突然プロレスリング・ノア弘前大会を家族3人で観て来た話し
まったく予定していませんでしたが、プロレスリング・ノア弘前大会を家族で観戦してきました!
それも家族3人で。
どうしてそうなったかと言うと…
今日、息子のスポーツクラブの付き添いで青森県武道館行ったら、NOAHの興行あることに気づいたんだがね。
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2017年12月15日
それが、、、
武道館メイン競技場じゃなくて、補助競技場前で受付やってて、すごい衝撃を受けてる。
メイン競技場、隙間から見たら普通にバドミントンか何かやってるっぽい。。。
やばい。
あの、故・三沢光晴さんが創立した緑のリングのノアが、12月に弘前の青森県武道館で興行やるとはCMで聞いていたけれど!
まさかの補助競技場!?
まさか、息子の習い事の付き添いで丸藤選手とすれ違う時が来るとは。
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2017年12月15日
金髪のお兄ちゃんは拳王というのか…
(サイト見てる)
えー、けっこうよさげなカードあるじゃないか。
なぜあんな小さいところで…
本日のプロレスリング・ノアは
— モハメド ヨネ (@muhammad_yone) 2017年12月15日
青森県弘前市にあります
青森県武道館にお邪魔します。
試合開始は18時半から!
皆さまのお越しをお待ちしております(^^)#noah_ghc https://t.co/IDFpqQ4Rev pic.twitter.com/L2LwngoSBh
子どものスポーツが終わって、帰りにスーパーで買い物をしながら煩悶して、8歳の息子に相談したら、
「いいよ、かあちゃんが好きな人のチームなんでしょ? 観なかったら、次はもう来ないかもしれないんでしょ?」
と、いっしょに観てもいいって言うのですよ。普段、プロレス興行は怖いし音が大きいから嫌だってついてこないのに!!
そして、仕事が終わった夫(プロレスファン仲間)も、「じゃあ、今から行くね」という即断即決だったので、そのまま軽食を買って食べながら武道館にUターンしました。
そんなわけで、第3試合途中から家族3人、まさかの特別リングサイド(1列目)での観戦です!
補助競技場でプロレスができるの!?⇒できました
なんと言っても衝撃だったのは、「補助競技場でのプロレス」。
青森県武道館でのプロレスと言えば、普通は主競技場だと思うじゃないですか。
こちらが、昨年の王道プロレス興行時の写真。主競技場です。
キャパ5,000人クラスなので、リング設営して椅子並べて、2階席まで入れれば3,000人くらいは座って見られそう。
そして、今回の補助競技場はこちら。
息子がスポーツクラブで使っている時に、なにげなく撮ってた写真です。
バスケットボールやバレーボールの1コート分ですかね…。
果たして、ここでプロレス興行なんてできるのか!?
そこまでピンチなのかノア!?
と矢も楯もたまらず当日券3枚買って、入ってみたら…。
ちゃんとプロレス興行の光景になってるー!!
リングは普通サイズだし、椅子も東西南北3~4列ずつくらい並んでるし、よく見ると入場ゲートや大型ビジョンまであります!
照明器具は無いけれど、天井の高さも十分でした。
これ、観客が少なくても一体感出るし、動員厳しいなら河西体育センターよりいいかも。
特別リングサイドで親子観戦!
そして、案内された席は特別リングサイド、略して特リン。1列目です。
4試合目の途中からなので、レポートはさっくりと。
詳細なカード、および試合結果は公式サイトをご覧ください。
第4試合 原田大輔&〇タダスケ vs 田中稔&●シェルドン・ジーン
ちょうど、席に座ったところでフィニッシュシーン間近。
長髪のタダスケ選手が、シェルドン・ジーン選手を関節技で仕留めました。
この試合はGHCジュニアヘビー級の前哨戦だったそうで、そこで戦う2人が試合後もにらみ合っていました。
もう一人の選手が睨み合い後にこちらを向いて退場していく時に、ようやく「田中稔選手だった!?」と気づきました。写真撮り損ね。
ノア青森大会終了☆今日はパートナーのシェルドンがタダスケに敗北。直接原田に負けたわけではないしシェルドンが負けたのも原田ではなくタダスケだ。でも直接負けてなくても《GHCジュニア選手権前哨戦》と謳われてるからには負けたらかなり悔しいもんだな明日は勝つ#シェルドンの仇#討つよ
— Minoru Tanaka☆田中 稔 (@minoru_official) 2017年12月15日
府川由美(現・府川唯未)選手と結婚した時は、美男美女カップル誕生と騒がれた記憶。今は2児のパパなのか。
第5試合 〇拳王&杉浦 貴 vs マサ北宮 & ●熊野 準
すぎうらぁーーー!!
知っているノアの選手が出てきたので高ぶって叫んじゃいました。
その割に写真少ないです。応援してました。
この時、夫が到着したので迎えにちょっと離席してる間に場外乱闘が始まり、息子の目の前で繰り広げられていたのですが、泣いて逃げることも無く見ていました。いや、そこは逃げて。
息子、痛めつけられたレスラーがタッチ交替して控えに回った時に具合悪そうにしていたのを、本気で「死なないよね?」と心配してました。大丈夫、レスラーだから!
最後は、「さっきすれ違った金髪のお兄ちゃん」拳王選手と杉浦選手が足関節技の競演をして、ギブアップを奪いました。
第6試合 〇モハメド ヨネ&クワイエット・ストーム vs 丸藤正道 & ●Hi69
セミファイナルです。
三沢選手亡き後、ノアをずっと背負ってきた丸藤選手。
さっきすれ違った時は、174cmのわたしとそう変わらないように見えましたが、やはりコスチュームをまとって入場すると大きく感じます。
リングイン時の鮮やかさはシャッタースピード遅くてぶれぶれでした。
対するモハメドヨネ選手は、クワイエット・ストーム選手とタッグチーム「50ファンキーパワーズ」を結成して、今はGHCタッグ王者だそうです。
なお、こういった知識は今調べながら書いているのであって、観ている時はよくわかってません。
それでも、十分に楽しめる試合でした。
目まぐるしい攻防の後、キン肉バスターで王者組が勝利!
【セミファイナル】
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2017年12月16日
モハメド・ヨネ&クワイエット・ストーム組のキン肉バスター!#noah_ghc #弘前 pic.twitter.com/PfEGeo9Mu3
動画撮影NGですが、静止画像がつなげられたGIFアニメならいいのでしょうか…。
第7試合 〇エディ・エドワーズ、ムース&石森太二 vs 潮崎 豪、小峠篤司& ●HAYATA
メインイベントです!
ノアの生え抜きエースで、一時は全日本プロレスに行っていたものの、いつの間にか(わたしの実感です)出戻り再入団していた潮崎豪選手の入場!
6人タッグマッチなので、リング上も場外乱闘もにぎやか。
会場に比例しての試合占有率高い!
このムース選手が「ムース」と言いながら、拳を引き下げるムーブが大人気。
場内のお客さんも「ムース!」と拳を引き下げていました。訓練度高いな!?
対する小峠選手も「コトウゲ!」とやってみたけど、本人も苦笑気味だったのであまり広がりませんでした。
潮崎とGHC王者エディは胸板が赤くなるほどのチョップ合戦。
弘前大会メイン
— プロレスリング・ノア (@noah_ghc) 2017年12月15日
セミに負けじと、潮﨑とエディも激しくチョップを打ち合う!
結果→ https://t.co/sk5AENuYj5
詳細→ https://t.co/40DFBaWow6#noah_ghc pic.twitter.com/PzW8EsR1UV
終盤は軽量のHAYATA選手が猛攻を受け、いったんはエディのタイガードライバーをカウント2.9で返したものの…
王者のボストンニーパーティー(〇〇〇〇への膝蹴り的な)を食らって3カウントを聞きました。
終了後は勝者3人が場内を一周して、観客とハイタッチ。
夫も息子も手を伸ばします。
今ここでしか観られないからこそ
いや、途中からでしたが楽しかったです。
事前にわかって準備していれば、1試合目から見て、
「熱烈な井上雅央ファンの女性は今もいるのか?」
「あれから8年経ってなおノアに上がり続けている齋藤彰俊選手」
も観たかったくらい。
でも、今回急に見ることを決めたのは、やはり「補助競技場でプロレス興行やるなんてどういう状況!?」という興味と心配があったからでした。
なにしろ、わたしの心のベストレスラーはノアの創業者である三沢光晴選手。
最後に生観戦をしたのは、亡くなる前年の札幌テイセンホール興行でした。
この時は、あまりにも動かない姿に衝撃を受けていました…。
たぶん、テレビ放送もなくなり、色々と経営が大変な状況だった時でコンディションもだいぶ悪かったのでしょう。
翌年、試合後に意識不明で搬送されたニュースを知った時は、今日いっしょにプロレスを見た息子がまだ数センチの大きさでお腹の中にいました。
その後の訃報に泣き、翌日はイメージカラーの緑を身につけて出社していました。
いま、新日本プロレスを除いてはどこの団体も経営が厳しいとは聞きますが、中でもノアがやばいぞと言うのは、現役プロレスファンの友達や弟から聞いていました。
だから、息子が迷うわたしに言った通り、「次は無いかもしれない」ので観に行きました。
2年前にここで観た全日本プロレス興行だって、その直後に曙を始め多くの選手が離脱したではないですか。
そして曙選手が中心となった王道プロレスは、昨年手伝いながら観たけど、もう今年の8月以降はWEBの告知が止まっているじゃないですか。
いつ観られなくなるかわからないからこそ、ここで観ておきたい。
もう普段から週刊プロレスやプロレスの中継も観たりしてないけれど!
メジャーなレスラーと反比例する認知度
観客動員は苦戦しているのだろうけど、
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2017年12月15日
演出だけではなく、
レスラーはやはりメジャーのそれだった。
普段、プロレス観戦につきあってくれない息子も、特リンで最後まで喜んで観ていた。
興行自体、会場の雰囲気も含めてとてもよかったです。純粋に好きな人が来ている感。
でも、補助競技場で開催して、公式発表160人の観客数というのは、やはり厳しさを感じます。
いま、こうしてレポートを書いていても、きっとプロレスファン以外は誰も知っているレスラーがいなさそう。
トップどころのレスラーがかつてテレビのバラエティ番組に出ていた時は、その扱いに苦い思いをすることもあったのですが、全国津々浦々に名前と顔を知らせるために必要なことだったのでしょう。辛いけど。
少しでもプロレスを見ていれば、それが10年前までであってもけっこうわかるのですが。
レスラーの技術やたたずまいはやはりメジャーでした。
でも、プロレスを見ない層に届く観客動員力があるレスラーがいない。
全体に小粒で生え抜き選手が少ない。
そういう点では、まだしばらく方舟は厳しい航海を続けそう。
試合のクオリティは本当に高いし、わかりにくい遺恨や流血試合もなかったので、普段は見ない息子も最後まで楽しく見られました。
もし、近くでノアの興行があったら、ぜひ行ってみてください。
プロレスを食わず嫌いしている人にもおすすめできる興行です。
プロレス観戦記いろいろ書いてます
弘前での興行ばかりですが、こちらのタグにまとめています。
過去日記の格闘技・プロレス観戦記はこちら。エディ選手、初見かと思ったら見てた!
2008年の観戦レポに「5年ぶりの生観戦」って書いてて、
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2017年12月16日
その5年前は2003年札幌きたえーるのノア大会だった! #noah_ghc //
11.30 プロレスリング・ノア きたえーる観戦記: Alternative Note https://t.co/4mTXBCiBrl
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