不登校のまま受験を経験しなくて不便だと思うこと
小学生高学年から不登校をして、ほとんどそのまま中学校を出たわたしですが、学歴が中卒で困ったことはそんなにありません。
何かなりたい職業や取りたい資格に、高卒の前提条件が必要であれば、もうちょっと大検(今の高認)をがんばったのでしょうが、これまで特にそういう場面もなく。
フリーターをして、劇団員をして、コールセンターのオペレーターをして、事務員をして、フリーランスとして開業してのイマココ。
特に大もうけはしてこなかったけれど、20歳で社会に出てからは細々と自活しています。
困る、というより「不便なこと」は、受験システムから離れていたために、自分がどのあたりにいるのかわからないということです。
ちょっとわかりにくいかも知れないので、詳しく書いてみました。
教科書にあることはみんな知ってるよね?
わりと大きな勘違い。
学校に行っていた人は、毎日毎日何時間も授業を受けているのだから、教科書に載ってることはみんな一通り知ってるはず。
忘れたり、その時理解できなかったとしても、「ああ、そう言えば聞いたことがあるね」程度には知ってるはず。
そう思っていました。
そうじゃないと知ったのは、例えばこんな時。
以下、過去のブログより引用します。
会社でお仕事中の一時。 若い女の子が無邪気に口にした一言。
「タイって台湾ですよね?」
「違うよっ!」0.3秒でツッコミ。さすがにちょっとだけ絶句した。
「タイはタイランドだよ! 台湾は中華民国だよ?!」
本日のツッコミ。: Alternative Noteより引用
また、別の子の言葉。
「え、ソレンって、ソビエト連邦だったんですか?」
「あぁっ?!」なんと、彼女はソレンがソ連、ソビエト連邦の略だということを、たった今気付いたらしい。
「ソビエト連邦の略がソ連だよっ?! 今のロシアとかだよ。それはわかってるよね?」
「あ、ロシアがソビエトなんですかー」
「………や、ソビエト連邦がバラバラになって、一番大きいのがロシアなんだけどね。他にも色々あるけどね」
「それって、最近でしたっけ?」
「い、いや、けっこう昔だよ」
「何百年ぐらいか前ですか?」
「……!!」
ジェネレーションギャップというか。: Alternative Noteより引用
別に彼女たちを笑いたいのでも嘆きたいのでもありません。
自分よりもずっと長く長く学校に通っていた人も、そんなことがあるのだとびっくりしたのです。
学歴のランクがわからない
高校受験もしなかったので、どれくらいの成績だとどれくらいの学校に行けるのかがまったくわかりません。
以前、劇団の先輩のお子さんが東大に(予備校など行かずに)ストレートに入学して、さらに大学院まで進んでいたけれど、それがどれだけ難関なのか、よくわかっていない。
偏差値がなんなのか、学校のランクとかがさっぱりわからないこと。
それに、「学校に行っていた人は、教科書に載っていることは一通り知っているものだ」と漠然と思っていること。
たまに、周りとのギャップを感じて、「あれ?」と思うところです。
それが学校に行かなかったことで、ちょっと不便なこと。
まぁ、それほどたいしたことではなかったですね。
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