最後はペア碁で勝負! 女子が勝負師の目に変わる瞬間を見た
陸奥新報の連載「大人女子が囲碁始めました」3回目が掲載されました。
今回はペア碁に挑戦。
卓球やテニスのダブルスのような競技ですね。
本来のペア碁は無言で、パートナーの意向も読み取りながら打つそうですが、わたしたちは初心者なのですべて口に出しながら打ちます。
講師の古川夫妻が各ペアについて、ジョーカーとしてアドバイスもしてくれます。
さて、初心者ばかりのペア碁、どんな勝負になったでしょうか?
6路盤から9路盤になったらかなり広い
これまでは1対1で石取りゲームや模擬戦をした時は、入門用の6路盤を使っていました。
最後のペア碁は9路盤に。
これでも、実践の19路盤よりかなり小さいです。
でも、かなり自由度が高くなって、その分どこにどう石を置けばいいのか迷いましたね。
「次、ここ?」
「ここ……でいいのかなぁ?」
2人で相談しながら攻める場所を決めるのですが、だんだん熱が入ってきて…。
「ここに置いたら、こう来るから、こうなって、こうなって、こう!! よし、いける!!」
「ここは、もう助からないから捨てて、こっちを攻めていった方が…」
「あ、あそこアタリ(次に石を取れる状態)になるんじゃない?」
などなど、キラキラ20代女子の目が、すっかり勝負師の目になっていました。
飲み込み早い-!
どちらもなかなか先生にアドバイスを求めないで、ずっと続けてしまったりして。
終局に至るまでが、まだ難しくて、境界線を決めるところまでは導いていただきました。
終局!! さあ、数えますよ
こんな状態で終局しました。
わたしはKさんと組んでの黒です。
さて、どちらが勝っているでしょうか?
数えやすいように並べて、取った石を相手の陣地に並べます。
これを「整地」と言うそうです。
黒の陣地(青点)が21目、白の陣地(赤点)が11目。
さらに、9路盤からコミ6目半というルールが適用されます。
黒の方が先に打つので有利だから、ハンデとして白には6目半を加えるというルールです。
21対17.5で、黒が3目半リードしての勝利でした。
勝った!! ほとんどKさんのおかげ!!
休憩には弘前のスイーツも♪
囲碁女子の会ですから、休憩にはスイーツをいただきます。
頭脳を使うと甘いものが欲しくなりますからね!
秋元店長さん、この碁会所の近所にある老舗の和菓子店開源堂川嶋の「栗のかくれんぼ」を用意していました。
甘い栗が入っていて、秋の風味です。おいしい~。
これを食べながら、こんゆさんのお話しを聞いたり、囲碁女子のニューウェーブ雑誌「GOTEKI」を読んだり。
こんなに女性ばかりで碁を打つ光景は、山道碁会所始まって以来らしいです。
プロデュースした秋元店長さんが、終始感無量な表情でした。
碁会所ってどこにあるの? という弘前市民の皆様へ
この囲碁教室のことをSNSにアップした後、何人かの方に
「知らなかった!どこにあるの?」
と、聞かれました。
ここです!
土手町通りと並行して逆方向に走る道路沿いです。
弘前昇天教会の少し先、まちなか情報センターの裏側あたり。
マンションに「山道町囲碁クラブ」と看板が出ています。
中はこんな感じです。
この写真は机と机の間から撮っているので、もうちょっと奥行きがあります。
会員制のクラブですが、今後は初心者向けの教室や、時間帯も作っていくそうですよ。
囲碁、かなり頭脳のトレーニングになるゲームです。
このシリーズを読んで興味を持った方、ぜひいっしょにやってみましょう!
当ブログの囲碁シリーズはこちらです。
その1>津軽の女子が囲碁初体験!の記事が陸奥新報で連載開始。わたしも出ています
その2>囲碁のルール知ってますか? 2時間でここまでわかった囲碁のいろは