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北海道新幹線開業!弘前住みの道産子が新青森~札幌にかかる費用を計算してみた

本日3月26日、新函館北斗駅から新幹線が始動!
ということで、盛り上がっている北海道新幹線開業日です。

弘前市に住んでいる道産子としては、これからの帰省時にどれだけお金がかかって、どれだけ時間が短くなったのか?
飛行機と比べてのコストパフォーマンスは?

など気になるところです。

今までの帰省費用と、北海道新幹線開通後の費用ではどれだけ差があるのか調べてみました。

【追記】

2016年8月のお盆帰省で新幹線利用しました。
さっさと結果を知りたい方はこちらをどうぞ。



ハム速に悲哀あふれる光景がのってしまった新青森駅…


新函館北斗を出発した北海道新幹線第一便を歓迎する新青森駅の状況が…。


まぁ、函館からわざわざ開業日の始発便に乗る人は、仙台とか東京まで行くのでしょう、きっと。

この時期、雪はもう溶けていてウィンタースポーツでもないし、まだ桜も咲いてないし、ねぶたもリンゴも無いので、いたしかたないということで。

青森駅はともかく、新青森駅周辺ってほとんど何もないですからね。

これまでも乗り換え駅ではあったけれど、改札の外に出たことがありませんでした。

青森市でも郊外の方なので、このあたりに住んでいる人じゃないと下りない駅じゃないかな…。

だから、大丈夫です!
この時期に新青森駅に観光客が下りてこなくても問題無いのでドンマイ!!


はまなす・白鳥・カシオペアが無くなり、鉄路の青森⇔札幌間は??


さて、本題です。

北海道新幹線が青函トンネルを走るようになり、これまでの急行はまなす・カシオペア・白鳥&スーパー白鳥が無くなりました。

つまり、青函トンネルを(乗客のせて)走るのは新幹線だけ。
併用はできないんですね…。夜行で移動できなくなったのね…。

それで、JRでわたしたちが弘前駅から札幌まで移動した場合の計算を、Yahoo!路線で比較してみました。

まずは、2015年8月時点(新幹線開業前)の弘前~札幌。


2015年8月の検索結果

2015年8月の検索結果


所要時間6時間33分で、費用は12,700円となっています。

続いて、2016年3月28日(新幹線開業後)で検索した結果…。


2016年3月新幹線開通後

2016年3月新幹線開通後


所要時間5時間22分、費用は13,930円とのこと。

おお、1時間11分も短くなって、料金は1,230円しか違わない!?

新幹線だからもっと高くなっているかと思ったけど、案外安いですね。これならうれしい。

見比べると新青森~新函館北斗は高いけれど、新函館北斗~札幌の料金が下がっています。

えきねっとで検索したらもうちょっと高かった


えきねっとの検索結果

えきねっとの検索結果


Yahoo!路線のデータだけだと不安なので、JRが運営している「えきねっと」でも調べてみました。

すると、同じ便でも合計金額が14,650円になり、新幹線開業前との差が1,950円に開きました。なんだこれ…。
新幹線の料金だけが違いますね。

ざっくりと片道14,000円前後かかると思っておきましょうか。
1時間11分の時短で1人あたり片道1,200円~2,000円の差。

高いとみるか安いとみるか??

どちらにしても、新青森から函館に行くのは特急料金が3,000円以上高くなったけれど、札幌まで行くならそこまでの差ではない、という設定になっているようです。

北海道&東日本パスを使ったら?

上の計算は往復割引や早割などを考慮しないで、片道のみ当日に購入した場合の検索結果です。

実際は往復で使うことの方が多いので、往復で使えるフリー切符を調べてみました。

2012年1月、JRだけで帰省した時は、大人1人あたり往復運賃で特急券も合わせて17,300円でした。(2歳だった息子は席無しで無料)

【7/29追記】

お盆帰省の為に青森~札幌の切符を買おうとしたところ、
「新幹線開通後はフリー切符も往復割引も無し・片道のみ」
になっていることが判明しました。

料金はすべて指定席の場合15,000円程、自由席の場合13,000円程(大人1名)となりました。

同じようなきっぷが、こちらに掲載されています。
北海道&東日本パス|JR北海道のおトクなきっぷ

これが7日間有効のフリー切符で10,850円。
特急券は別売りなので、えきねっと調べ運賃だと+6,540円で17,300円になる計算です。
あら、新幹線に乗っても前と同じ??


【訂正】特急券を片道分で計算してました。
6,540円×2=13,080で、合計23,930円の往復料金になる計算です。

これは、みどりの窓口に行って聞いてみるのが確実ですね…。
でも、「途中下車可能」とか、かなりよさそうです。ぶらりと札幌から弘前に来て欲しい。


他にもどうしてもJRで行って安くあげたい人は、「青春18きっぷ」で初めて新幹線に乗れる北海道新幹線オプション券もあります。

また、とにかく時間はあるけど安く行きたい人は青森~函館をフェリーで、函館~札幌を高速バスで行くプランが片道6,000円くらいだったという情報も聞こえています。ハード!


一方、JR北海道も色々と厳しい


Sきっぷ廃止では、室蘭や登別から札幌に出張している人たちの悲鳴が聞こえているそうです。

わたしが子どもの頃に住んでいた町を走る日高本線も存続の危機だと聞こえるし、事故・トラブル・不祥事は多いし、ちょっと厳しい状況のJR北海道。

新幹線開業を祝賀ムードで包むのはいいけれど、どんどん札幌に集約されていく流れに見えるのがモヤモヤします。

北海道ってあの広い大地に人口550万近い人がいて、札幌市および近隣市で230万人くらいいますからね。半分近い。
農業漁業の一次産業に頼るなら、小さな町のインフラは残さなきゃいけないんじゃないかしらと、今は離れている北の大地をながめています。

青森県はこれからが勝負

マギュロウはλ(ラムダ)プロジェクトのキャラクターなのです

 ラムダプロジェクトとは、青森県全域と函館を中心とする道南地域とを一つの圏域と捉える「津軽海峡交流圏」の形成を進め、圏域内の交流の活発化を図るとともに、圏域外からの交流人口の拡大と訪問者の滞留時間の質的・量的拡大を目指す取組みです。
 プロジェクト名は、新函館北斗駅から新青森駅を通って八戸駅への新幹線のルートと、新青森駅から弘前駅への奥羽本線のルートの形が、ギリシャ文字のλ(ラムダ)に見立てることができることに由来します。
ラムダプロジェクト~津軽海峡交流圏の形成をめざして~|青森県庁ウェブサイト Aomori Prefectural Governmentより引用

ざっくり言うと、新幹線で函館市~青森市~八戸市にルートがつながったけれど、弘前市にも寄ってね!!ってことでしょうか。

実際、先ほど書いたようにこの時期の青森は、まだ人を寄せるポイントが少ないので、一ヶ月後の弘前さくら祭りで、どれだけ人の流れが変わったかが一つ目のポイントじゃないでしょうか。

飛行機往復でお盆帰省だと1人6万円近くかかるので

昨年は敢行しました飛行機往復帰省。
8月の多客期は割引無しなので、家族3人で交通費が約14万円かかりました。

それを思えば、1人あたり往復2万円以内ぐらいなら、今の新函館までの新幹線でも乗りますね。
周遊きっぷや往復割引との関係をもっと調べて、GWや夏の計画に備えるとしましょう。

もし、もっといい方法がある、ここの計算が間違っているなどありましたら、こっそり教えてください!

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