弘前市ロマントピア天文台で、ゴザに寝ながらペルセウス座流星群をながめてきました

ロマントピア天文台

ロマントピア天文台


ペルセウス座流星群、今年はすごいぞと話題になっています。

参考リンク>ペルセウス座流星群が極大 | 国立天文台(NAOJ)

ピークの8月12日に、弘前市相馬地区にある星と森のロマントピア天文台「銀河」で、流星群の観測会があったので20時~1時間半ほど星空を楽しんで来ました。

夏の大三角形、秋の四辺形、冬の大三角形が説明できる程度には星空好きですが、ロマントピア天文台は初めて。 夜に行くと、市街地から車で20分ほどで着きましたよ。意外に近い!

天文台の周りにはたくさんの家族・カップルが集まっていました

相馬の山を車で登って行くと、天文台側の駐車場がもう8割近く埋まっていました。
(帰りには路駐の車もたくさん見かけました)

天文台に着いてみると、たくさんの子連れ・カップル・友人同士で来ている人たちの姿が。

入館受付手続きをしたら、20時ちょっと過ぎに着いて21番目。
2階にある大きな望遠鏡への案内は22時迄にできないかもしれない、とのことでした。

この日のメインは流星群なので、それは了解

最終的には受付番号が38番くらいまで呼び出されていました。
それぞれグループであることと、受付しないで周囲でただ見てるだけの人たちも多くいそうだったので、ゆうに100人は超えて集まっていそうです


望遠鏡やゴザが解放されていました


望遠鏡で月を見る息子

望遠鏡で月を見る息子

この日は月と土星・火星・さそり座のアンタレスが接近していました。

スタッフのお姉さんが照準を合わせてくれた望遠鏡で、息子も半月のクレーターや土星の輪を見せてもらって大興奮!

火星には宇宙人がいるのかとか、月に隕石がぶつかったのならなぜ爆発しなかったのかなどお姉さんを質問攻めにしていました。


観測中

観測中

スロープの周りには、大きなゴザが敷かれて、自由に寝転がって空を見ることができました。

敷物やクッション、イスなどを持参されている方も多く、そこかしこに寝ている人たちが並んでいました。

うちも小さい敷物1枚持っていきましたが、もう1枚とクッションも持って行けばよかった…。


流星が空を横切るたびにどよめきと歓声が起こります


座って、寝転んで観測中の人々

座って、寝転んで観測中の人々


集まっている人の多くは、いわゆるガチな天文愛好家ではなく、普通の家族やカップルでした。

聞こえてきた「あれがオリオンかなぁ?」に
(おにいさん、オリオンは夏に出ないよ…)
と内心思ったり。

流星が空を走るたびに、
「おおおっ!!」
「えっ、どこだった?」
「さっきのは大きかった」

などの声がおこり、とてもにぎやか。

初めて天体観測をする息子も、キョロキョロ落ち着かずに見逃してばかりでした。

大きな流星には拍手も!
花火大会みたいですね。


天文台の巨大な望遠鏡で土星も観測


無理だろうと言われていた天文台に入る順番待ちも、サクサクと進んだようで21時くらいにはお呼びの声がかかりました。


ロマントピア天文台1階の展示

ロマントピア天文台1階の展示


どんどん階段を上り、小さならせん状の階段を上り、一番上の大きな望遠鏡がある部屋へ。


40cm反射望遠鏡

40cm反射望遠鏡


ここでは土星を観測することができました。

子どもも届くように階段状の踏み台があります。
車輪が付いていて移動するので、ちょっと息子はこわかったようです。


こわごわと土星をのぞく息子

こわごわと土星をのぞく息子

わたしものぞかせてもらいましたが、外に出してあった望遠鏡よりも土星の姿がくっきりと見ることができました。


しばらくゴザに寝転んで親子3人で星空見物…


外に出て、ゴザの空いているスペースに寝転んで、息子を挟んで川の字になって星空を見上げました。

真上には夏の大三角形。
あれが、織り姫だよ、はくちょう座だよ、と教えます。

わたしは父が天文ファンで、よく星空を観に行くのに着いて行っていました。
ハレー彗星を追っている姿なんか、ちょっとおかしくなっちゃうんじゃないかと子どもながらに心配するくらい熱中してましたね。

その影響で、わたしもほどほどに星空が好きで、有名な星座とその神話は知っています。

「こんなにくっついて、空を見るなんて、あと何年ぐらいつきあってくれるのかな?」
「ひゃくまんねーん!」

キョロちゃんな息子も、ようやく3つ目の流れ星を見られたところで切り上げて帰宅しました。

夜のアップルロード(広域農道)は、灯りもなく真っ暗。
ちょっと自分の運転では、夜のロマントピアに行くのが心もとなかったので、夫が運転手してくれて助かりました。

弘前市民は無料なんですって

ロマントピア天文台「銀河」は、ロマントピア宿泊者と弘前市民は無料で利用できます。

市外の宿泊しない来訪者は、大人(高校生以上)200円、子ども(4歳以上)100円です。それでもお手軽ですね。

スタッフの方の説明も親切でわかりやすく、息子の無茶な質問にも答えてくださっていました。

なにげに公開されている天体望遠鏡では県内最大なのだとか。

市街地には別にプラネタリムもあるし、この弘前の謎の充実ぶりに驚かされます。

これは、ぜひまた遊びに行きたいですね。
なにせ、夜なら20分前後で行けることがわかりましたから。
息子も100万年つきあってくれるそうですし!?

星と森のロマントピア 天文台「銀河」



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