農のふれカフェ:平川市高畑の「キッチン Green Note」でふわふわパンケーキ体験 -PR-
秋の深まる9月某日、わたしは中南県民局地域農林水産部という、これまで関わったことがない方面のお招きで一台のミニバスに乗っていました。
車内には青森県庁職員の方々、料理研究一家、赤い顔の生キャラが同乗しています。
雨が降る中をミニバスは、弘前市から南東に走り、平川市に入っていきます。
そして、ご案内されたところは、
一軒の住宅のおしゃれなダイニング。
ここは10月から始まる「農のふれカフェ」を提供する「キッチン Green Note」なのです。
まず、わたしも初耳だった「農のふれカフェ」のことからご紹介していきますね。
ところで「農のふれカフェ」って?
「農のふれカフェ」とは、農家の家屋または農園で、地元の野菜や果物をたっぷりと使った料理やスイーツ、郷土料理を農業者とふれあいながら食べる体験型カフェ
(※青森県中南県民局の資料より引用)
ふれカフェの「ふれ」は ふれあい、フレッシュ、フレンドリー の「ふれ」から来ているそうですよ。
平成29年度からの取り組みで、野菜や果物を生産する農家の方が、その旬な食材を使った料理を提供することで、消費者のわたしたちともっと身近になるために始められています。
すでに数回のセミナーが開講され、その受講者の中で、すぐにでも始められそうな4軒の農家さんが、まず体験メニューを用意してきました。
そのお披露目会の1回目が今日、というわけです。
料理研究一家「古川家」がプロデュースに参加
この「農のふれカフェ」、メニューや情報発信のアドバイザーとして、弘前の料理研究一家「古川家」さんが関わっています。
今日も古川ダディさんとマミィさんが同席。
古川さんからのご紹介では、
「藤田さんは、ほとんどプロデュースすることがなかったんですよ。平川市のレシピコンテストでも2回最優秀賞をとっているし、もう民泊受け入れなども実績があるし」
とのことでした。
キッチン「Green Note」の藤田厚子さんってこんな人
続いて、こちらのキッチン「Green Note」を始める藤田厚子さんからの自己紹介。
藤田さんは平川市の中でも山奥の葛川地区の小中学校で教員をされていたそうです。
小学校と中学校がいっしょになっている学校ですね。
今はもう閉校になってしまった葛川小中学校ですが、そこで子どもたちとの実習で野菜の農家さんともつながり、そのおいしさをもっと活かしたい、伝えたいという思いで教員を辞められてから、今の食材づくりや料理研究、農家民泊などの活動を始められたという藤田さん。
後ろの壁に貼ってあるのは研修や修学旅行で、こちらの農家民宿「花ごよみ」に宿泊した生徒さんたちの写真です。みんな楽しそうな雰囲気!
本日のお披露目会メニュー
このお披露目会では、10月に提供されるパンケーキを中心としたメニューが用意されていました。
まずは、ウェルカムドリンクとして果物のソーダが出されました。
手前がシャインマスカットとキウイのミントソーダ。
奥がカシスとリンゴのローズマリーソーダ。
シャインマスカットは少し凍っていて、ひんやりシュワシュワと甘酸っぱさが口の中にひろがります。
甘さひかえめでさっぱりとしたお味でした。
パンケーキのトッピングで古川家ダディと対戦した結果
パンケーキは、ベリー、メイプルシロップ、ずんだソースの3種類。
わたしが選んだのはこちらのベリーのパンケーキでした。
フルーツ、自家製ジャム、生クリーム……これらを、お好みでトッピングするんですって!
普段、料理の見ばえに全然無頓着なズボラ主婦ですが、ここはなけなしの女子力を呼び覚ましてかわいく、インスタ映えするようにやってみましょう!
その結果……
なんか、こう、もうちょっとソースの散らし方とか、かわいくできたのでは感。
一方、同じベリーのパンケーキを選んだ古川家のダディさんが、大きな体をかがめてトッピングしていたのがこちら。
さいとう、すっかり女子力負けてました!
ちょっぴり落ちこみながらもナイフで切り分けて、ベリーソースののったパンケーキを口に入れると、
ふわっふわ!!
でした。
食感も軽くて、いくらでも食べてしまいそうなケーキです。やばい。
藤田さんは、
「今日にかぎって全然ふくらまなくて…いつもはもっと厚いんですよ」
と言われていましたが、雨のせいでしょうかね。
全然そんなことは気にならなかったです。
ずんだのソースは在来種の毛豆を使用
こちらは毛豆とチーズのずんだソースがけのパンケーキ。
青森県の農家に伝わる在来種の毛豆をミキサーして、チーズと合わせたソースです。
パンケーキ自体にはあえて甘みをそれほど付けていないので、スイーツよりもお食事でいただける味でした。
毛豆はやはり風味が濃く、チーズとの相性もバッチリでした。
稀少な岩木山のメイプルシロップを惜しげもなくかける所業
そして、こちらがまたすごいんです。
一見、普通にバターとクリームとハチミツをかけたパンケーキのようですが……
岩木山の百沢でとれるイタヤカエデの樹液をじっくりと煮詰めて作られた100%県産のメイプルシロップなのです!
小さなポットに入って提供されたメイプルシロップ、このケーキを選んだりんご飴マンが惜しげもなくたっぷりとかけていました。
きっと、彼の投稿にその画像が載ることでしょう。
トローンとかけてますね!
岩木山のメープルシロップ、突然の大拡散!
この取材の数日後、県外から弘前に観光に来られていた方のツイートが28000回を超えてリツイート(拡散)される事態になっていました。
そして、突然増えるお客さん!
メープルハウス山村@弘前市百沢
— めんちこ (@igamenchi) 2017年10月1日
>RTの『手作りメープルシロップ』
場所は百沢温泉のすぐ後ろ。看板が目印
雪深い3月、おじちゃんが岩手山の楓から樹液を採って、薪でひたすら煮詰めて作ってます!
「今日急にお客さん増えたんだ(°Д°)」というので話題のツイート教えたら大喜び(続 pic.twitter.com/f1ONVjndoC
※後に岩手山⇨岩木山と訂正されていました
(続)メープルハウス山村@弘前百沢
— めんちこ (@igamenchi) 2017年10月1日
試食したら濃厚な甘さなのに後味さっぱり
ケース有¥3000 ケース無¥2000 でした。即購入。
お手頃な値段の工芸品もありました。教室も開きたいそう 最近ひっそりオープンしたお店らしく、りんごを渡した方(RT参)に感謝されてました! pic.twitter.com/oZztm8u5Oz
樹液が採取できるのは2月〜3月の限られた時期、たくさん採れるものではない上に、誰もが入れる場所ではないということで、とっても稀少なシロップなのです。
わたしも一口いただきましたが、知っているメープルシロップとは違いました。
これをかけたパンケーキを提供するのは藤田さんが初めてでしょう。
藤田さんはバリスタでもあるのです
お話しをしながらパンケーキを食べ終わると、ふわりといい香りが漂ってきました。
なんと、藤田さんはコーヒーアドバイザー「バリスタ」の認定資格もお持ちだそうです。
なんて多才な…!
ゆっくりとお湯が注がれると、ぷっくりとコーヒーの粉がふくらんでいく様子がすぐ目の前でした。
「ちょっと、今日は濃い味になっちゃったけど」
と言われましたが、わたしは深めの焙煎が好きなタイプなので、おいしくいただきました。
なお、コーヒーが飲めないのにスタバ開店に並んでオレンジジュースを飲んだりんご飴マンは、お茶を飲んでいました。
民泊もできます
ふれカフェはこれからのオープンですが、すでに藤田さんのお宅は農家民宿「花ごよみ」として2年前から修学旅行などで、県外や海外からのゲストも受け入れてきています。
食後に民泊時のお部屋を見せていただきました。
2階にはフローリングに畳を敷いた和洋室があり、1階には縁側からお庭を眺められる和室もあります。
最後に「津軽の桃」のスムージーが!
そしてダイニングに戻ると、できたての桃のスムージーが出てきました!
これは道の駅などでも販売されているブランド「津軽の桃」で作られているそうです。
「すっかり出すのを忘れるところだった!」
と藤田さん。
桃の果肉がゴロンとのっているスムージーは、さっぱりした甘みで身体にしみるおいしさでした。
あたたかい地方のイメージがある桃ですが、津軽の桃、こんなにおいしいのですね。
思い出していただけてよかった!
ガレージ周りに昭和なアイテムがいっぱい
この日はあいにくの雨で藤田さんの園地の見学はできませんでした。
でも、おうちの周りも玄関前に小さなアトムや鉄人28号の玩具が潜んでいたり、トトロに出て来たようなオート三輪やクラシックカーがいたり、とレトロ好きにはたまらない空間でした。
聞けばご主人がクラシックカー好きで、このオート三輪でイベントに野菜を積んで出店したり、黒石市のこみせ通りで毎年大人気のクラシックカーイベントにも参加されているそうです。
外国からのお客様が喜びそうですね。
わたしもなつかしのパーマンのヘルメットなど激写してしまいました。
…いや、再放送で見ていたんですけどね??
キッチン「Green Note」詳細と予約はLINEから
Green Noteさんの営業日、メニュー、予約やお問合せは、LINE@で紹介しています。
藤田さんが直接iPadを使って対応してくれます。
普段は農作業中ということもありますので、返信が来るまでは少々お時間がかかる場合もあります。
友達登録はこちらのQRコードから。
読み込めない方はこちらからどうぞ。
キッチン Green Note
- 住所:青森県平川市高畑前田5-3
- Web:https://www.cafe3f.space/green-note/
この後、弘前市大久保の「mecco cafe」へ!
さて、このお披露目会はここで終わりではありません。
ここから弘前市を縦断して、弘前市大久保のmecco cafeにもお邪魔しました。
その様子はこちらへ!
農のふれカフェ:弘前市大久保mecco cafeでしっとり米粉シフォンと採れたて果実の贅沢 -PR- | さいとうサポート
さいとうサポート
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