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お盆帰省、弘前から札幌まで飛行機利用なら1人往復57,160円! 北海道新幹線が開通したらどうするか考えた

新青森駅に停車する「はやぶさ」

新青森駅に停車する「はやぶさ」


北海道の実家帰省が終わり、無事に帰って来ました。
やはり、こちらに降りると湿度を感じますねぇ。

さて、今回わたしたちは往復共に飛行機を利用しました。

大人2名と幼児1名の家族3人の旅費合計は、139,780円でした。

JRのみで帰省した場合と飛行機を利用した場合との、かかる時間と費用を計算して、時間を買ったわけです。

ざっくり時間は倍以上、料金は3倍以上違うのですよ。

来年3月に北海道新幹線が函館まで開通します。
いったい、いくらで何時間の行程になるのか?
自分なら、どれくらいの設定なら利用したいか?
ちょっと考えてみました。

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お盆・正月に帰省する際に飛行機を利用すると…

Yahoo!路線にて検索した図をご覧ください。



実際には、実家は札幌市ではないのですが、近隣ということでざっくり札幌までで計算します。

午前中に弘前の家を出発したとして、

10:48発→14:25着
所要時間3時間37分(乗車2時間21分) 料金:28,370円

料金の内訳

  • 弘前~青森空港までバス: 1,000円
  • 青森空港~新千歳空港まで飛行機: 26,300円
  • 新千歳空港から札幌駅までJR: 1,070円

これらが大人1人あたりの料金です。 お盆・正月の時期は往復割引ありませんので、往復の金額はこの倍になります。

往復の大人料金:56,740円
夫婦2名分の往復料金:113,480円

さらに、飛行機は2歳以上の幼児が大人の半額料金かかります。
JRとバスは未就学児無料です。(指定席を買わない場合)

息子の旅費: 13,150円(飛行機のみ) 〃 往復旅費:26,300円( 〃 )

家族3人の往復旅費:139,780円

交通費だけで約14万円ですね。
実家に泊まるので宿泊食費はかかっていないのですが、やはり繁忙期の飛行機運賃は容赦ないです。

しかし、午前10時過ぎにゆっくり出発しても、14時半には札幌駅まで行くことができます。早い!

もし、JRのみで帰省した場合


09:36発→15:59着6時間23分(乗車6時間13分)
料金:13,060円(乗車券8,740円 特別料金4,320円)

片道分の大人料金はこの通りですが、JRには往復割引があります。
しかも、5日間以内の北東北と札幌間を結ぶ乗車券「札幌フリー乗車券」もあるのです。

おトクなきっぷ:JR東日本

弘前から札幌は大人9,770円で往復分の乗車券が買えます。
特急券は別途購入です。
スーパー白鳥(自由席:1,730円×2)と、スーパー北斗(自由席:2,590円×2)を加えると、大人1名あたりの往復旅費は16,680円 家族3名での往復旅費は33,360円になります。

飛行機利用の場合と10万円違いますね。

来年からは息子も小学生でJRの費用もかかるので、もう少し差は縮まります。
また、指定席をとった場合には往復で2,000円ほど上乗せになります。
それでも、飛行機3人利用とは桁が違います。

時間は朝9時に家を出て、16時に札幌駅に到着です。
そこから更に目的地に移動するので、やれやれと到着するのは17時過ぎになります。

時間とお金、どちらを選ぶ?

大人2人なら、1日移動もできます。
実際、子どもが産まれる前の帰省はいつもJRでトコトコ行っていました。
しかし、動きたい盛りの子ども連れはそうはいきません。

何度か子連れで札幌から弘前、弘前から札幌の移動もしていますが、だいたい途中で飽きます。
「もう、降りたい~!!」とぐじゃぐじゃ言われます。
車内でおやつやお弁当なども買って、どこかで食事休憩も必要です。

また、休日が短いと移動で1日潰すことがもったいなくなります。
今回、夫は3連休だったので、1人だけ1日早く弘前へ帰りました。
こういう行程だと、1日丸ごと移動に当てるのがしんどいのですよね。

そんなわけで、今回は初めて往復共に全員飛行機を使いました。

これまでは、行きだけJR、疲れている帰りは飛行機だとか、親1人だけJRで先行とか、色々な組み合わせをしていました。

飛行機のリスク

さらに、飛行機の場合、青森空港が山の中にある為に、雪の時期はよく欠航があります。

札幌に住んでいた頃の正月帰省で、赤ちゃんを抱えて新千歳空港に向かう中で欠航のお知らせメールが飛んできて、急きょJR移動になったことがあります。
元々混雑しているところへ、同じようにJR移動に切り替えた人が多かったので、札幌から1時間半ぐらいはデッキで赤ちゃんを抱っこしたまま立ちっぱなしでした。
あの時は、同じ状態のママと隣り合わせになって、
「お互いに大変ですねぇ」
「寝ててくれてよかったですねぇ」
と励まし合いながら立っていましたよ。
それ以来、冬の帰省で飛行機を使っていません。

さらに弘前へ移住してからは、冬の帰省もしていない…。
実家もハンパなく雪深い地域なので、「無理して来なくて良いよ」と言う言葉に甘えています。

JR往復切符を買ったお盆帰省の時も、JR北海道で脱線事故があり札幌~函館が不通になり、父母に車で函館まで送ってもらった経験もあるので、飛行機ばかりを責められないのですがね。
めったにないことのはずですが、あの頃のJR北海道はおかしいくらい事故が多かった…。

さて、そこで北海道新幹線ですよ

2016年3月26日開通か?と言われている北海道新幹線。
まずは新青森から新函館北斗までが開通します。
札幌まではまだまだ先の話しで、20年以上かかるようですね。
もう息子も大人になってる…。

気になる新青森から新函館の所要時間と、料金は、まだ正式には公表されていません。

こちらのサイトを見ると料金は今年中に発表されそうです。
予測によると往復特急料金が+5,000円くらいではないかと書かれています。

北海道新幹線2016.3新函館北斗開業ウェブサイト » 新函館北斗開業Q&A

所要時間については、北海道庁のPRページにこのような画像があります。


北海道庁より

北海道庁より


新函館北斗から新青森まで1時間1分

今より50分くらい短くなるかも?
青函トンネルをくぐる時は減速しなければならないので、そこは劇的に変化するわけではなさそうです。

弘前から在来線で新青森まで行き、新幹線用のホームに移動して乗り換えて、新函館北斗から、また在来のホームに戻ってスーパー北斗や北斗に乗り換える…となると、普通の特急間での乗り換えより時間がかかりそうですね。

これらの情報から推測すると、今までJRでは弘前から札幌まで6時間半くらいの所要時間だったところが5時間半前後になり、往復料金が+5,000円くらいと予測します。指定席のみにするならさらに+1,000円。 大人1人あたりの往復料金が25,000円。 さらに指定席のみになると子どもの切符も買うので……家族3人で往復6万円くらいになるでしょうか。

どちらにしても、開通日にすぐ乗らない限り、息子は小学生になるので、来年度からは大人の半額料金を計算しないといけませんね。

リンク先の注意書きにも書かれている通り、すべてはJRの決定次第です。

わたしなら、片道あたり1時間短縮できて、息子が新幹線に乗ることを楽しみにしてくれるなら、往復1人5,000円の上乗せは受け入れられます。

東京~札幌間は素直に飛びましょうよ…

北海道新幹線の開業に関する情報を見ていると、ほとんどが東京から札幌まで約5時間に!とか、東京中心の計算が多いんですよね。

でも、東京~札幌(新千歳空港)間は、もう今でも航空会社がしのぎを削る激戦区です。

LCCや宿泊パックなど、いくらでも選択肢はあるので、素直に飛びましょうよって思ってしまいますね。
最後まで新幹線で行けるのも20年以上先の話しですし。

関東から新幹線で北海道へ渡る人で席が埋まっていて、最後の新青森から乗れる席はごくわずかなんてことにならないといいですね。

移住者交流会でも感じましたが、北海道と青森は人の交流があります。
出身地いろいろ、理由もいろいろ、第一回「移住者限定ひろさき初心者交流会」に参加してきました
岩手や仙台とも進学や就職で行き来があります。
陸路であるJRには、そうした地方と地方を結ぶ交通手段として、いつでも乗りやすい料金であってほしいものです。

新幹線を通すからって、従来の特急白鳥を急に減らしたり、お手軽な自由席なくしたりしないでくださいねっ!

交通費、こうすればもっと減らせるよ!という情報をお持ちの方は、ぜひtwitterやFacebookよりお教えください。
お盆時期は難しいかもしれませんが、次回は格安航空券なども当たってみるつもりです。

追加 北海道新幹線開業日にJR運賃を比較してみました



お盆時期も格安航空券ありました!



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