マルバマンサクって誰?から始まる弘前公園の春探し

「マルバマンサク」って知っていますか?

弘前に住んでいると3月頃にニュースで聞く名前です。

普通に入力して変換すると「丸場万作」


丸場万作さん(※画像はイメージです)

丸場万作さん(※画像はイメージです)


…誰!?

わたしも弘前に来て初めて知ったのですが、木の名前だそうです。

弘前公園では、このマルバマンサクの花が咲いてから約40日後にソメイヨシノが咲くと言われています。

桜で外貨を稼ぐこの街では、神のお告げを告げるかのように注目されている木なのです。

じゃあ、そのマルバマンサクさん、どんな樹木なのか?

ちょっと探しに行ってみました。



まだ積雪深い弘前公園を歩く


地元紙「陸奥新報」の記事を見ると、今年の開花は3月15日、平年より2日遅かったそうです。


追手門をくぐったところ

追手門をくぐったところ


青森市では積雪ゼロが発表されたこの日、まだ弘前は積雪40cm以上あります…。

でも、梅の木にはつぼみがふくらんでいます。


追手門左手側の梅のつぼみ

追手門左手側の梅のつぼみ


マルバマンサクを探せ!!


さて、杉の大橋から下乗橋、天守閣前を通り過ぎて、武徳殿がある北の郭へ行きます。
この道中はまた別記事にまとめます。


北の郭エリアに到着

北の郭エリアに到着


どれがそのマルバマンサクだろう??

と、キョロキョロしながら武徳殿へ。


武徳殿

武徳殿


ここでは以前ご紹介した着付け撮影体験を実施中です。

シーズン前の今なら、こっそり殿や武将になれますよ。


舘神跡

舘神跡


館神跡(たてがみあと)の新しい多言語対応案内板の近くに、ベージュ色の何か、枯れた葉っぱでしょうか。

これではないですよね。

ちょっと、近くの案内図を見てみます。


北の郭の案内図

北の郭の案内図


マルバマンサクさん、載っていませんでした……。

仕方がないので、スマートフォンで検索すると、写真を載せているブログが見つかりました。




って、スタバdeこぎん参加メンバーのnatuさんのブログじゃないですか。

なるほど、武徳殿がやや斜め後ろに見える位置……。

あのへんかな?


あれは?

あれは?


あった! 黄色い花をつけている樹がありました!!


武徳殿を背景にしたマルバマンサク

武徳殿を背景にしたマルバマンサク


小さいけれど、たしかに咲いています。


弘前公園のマルバマンサク

弘前公園のマルバマンサク


これを撮影して、SNSにアップしてから帰ろうとすると…

もう一本あるとスタバdeこぎんメンバーのFさんからコメントがきました。
なんですって!?

また北の郭に戻り、しばらくウロウロ…。

すると、先ほどの木よりやや武徳殿側の方にありました。

しかも、こちらの木にはちゃんと標識も。

こちらの方が標準木のようです。


マルバマンサクの標準木

マルバマンサクの標準木


君の開花が、ソメイヨシノの開花予報を導いているのか~。


マルバマンサクの花

マルバマンサクの花


開花して一週間後のマルバマンサクの花です。

日数が経ったからしおれているのかと思いましたが、どうも画像検索などしてもこういう花のようですね。

Wikipediaの説明もおもしろいです。

マンサク(満作、万作、金縷梅、学名Hamamelis japonica)は、マンサク科マンサク属落葉小高木

マンサクの語源は明らかでないが、早春に咲くことから、「まず咲く」「まんずさく」が東北地方で訛ったものともいわれている。

マンサク - Wikipediaより引用)

マルバマンサクを探す人向けの動画おいておきますね

需要があるかわかりませんが、わたしのようにマルバマンサクを探してさまよう人のために、北の郭にてマルバマンサクを見つける時の動画を作りました。

前半が一本目、後半が二本目(標準木)です。

縦長動画なので、スマートフォンから見ると最適化されるはず…。


逆に武徳殿から行く方がわかりやすいかも…。

写真は、主にコンパクトデジカメCanon Powershot G7Xで撮りました。

動画とInstagramに上げているのは、2月から使っているHUAWEIの格安スマートフォンP9liteで撮影しています。2万円台スマホもなかなかのカメラ画質になりました。

マルバマンサク標準木の花。 #弘前公園 #マルバマンサク #hirosaki #spring #p9lite

Saitou Mikakoさん(@urabetti174)がシェアした投稿 -

弱々しく見えて意外と長生きなマルバマンサクさん、さくらまつりの時にもまた見に行ってみます。

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