「沈黙のWebライティング」で理論と情熱のライティングをインストール!

沈黙のWebライティング

沈黙のWebライティング


このやたら強そうな本、「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—〈SEOのためのライティング教本〉」を、年末に一気読みしてしまいました。

同時に買ったふらいんぐうぃっち5巻と比べて、この大きさと厚みです。

Webライティングを題材にしていながら、ハードボイルド風アクションの体裁をとった異色の本。

ストーリー本編はほとんどWebで公開されているにも関わらず、2,000円出して書籍も買ってしまうというおそろしい本です。

間もなく、この本の著者・松尾茂起氏が青森のセミナーに登壇されるので、未読の方には全力でオススメしておきます!


経営危機に瀕する旅館に現れた屈強な男…ボーン・片桐!


物語の舞台は栃木の温泉地・須原。

両親の不慮の事故から急きょ旅館みやび屋の若女将となった若本サツキは、
「今日のホームページからの予約は…1件か…」
とため息をついていた。

自分が若女将となってから半年、徐々に減る宿泊客…。

東京でバンド活動をしていた弟が帰ってきて、覚えたばかりのSEO(検索エンジン最適化)をトップページにほどこすも、明らかにチグハグな文章になってしまう。

そこへ現れた屈強な体格の男と謎の美女。

最強のセキュリティ対策のために39.9kgの重量があるノートパソコンを持つその男の名は、
「ボーン・片桐」

世界最強のWEBマーケッターである。

1時間5万ドルのコンサルティング料を稼ぐ片桐は、パートナーの美女・ヴェロニカとともに、ある条件と引き換えにこの旅館のWebサイト改善に乗り出す。

一方、サツキに手を伸ばす巨大な力は、秘密裏にみやび屋を包囲してゆく…。

はたして、彼らの目的は……!?


(写真:ぱくたそ 沈黙のWebマーケティング素材)

(写真:ぱくたそ 沈黙のWebマーケティング素材)


物語はLINE画面のようにアイコンとセリフの吹き出しで描かれていて、マンガ感覚でサクサク読めます。

冒頭で書いた通り、Webで連載された記事が今も無償で読めます。しかもカラーで。

では、書籍版には何があるのか?

Web版を読むだけでも入門として質量が十分なのですが、書籍版にはさらに「ヴェロニカ先生の特別講義」として、各章の間にテキストのまとめがあります。

そのタイトルを書き出してみましょう。

  1. SEOを意識したコンテンツを作るカギ 1.「USP」を最大限に活かすコツ
  2. わかりやすい文章を書くためのポイント
  3. 論理的思考をSEOに結び付ける
  4. オウンドメディアに必要なSEO思考
  5. SEOに強いライターの育成法
  6. バズにつながるコンテンツ作成のコツ

Webで文章を書く人なら、気になるキーワードがたくさん並んでいます。

内容も、実在のサイト制作事例に基づいた文章作成のコツ、その見せ方のコツがぎっちりと詰まっています。

これは、何度も読み返したいっ!

この本はシリーズ二作目ですが、ストーリーは一話完結しているので前作を読まなくても問題ありません。

実際、わたしは先にこの作品を読んでから、前作のこちらも買って読みました。

二冊並べるには書棚のスペースが無いので、1作目はKindleで買いました。
(中身は同じです)

二作を通して読んで感じるのは、やはり題材に対する「愛」が必要だというごく当たり前のことでした。

その上で、人間にもGoogleにも記事の意図をわかりやすく伝え、評価を上げるためのテクニックが詰め込まれています。

そもそも、この本の誕生までの流れ、体裁も見本となるコンテンツですよね。

たった一つの…

問題は…これを読んでいると、うちの息子(7歳)が背後からのぞきこんで…。


あーっ! 母ちゃん、マンガ読んでるーーー!!


いや、これ母ちゃんのお仕事の本だから…


息子に奪われる

息子に奪われる


やっぱりマンガでしょーー!!

読んで、読んで! おんどくして!!!


え…
………
………………
………………………


はあああああ・・・!!!

_人人人人人人人人人人人人人_
> マインドマッピング!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


まともに読めたのは、子どもが寝てからでした…。

著者も登壇する超豪華講師陣のWebライティング講座が青森で!!

そして、冒頭でお知らせしたとおり、この本の作者である松尾茂起氏が1月21日(土)に青森市で開催されるWebライティングのセミナーに登壇します。

検索エンジン対策のSEO方面から松尾氏が、
SNSでシェアされる記事づくりでBuzzFeed Japanの鳴海淳義氏が、
さらにノオトの人気ライターで編集者の朽木誠一郎氏が講演を行います。

誰かが書いた記事をよりよく改変するワークショップもあるそうですよ!

もちろん、わたしも受講します。

昨年末にWELQをはじめとしたキュレーションメディアが批判され、公開中止になりました。

Webメディアも大きく変わる転換点の中、あらためて「伝えたい人にちゃんと伝わる」文章をどう書くか、どう見せるか、どのように伝えるか?

Webに文章を書き散らす者の一人として、しっかり学んできます。

主催はいつもお世話になっているNPO法人あおもりIT活用サポートセンター。

コーディネイターはあおもりメディアラボ等でおなじみの青森が大好きすぎる山尾信一さん。

空席もあと数枠とのこと。
これ、全国からは「どうして青森!? 遠すぎる!!」との声が続々と上がってます。

見逃すともったいないですよ?

詳細は↓をご覧ください。

▼追記:参加レポート書きました!


【関連記事】


ウェブライダー社が渾身の力で解き放つ文書校正ツールリリース中!


Facebookはこちら