[稼ぐ覚悟の作り方]ブロック解除なのか、インストールなのか?
この頃、お金に関する話題を見ることが多くなっています。
節約の話しは重宝されるけど、稼ぐ話しは嫌がられもするお金。
どちらかと言うと、これまであまり稼ぐことに熱心でなかったわたし。
なにしろ、自分の親も公務員だったし、社会人になって最初に入った職場が特殊だったので…。
【】20歳で親元を離れた時に入ったのが劇団だったので、20代から60代のベテランまで手取り10~13万円という暮らしに慣れてた。相互扶助たくさんあって、結婚式も手づくりだし、引っ越しも団員同士だし、葬式も(以下略)。劇団員って演し物も作り物も積み込みもできるからね。
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2016年6月1日
2014年11月に開業して、フリーランスの自営業者になってからは、頭を切り換えて「稼ぐ」ことを自分に言い聞かせているところです。
今年から夫の扶養を外れたので、国民健康保険と国民年金の支払いが重い…。
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2016年6月1日
でも、上限振り切ることに決めたのだから、ここは乗り越えてそれ以上稼ぐ。
勤めていた頃は手取り月収20万以下でした
思い返してみると、20代の劇団員だった頃の給与は手取り10~12万円。
その後コールセンターのオペレーター時代で手取り14~18万円。
あれ、月20万稼いだことなかったですね??
しかも、賞与や退職金とも無縁でした。
北海道基準で考えても、20代後半から30代前半女性の収入としては低水準でしたね。
じゃあ、とても切り詰めた暮らしをしていたかと言うと、そうでもなく…。
妊娠するまでは昼食は外食か買って食べるかだったし、夕食もよく夫と仕事帰りに合流して飲みに行ってました。
「家計」がなく、夫婦それぞれの財布から生活費を出し合うスタイルでした。
2人合わせて月30万くらいあれば、まぁほどほど暮らせるよね、というのんきな暮らし。
趣味も大金使うものはなかったけど、お人形、プロレス、舞台鑑賞など、普通に使っていました。
家を建てるとか、子どもを産むという人生設計が無かったし、老後の為の貯えとかも一切考えていなかったですけどね。
特に、劇団員だった時は給与が遅れる・出ないということはあったので、会社は働けば必ずお金がもらえて楽だ!くらいに思っていました。ううむ、お気楽。
食べる為の仕事=コールセンター勤め。
生きがいの仕事=舞台の仕事。
1年の8割くらいはコールセンターで働き、あと2割は旅公演の音響スタッフの仕事をしていました。
子どもが産まれてから人生設計を考えたけれど
そして、34歳で妊娠。
フルタイムで働けなくなったので、あわてて家計簿をExcelで作り、家計の切り盛りを考え始めました。
結果、1馬力だと1年ぐらいで貯金を失いそうなので、産後4ヵ月で復職。
貯金を減らしながら赤子と2人きりで暮らすストレスよりは、ジェットコースターで綱渡りをするようなワーキングマザーの道を選びました。
こもっていると育児ノイローゼになる自分が目に浮かびましたからね。
その頃に、夫婦ともに月2,000円の共済のみというのも不安なので、保険屋さんに相談に行きました。
すると、子どもの進学に3,000万円とか、老後までに何千万円の備えを…、みたいな話しになるのですね。
今から何年後に子どもがいくつで、こういうライフイベントがあって…という表も渡されます。
でも、どうしてもそれを実感を持って信じることができませんでした。
ともあれ、月収10万円ちょっとの劇団員同士の夫婦でも、子どもをちゃんと大学(※)に通わせることができていたのを見ていたので、どうしても結婚や子育てに何千万円も用意する実感が無かったし今も無い。
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2016年6月1日
(※しかも、予備校無しでストレートで東大とか琉球大とか行ってた)
もちろん、先輩方も並々ならぬ苦労をしながら、時には劇団以外の場所で働きながら学費を稼いでおられたのだけど。
だいたい、自分自身が小学校高学年で不登校になり、中3からフリースクールに通った3年間が一番お金がかかっています。
その後は学校と名の付くところに入らなかったから、学資保険も途中で止めていたらしい。
どこでお金がかかるかわからないのに、子どもが18歳の時にしか手にできない保険ってリスキーだと思いました。
一応、夫の生命保険と医療保険は少し厚くしましたけれどね。
思考のブロックを外すのか、インストールするのか?
そして、時間もお金も無いパートタイムオカンの暮らしが数年続き、様々なことがあり(省略)弘前で「さいとうサポート」を開業。
これまでは人が決めた給与を受け取るだけでしたが、自分で自分のサービスに値段をつける働き方になりました。
黙って言われた通りにやるだけではなく、自分のすることに適正な値段をつけて、適正な相手に買ってもらわなくてはなりません。
開業したての頃、様々な女性起業家、または起業を志す女性に会ったり、ブログを読んだりしました。
その中で、「お金に対する思い込みを外そう!」という主張を目にすることがあり、 「ブロックを外す」という言葉も見かけました。
それまでの「稼げない自分」「お金を受け取れない」「お金のことを言うのは下品」という心のブロックを解除するらしいです。
世の中には「マインドブロックバスター」というセラピー(?)もあるそうで。
どうしてもわたしはこっちをイメージしてしまいますが。
ブロックバスター#ブロック覚悟でいう pic.twitter.com/Hv4vTzWEth
— アストルティアガルパン大使ベツカイオウ (@betukaiou) 2016年5月17日
考え方を切り替えたい時に、
「元々自分が持っていたものを手放す」のか、
「新しい言葉を入れる」のか、
どっちを選ぶのかが、もうそれまでの自分の積み重ねで。
わたしは、「新しい言葉・考え方・ロジックをインストールする」イメージをとっています。
上書きでもなく、追加していくイメージで。
今は、こういう自分がどこまで稼げるのか=人に報酬を払って頂ける力があるのかを、もうちょっと今までの枠を超えたところまで伸ばしたい。
夫の扶養範囲内という枠は、当初から超えていくつもりで動いていました。
今はまだ昨年度にその範囲を超えたばかりで、今年から自分で年金・健康保険も払うようになったところですが、その分もちゃんと超えていけるように。
お金に価値を交換できる仕事はどんどん稼いでいく。
でも、ただ好きだから、面白そうだから、この人といっしょにやりたいから、の活動もどんどんやっていく。
そんな風に、「稼ぐ覚悟」を育てている開業2年目です。
街ナカゼミではそんな話しもする予定!
6月16日(木)18時からの弘前街ナカゼミのゲストは斎藤美佳子さん!
— 青森創造!若者交流サイト (@aomori_ikinabi) 2016年6月2日
とっても面白いお話が聞けると思いますよ。申込はこちらから→https://t.co/WSCsdqHAQ3https://t.co/GADnhtNeYV pic.twitter.com/VlfTSqLQk8
わらしべ長者を超えた!? にじわじわ来てます。
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