26回目のスタバdeこぎん、楽しく刺してから「こぎん冬の陣」へ出陣
歴史ある建物を活用したスターバックスコーヒー弘前公園前店で月に1度集まって好きに津軽こぎん刺しを楽しむ「スタバdeこぎん」、12月18日に今年最後の集まりをしました。
着物専門誌「七緒」をみんなで見たり、こぎんツリーをそれぞれ刺したり、あるいは好きなものを好きなように刺したり。
2時間の集いを楽しんだ後は、近くの藤田記念庭園考古館で開催中(~12/27)の「こぎん 冬の陣~春を待つ心」を観てきましたよ。
クリスマスムードの中で、koginツリーを4人も進行中
クリスマスまであと一週間、という中。
ラズベリーモカというおしゃれな期間限定の飲み物をいただきながら、みんなが集まってくる中でこぎんを刺します。
この日はお子さんの風邪で急きょお休みの人も何人かいて、それでも13、14人かな?集まりました。
(入退室自由なのでカウントが不確かです)
初めて参加の方が2人、お1人はkogin.netさんのkoginツリーに取り組み中。
もうお1人はこぎん刺しデビューの方でした。
こぎん刺しのソファベンチに並んで座った3人(の1人はわたし)が、koginツリーをそれぞれ刺している様が壮観です。
ちょっと離れて窓側の席に座っていたFさんのkoginツリーも、先月よりだいぶ進んでいます。
いち早く購入していたわたしが一番歩みが遅くて、完全に今年のクリスマスには間に合いません。
この日もなんだかんだと気を回しているうちに、一番小さい豆コ(写真右側の小さい菱型)しか刺せませんでした。
初めての方も「結び花」模様を短時間で完成。
この結び花や市松模様は、初めての方にも刺しやすいので、よくおすすめしています。
青いグラデーション市松の写真は、息子が刺したもの。
わたしが一段目を刺してやった後で二段目・三段目を刺しています。
さしぼぅさんは安定のクレイジーな精密こぎんを刺しています。
今日は着物でいらしたnatuさんは、ご自分が刺した卍模様を他のメンバーにくるみボタンに加工してもらいました。
帯留めはさしぼぅさんの作品。
やはり2倍くらい目が細かいですね。
終了後に「こぎん冬の陣」へ
いつもは終わったらそれぞれ解散するのですが、ちょうど近くの藤田記念庭園でこぎん刺しの展示があるので、時間のあるメンバーで観に行きました。
今年リニューアルした考古館へ向かいます。
中はだいぶおしゃれになって、和のスイーツを楽しめるカフェもできました。
おお、この雪の中でもかき氷をやっているのですね。
考古館に入り、カフェを抜けて二階へ上る階段へ。
ここにはもう見事なタペストリーの展示品が下がっていました。
上に上がると、ため息が出るような作品が展示、あるいは販売されていました。
この展示は、津軽こぎん刺しの普及につとめた故前田セツさんに師事した佐藤陽子さんの佐藤陽子こぎん展示館の貴重なこぎん刺し作品が並んでいます。
100年、200年と年を経た古作こぎんの着物、なんと、着させていただいてしまいました!
草刈正雄さんも着られたという着物で、当時のおしゃれ着だったそう。
わたしは長身なので、こちらを佐藤先生に勧められました。
刺している部分はみっちりとしていてあたたかく、 刺していない部分は麻なので向こう側が透けて見えることを体感。
脱いでからしげしげと見ましたが、裏側も見事な幾何学模様です。
こういう着物が200年も残っているのがすごいですね。
展示品の他に、こぎん用の糸や記事も買えたり、
当日その場で申し込みできるこぎん刺し体験ワークショップもありました。
準備されているミニチュアの帽子がかわいかったです。リカちゃんにはちょっと小さいかなぁ。
この展示は12月27日(水)まで。なんと入場無料です。
詳しくはこちらをご覧ください。
2018年も続けます
2017年はこぎんフェスに参加したり、雑誌の取材を受けたり、どんどん参加者が増えたり、と最初はしゃれっ気で始めた企画がずいぶん大きくなりました。
別に大きくなっても、わたしにお金が入る仕事では全然なくて、ただ気軽に集まってこぎん刺しをしたいだけの趣味サークルです。
初心者の方には入口だけ手ほどきしますが、特に毎回課題も何も用意していません。
そんなゆるい集いですが、案外需要があったようです。
またSNSなどで告知していきますので、タイミングが合いましたらお申込みください。
スタバdeこぎんについて
スタバdeこぎんの告知は主にSNSで出しています。
参加してみたい方はFacebookやTwitter、Instagramをフォローしてください。
あくまでも、さいとうが趣味とノリで始めた活動なので、お店の方にお問い合わせされませんよう、お願いします。
【スタバdeこぎん 過去ログ】
- 第1回>まだスタバにMac持ち込んでドヤリングしてるの? 弘前ではしっとりこぎん刺しですよ
- 第25回>25回目のスタバdeこぎん、koginツリーはじめました
- その他の回はこちらから>スタバdeこぎん
- 雑誌に載りました>着物専門誌「七緒」に、光浦靖子さんと津軽こぎん刺しを楽しむ姿が載りました
【参考図書】
シンプルな伝統模様の図案が収録されており、でも今の暮らしにちょうどよい布小物の作例になっているので、こぎん刺し入門におすすめです。