古武術体験イベント「武士魂」で試し斬り体験してきた
今年も行ってきました「武士魂」!
弘前公園の北側にある仲町伝建地区でこの5月連休に開催されてきた古武術体験イベントです。
さいとうが子連れでこのイベントに行くのは3回目。
だから、
生垣の前に忍者がいても、息子も当然のように受け止めています。
今年は試し斬り体験もしてきましたよ!
では、その様子をご紹介します。
弘前藩士に伝わる古えの武術を学ぶ
最初に古武術の研鑽を続ける修武堂の主宰・小山隆秀さんからご挨拶と解説がありました。
この伝建地区で生まれ育った小山さんは、幼少時から武士の末裔として弘前藩士に伝わる卜傳流剣術を受け継ぎ、世に広める活動をしています。
「映画や舞台にあるような派手な剣術ではありません。日々地道に磨かれてきた実戦のための武術と所作です」
と語る小山さん。
「では、これから皆さんと江戸時代の暮らしにタイムスリップしていきましょう」
…
……
………この背景ではちょっと難しい。
(なお、夕方のローカルニュースにわたしたちもばっちり映っていたらしいです)
解説と実演でよくわかる弘前藩士の世界
武士魂ではいつも剣術、居合、棒術、和(柔術)、そして尺八の実演があります。
尺八は「根笹派大音笹流錦風流尺八」と言って、これも弘前の武士が呼吸法などを身につけるために取り組んでいたそうです。ただの音楽じゃなかった!
イベント中、この尺八の生演奏がBGMになっていました。
続いて林崎新夢想流居合の試し斬り。
武家屋敷で#武士魂 見てる。
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2018年5月3日
尺八の生演奏の中での試し斬り。 pic.twitter.com/VatjzunXwh
スパーンといきますね。
そして、屋内での演武に移ります。
剣豪塚原卜伝の残した卜傳流剣術を解説する小山さん。
日本刀の「片刃でゆるく反っている」形は他にはなく、なぜ日本刀がこの形になっているのかは諸説あるけれど、もしかするとここ青森・北東北が発祥かもしれないというお話し。
そんな日本刀にまつわる言葉の由来も実演。
「鞘当て」「元の鞘に戻る」「しのぎを削る」など、昔からの言い回しを実演。
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2018年5月3日
真剣でしのぎを削るのはおそろしいことだった#武士魂 pic.twitter.com/HDSsayQTDu
各流派の演武は真剣そのもの
そして、今回は天候の都合で屋内での実演。
大上段に振りかぶらずに胸の前の範囲で刀を操作します。
卜傳流剣術
當田流棒術
本覚克己流和
#武士魂 の柔術。
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2018年5月4日
小刀を出してきた相手の手首をとって投げて極めるまで。 pic.twitter.com/QhKk5UnSgW
この和(やわら)が柔術として前田光世がブラジルにもたらして、後にヒクソン・グレイシーと弘前出身の船木誠勝が東京ドームで戦ったことを思うと……ってプロレスファン的にムネアツ。
いざ、試し斬り!
解説と実演の後は、見に来た人も古武術を体験する時間です。
それぞれ棒を持ってみたり、木刀を抜いてみたり。
そして、わたしは巻いた上敷を斬る試し斬りを初体験しました!
真剣、持つとやはりズシリと重たいです。
角度などの解説を受けてから、いざ!
友達にスマホで撮ってもらった動画をスローで。#武士魂 pic.twitter.com/vilG9sbLom
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2018年5月3日
8歳息子にデジカメを連写モードで渡して撮ってもらいました。
オートモードで渡してあったのに、なぜかクリエイティブショットなどという色々なフィルタをかけるモードで撮られてました。
でも、なかなかいい写真!
息子は年齢が不足だったので、先生に手を添えてもらって、ほぼほぼ先生の力で斬っていました。
稽古には誰でも参加できるそうです
それぞれの流派と弘前大学の古武術研究会で日々研鑽されている古の武術。
誰でも参加できるそうです。
そろそろ息子も行けるかな?
当会の稽古は、どなたでも無料で参加・体験できます。
— 武術研究稽古会 修武堂 (@shubudo21) 2018年5月3日
最初は、稽古道具もお貸しします。
動きやすい服装でどうぞ。 https://t.co/yiFvLt5w2g
参加してみたい方はTwitterやブログをチェックしましょう!
来年も楽しみです!
【余談】
毎年、武士魂をご観覧いただいている方が、家伝剣術の開祖、塚原卜伝に連なる一族の末裔だった。
— 武術研究稽古会 修武堂 (@shubudo21) 2018年5月4日
苗字をお聞きしたとき、もしやと思ったが…。
大変光栄だ。
しかしご縁というものは誠に不思議だ…!
とは言え、石川県から北海道に渡った祖父・曾祖父は開拓農家で、北海道に玉ねぎを植えて育てる研究と実践をしていた人なので、うちは侍の家系ではないです。
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2018年5月4日
だいぶ遡ると神官とか? それも遠いお話しです。
【関連記事】
弘前藩士の心と技~武士魂が予想以上にアツかった! | さいとうサポート
さいとうサポート
弘前公園からほんの少し北に歩いたところにある伝建地区・仲町(なかちょう)で開催された「弘前藩士の心と技 武士魂」に親子で行ってきました。 昨秋に夫と2人でここを訪ねてから、夫はこ...
晴れた日には「武士魂」!今年もアツくたのしい古武術イベントに参加しました | さいとうサポート
さいとうサポート
2017年5月3日、青森県弘前市の武家屋敷・旧笹森家住宅で開催された古武術実演イベント「武士魂」に子どもと行ってきました。
歴史と生活が混ざり合う弘前市仲町・伝建地区を散歩してみた | さいとうサポート
さいとうサポート
弘前の行きそで行かないとこへ行こう(with夫)第2弾です。 前回の記事>紺屋・川﨑染工場で天然藍染め体験してみた 藍染め体験後、そのまま足をのばして仲町地区の伝統的建築物群保存地区...
Facebookはこちら
Twitterは気軽にやってます