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zabadak吉良知彦氏の名曲10選(上野洋子在籍時代より)

さいとうが所有しているzabadakのCDアルバム

さいとうが所有しているzabadakのCDアルバム


昨日、ネットニュースを見ていて走った衝撃。

ZABADAKの吉良知彦が2016年7月3日、永眠した。
引用:ZABADAK 吉良知彦、逝去 | ZABADAK | BARKS音楽ニュース

え、え?
と動揺する。若くない? 56歳? どうして???

10代の後半にどっぷりとはまったザバダック。

好きになった頃には、もうのれん分けすることが決まって、札幌五番館西武のライブコンサートは終わった後でした。

訃報から1日が経って、ネットで吉良さんの名前を入力すると、さっとググったことをリライトしたような即席記事がザクザクと、ニュース動画も上がっています。

違うよ、そんなことを知りたいんじゃないんだ。
「死因は……と推定される」とか、「~ではないでしょうか」とかそんな憶測どうだっていいんだ。

吉良さんの作った曲でどれが好きだったとか、思い出とか、そういう話しをしたいんだ。

CDを聴く機会がほとんどなくなっても手放さなかったアルバムを集めてきて、その中の歌詞カードやクレジットを見ながら、あらためて吉良さんが手がけた曲を聴き返しています。

youtubeにも音源が散見されたので、特に好きな曲を集めてみました。

さいとうが選ぶ吉良知彦氏の名曲10選

上野洋子さん在籍時のzabadakが好きで、のれん分けしてからの曲はあまり知らないオールドファンが選ぶ10曲です。


初期zabadak('80年代作曲)


1. Poland - ポーランド

日本のバンドでインストゥルメンタル曲が珍しかった頃。
リコーダーがこんな音色になってギターにからむとは!


2. ガラスの森 - Glass Forest

ガラスの森(Glass Forest)はライブ版で聴きたい。これはのれん分けのライブより。
観客の手拍子が訓練されすぎてる!
2:30~のウェストサイド・ストーリーのダンスシーンみたいな間奏が好き。



3. オハイオ殺人事件


英語だけの曲も多かった。まだ80年代の日本のバンドで。


4. EASY GOING

Maybe I will kill if war begins
It's easy going cause easy going

EASY GOING の歌詞、今も響きます。


5. わにのゆめ

「わにのゆめ」も複雑なのに聴きやすい。
初期zabadakからプログレの深みにはまった層は多いはず。


80年代の曲で半分占めてしまいました。

続いて、わたしがはまった頃のMMGレーベルから。


MMGレーベルのZABADAK曲より


6. GOODBYE EARTH

Streams…and rivers… the ocean
We destroyed it
Many woods…and forests …the jungle
We destroyed it
If we can't stop it
Maybe we must say good-bye to mother earth…

美しい上野さんの歌声に聞き惚れていて、後で歌詞カードを見て内容を知りました。


7. 満ち潮の夜

曲がとてもかっこよくて、カラオケに入っているからつい挑戦しては玉砕する曲。


8. 遠い音楽

zabadakの代名詞的な名曲。のれん分けライブ版は虫のコーラスも歌詞の内容に合いすぎて。


9. harvest rain(豊穣の雨)

遠い音楽からのハーベスト・レインってもう、ライブの終盤、アンコールみたいな流れ。


10. Tin Waltz

そして、この曲で送り出されたい。


はるかな山のかたちは
夜ににじんで
今日できることはしたよと
私に教える赤い月

(略)

太陽昇れば また新しい朝
今日がどんな日でも 同じひとつの朝

この歌詞はふと、口をついて出ることがあります。
作詞はパートナーの小峰公子さん。

息子さんがベーシストになっているんですって?
いっしょに紅蓮の弓矢をカバーしてたんですって?

……吉良さん、突然すぎるよ……。

同じ頃に好きだったファンタジー作家タニス・リー氏の訃報もショックでしたが、今回は同じ国で今も音楽活動を続けている様子がちらちら見えていただけに、なんともまだ現実感がわきません。

明日は長距離運転なので、このマイリストをかけながら、歌いながら走ってきます。

収録アルバム


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