さいとう、まな板の上の鯉になる。NAVERまとめ桜川和樹編集長に添削された結果
初めてつくったNAVERまとめ、あおもりメディアラボのWEBコースの講座「WEBならではの編集術」で桜川和樹編集長にがっつり添削していただきました。
前回の記事はこちら。
初めてのNAVERまとめつくってみた。blogのまとめ記事とはどう違う? | さいとうサポート
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アラフォーオカンがはじめてみたシリーズです。 ネットで調べものをしていたらたびたび目にするNAVERまとめ。 実は誰でも簡単に作れることをご存知でしょうか? わたし、わりと最近まで知り...
この講座はワークスペースSHIFTにて2日間開催され、1日目だけが社会人も参加できるようになっていました。
WEBコース受講中の学生さんたちは2日目に添削を受けるということで、わたしともう1人学生さんが最初に添削をしていただきました。
ええ、周りはみんな学生さんです。
アラフォーのわたし、ほぼ親の世代ですね?
そんな中をまな板の鯉よろしくさばかれてまいりました。
桜川和樹編集長ってこんな人
LINE株式会社 メディア事業部 副事業部長
NAVERまとめ編集長
リクルートR25式モバイルの編集デスクを経て現職。WEB編集歴10年。
LINE NEWS・NAVERまとめの企画編集および、LINEメディア事業のマネタイズ担当。
(※講座内スライド資料より引用)
日本でも屈指の閲覧数を得ているWEBメディアをバリバリ動かしている方です。
こんな人に自分の記事を添削していただける機会、逃すわけには参りません。
提出期日の前日にまとめを制作して提出してきました。
提出時のスクリーンショット、上から下まで全部とっておけばよかったと後悔しています。
「うん、いいんですけど、でもね…」
から始まるフィードバックの嵐!
- タイトル「こぎん刺しの聖地・青森県弘前市でこぎん探しの旅をしよう」が、こぎん刺しや青森県弘前市というキーワードに興味がある人じゃないと刺さらない
- 誰に届けるのか?
- 興味が無い相手にどうやって振り返ってもらうのか?
- 見てみようとするきっかけがつかめない
- スマホで確認する
- スマホでは文章を書きすぎると最後まで読まれない
- 読ませたいことの前に「フリ」を作る
- テレビは前フリの参考になる
誰に届けるのか? という問いに対して、ハッとした部分。
もちろん考えていなかったわけじゃありませんが、
「こぎん刺しファンだけど弘前のどこで材料が買えるのかわからない人が検索して来る」
ことをイメージしてました。ターゲット狭すぎ!
その上、どこで完成品が買えるのか、展示されているのかまで広げていったので、ピンポイント狙いのまとめでもなくなっていました。
何より、「それNAVERまとめじゃなくてもよかった」のですね。
ここのブログでもよかった。
「NAVERまとめのトップページをスマホで見て、面白そうなネタに食いつく」という層をまったく考えていなかったのでした。
フィードバックと、この後の講義内容を受けて、再編集したまとめがこちらです。
深みにハマる…現代人がなぜか落ち着く津軽こぎん刺しの魅力 - NAVER まとめ
NAVER まとめ
津軽こぎん刺しにはまる忙しい現代人が急増中。その魅力を探り、これから始めたい人のための情報をまとめました。
タイトルを変え、
イントロ(こぎん刺し今昔)を書き、
なぜ今またブームなのかの声を追加して、
こぎん刺しの入門サイト紹介を経て、
弘前で買えるこぎん刺し道具の取り扱い店へ。
と、前半を大幅に変更しました。
これでも、まだ固いという自覚はありますが、ただ取り扱い手芸店や展示スポットを並べていたよりストーリーができたのではないでしょうか。
「誰にどう届けるか?」講座はWEBに限らない内容でした
このまとめ添削は、いわば講座の導入部分。
桜川氏の講座本編の内容は、まずWEB以前に「誰にどう伝えるか?」をがっつり伝えられていました。
これ、学生だけじゃなく、メディアに関わる人、商売やっている人には誰にでも当てはまることだったので、本当に聴講できてよかったです。
ターゲット層を細かく細かく見て、リアルに相手を想像すること。
対象となる人物像(ペルソナ)をどこまで細かくイメージしているか。
そこに話しかける「自分」は、どこからしゃべっているのか?
嘘をつかないこと。
だますための嘘はもちろんダメだが、結論を急ぐあまり自分が思っていないことを言わない。
自分が友達にこれがよかったからとすすめる時に、こんな言い方はしないという言葉を使わない。
…メモが追いつかないほど名言盛りだくさんでした。
あおもりメディアラボの学生たちがうらやましいですね、20歳前後でこんな経験を積めるなんて。
予想以上に著作権侵害に厳しかった
講義の最初と最後が著作権のことでした。
- どこのサービスからなら画像を引用してもよいか
- 引用の範囲
- 個人ブログから引用したい時は事前に許可を得る
- 本の中身の画像は載せない
未来ある若者たちを相手にするだけに、かなりきっちりと説明されていました。
一時のPV(閲覧数)狙いの記事でキュレーションメディア、バイラルメディアの悪いイメージがある中で、こういうライターの教育は大事なことですね。
わたしは自分のブログに関しては引用元さえ明記してもらえれば引用・シェア・転載は別に申告してくれなくてもかまわないというスタンスですが、そこは様々な人がいます。
公開されている情報だからといって著作権が放棄されているわけではないので、気をつけていこうと気を引き締めることになりました。
恥ずかしいことを恐れない
講座修了後に企画をバックアップしている青森県庁の方から、街ナカゼミのお知らせがありました。
はい、6月16日はわたしがこれまでの人生をネタにしゃべります。
学生たちの中に混ざって、いっしょに添削されているのに、次はゲストになることを紹介されるとか、なかなか気恥ずかしいものがありました。
でも、キニシナイ!
生きてる限り何度でも新しく学ぶことはできるし、
そのたびに恥をかくことは出てくる。
それを避けてたら、いつまでも同じことの繰り返しするしかないよね?
と開き直りつつ、アラフォーオカンはまた学び続けます。
まぁ、そんな話しもするかもしれませんので、聞きたい方はいらしてください。
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こちらのまとめに入っていました。
アクセス解析を見ていると、だいたい500人くらいの方がこちらにも来ていただいていますね。 ありがとうございます!
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講座の中でおすすめされていた本の一冊。
ドワンゴの川上量生氏がスタジオジブリに弟子入りして観察したことをつづられています。
わたしも1年ほど前にKindle版を買って読みましたが、創作に関わる人にぐっと来る論考でした。