあれば、欧米産のドライなシステムでも「空気を読もう」として消耗することにもつながります。
デジタルの世界に空気はありません。
みんながそれぞれ違うフォロー、友達を持っている以上、同じ時刻に隣同士でFacebookを見ていてもタイムラインに流れてくる情報はバラバラです。
そこに共通の世間、空気はありません。
無い空気を読むことはできないのです。
これは「防御」です
「友達を切る」「ブロックする」と言えば、何か相手に対して申し訳ないような、そこまでしなくても…というためらいが生まれることもあります。
自分が相手を傷つけることをしたくない、という気持ちもおこります。
しかし、これは攻撃ではありません。
相手の(意図の有無に関わらず)攻撃的な投稿、コメントから自分の心を守る為の、「防御」なのです。
何も傷ついている側が、身を守ろうとしている時に、相手を思いやることもないのです。
たまに、「友達を外された」とか、「ブロックされた」と、さもいじめにあったかのように語る人を見かけますが、それ、あなたが「Facebook上で」防御されているだけですから、と思います。
攻撃というのは、相手を傷つける投稿やコメントをしたり、相手の見えない場所で攻撃したり、さらしものにしたりすることを言うのです。
しょせんは1SNSです
Facebookを利用しまくって、その使い方を人に教えたりしているわたしが書くのもなんですが、しょせんネット上の1つのサービスです。
ログインしなければ見えないようなトラブルは、人生にとってそれほどの大事ではありません。
リアルな人間関係は、否が応でもつき合わなければならない人はいますし、簡単に絶交などできるものではありません。
ネット上くらいは、つき合う相手を選んでもいいじゃないでしょうか。
もしFacebook上の人間関係で嫌なことがあれば、上に紹介した5つのStepで少しずつ相手から距離をとってみましょう。
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