ああ、手づくりチョコレートの苦い思い出
バレンタインデーが終わっていきますね。
今年も斎藤家は安定の買ってきたチョコレート菓子の交換会でした。
わたしは小さなチョコアソートの箱。
夫は弘前の和菓子店開源堂川嶋さんの「ちょこどら」を。
ええ、手づくりなんてしませんよ?
ここ数日、小学生女子の娘を持つ友人たちが三桁のチョコやクッキーを製作する写真を見ることが多く、今のJS大変だなって思う。
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2016, 2月 11
わたしがJS=女子小学生だった頃のほろ苦い思い出話し。
破壊兵器もかくやという手づくりチョコを渡したよ
たしか、小学4年生か5年生…? 5年生だともう不登校し始めていたから4年生頃だったか。
当時、わたしはけっこうホレっぽくて、毎年好きな男子が変わっていました。
まぁ、恋に恋してナントヤラです。
マイバースディ別冊とか買って、おまじないとか占いとかしていましたよ。
どういう流れだったか、同級生の女子グループでクラスで人気の男子のおうちに遊びに行くことになったバレンタインデー。
めずらしいんです。あまり女子グループ行動に誘われるタイプじゃなかったわたしには。
スポーツができて、背が高くて、顔はまぁまぁだけど、ひょうきんで人気だったIくん。
わたしもひそかにいいなと思っていたのでした。
攻撃力防御力バツグン!なチョコの作り方
そこで、わたしが女子向け文庫のお菓子レシピを、超テキトーに解釈して作った「手づくりチョコレート」がこちらです。
湯せん? 知りませんね。
電子レンジ? 当時はありませんでした。
レシピではウェハースとか使ってたけど。
家になかったし、型もゼリーのしかなかったので、これに流し込む。
レシピにあった通り、「スキ」と書いた厚紙をサンドして、さらにチョコを流し込む。
ただしウェハース不使用。
焦げたチョコの中に厚紙。
固まったチョコを取り出す。
とても固い。
歯どころか刃も立たない。
しかも苦い。
ラッピング素材とかもないので、アルミホイルで巻いたよ。
おにぎりにかなり近い風貌!
…
……
…………Iくん、ごめんよおぉぉぉ!!
と、いま思い出してものたうち回りたい出来でした。←しかも渡した。
後で何も言われなかったから、たぶん「スキ」という厚紙にはたどりつかなかったと思われます。
だって、あれ食べられるシロモノじゃなかったし。
……うちの母、台所で横にいたはずだけど、よく口も手も出さなかったなぁ。
そんなわけで、長いつきあいになる夫にも、手づくりチョコレートをバレンタインに渡したことはありません。
今日も、夫と息子は美しくておいしいチョコレートを喜んで食べていましたとさ。
めでたしめでたし。
そんなわたしが頼りにするのは、ズボラ流奥薗壽子さんの本。
クッキーなら焼けますよ!