選択されているタグ : , 写真 , 地域ニュース

弘前公園 #冬に咲くさくらライトアップ は2月28日まで。最後の週末に迎えた「満開」

比較的あたたかな金曜日の夜に、「のつのつと」降り始めた津軽の雪。

さっそく、冬に咲くさくらライトアップを2月末まで実施中の追手門前に、はせ参じて来ました。

観光館の駐車場に車を停めて、追手門広場に上がると、見渡す限りの「満開」ぶり!

これはみごと!


満開の時は来た!!


花筏が世界的に有名な弘前公園の外堀。

コンデジ(PowershotG7X)の手持ち撮影でもこんなにキレイに撮れました!


冬に咲くさくらライトアップ中の弘前公園外堀

冬に咲くさくらライトアップ中の弘前公園外堀


この桜ライトアップが見頃になるにはいくつか条件があります。

ライトアップ実現のためのクラウドファンディングの報告ページに書かれているので、ちょっと引用します。

  • 雪がさくらの枝に着雪していること。
    ドカ雪がモリモリ積もるより、薄く均一に積もる方がより綺麗と思います。
  • 冷え込みすぎていないこと。
    冷え込みすぎると雪が軽くなりすぎ、さくらの枝に着雪しにくく、落ちやすくなります。
  • お堀が真っ白になっていること。
    完全に凍結するか、雪が積もっている状態です。

冬に咲くさくらライトアップの「見頃」につきまして - CAMPFIRE(キャンプファイヤー)より引用

雪は要るけれど、寒すぎるとパウダースノーになり軽くて雪が枝に積もらないのですね。

しかも、桜の枝を守るために、着雪が多くなりすぎると桜守の方々が雪払いをするそうです。なかなかタイミングが難しい!

こちらは1月末、マイナス7℃の中を出かけて撮影してきた時の写真です。

寒すぎて枝の着雪はあまりなかったけれど、しっかり凍ったお濠が花筏のように見えます。

今日のようにそこそこあたたかくて、大粒の雪が降り、風が吹きすぎない日が好条件です。

わかっている人はわかっているもので、わたしがいた間にもけっこうな人数が追手門前に集まっていました。


見物、撮影に集まる人々

見物、撮影に集まる人々


左は春、右は冬の背中合わせが見られました


弘前城追手門は普段から白いライトアップがされているのです。

外堀のピンクのライトアップと、土塁を挟んで背中合わせ。



右はキリリと冷えた雪国の冬、
左は桜が咲き乱れている春、

右目と左目で見える季節が違うようで、なんともおもしろい光景でした。


もちろん、インスタ映えだって狙います


こんなにフォトジェニックなイベント、Instagramにアップしないわけにいきませんね。



Instagram、TwitterなどSNSに投稿する時は、
#冬に咲くさくらライトアップ
または、
#弘前冬桜
のハッシュタグをつけると、他の人が投稿した写真ともつながり、苦労してきた主催者の方々にも伝わるのでおすすめです。

こちらは、わたしが #桜の定点観測弘前 のハッシュタグをつけてまとめているシリーズ。

同じ地点で一昨年の春から撮影し続けています。

こっちが本物の夜桜。

ひそかな夢を叶えてきました

インスタと言えばスタバ、スタバと言えばインスタ。

これ、補足しますと、スターバックスの桜シリーズは、いつも2月から3月中旬までの期間限定商品なのです。

札幌に住んでいた頃、5月になって桜が咲いたから桜フラペチーノを飲みに行こうとしたら、とっくに終了していたわけです。

これが、東京あたりなら、ちょうど3月に桜フラペチーノやラテを飲みながら、
「もうちょっとで春ね♪」
って気分を味わえるのでしょう。

桜シリーズが終わる頃に、バトンタッチするように花が咲き始めるのでしょう。

しかし、わたしが生まれ育った北海道や、ここ青森県では、2月~3月半ばなんてまだ雪景色です。

4月末頃の桜シーズンだと、もうスタバではマンゴーとか抹茶とか初夏のラインナップです。

バトンわたらずに次の走者はるか先にスタート、そんな気分です。

だから、桜を見ながら、SAKURAシリーズを味わうのはひそかな夢だったのです。フラペチーノはさすがに凍えるので無理ですが。

あと、ラテの紙コップを手に、もう片手にカメラを持って、雪道をよちよち歩いて追手門前に戻る姿はまったくインスタ映えしませんが!

実行委員長がほぼ日参してる件

この企画の実行委員長の米山竜一さんも、当然この満開の写真を撮っていました。

Twitter見ていると、ほとんど日参してるのでは…。


実行委員長の米山竜一さん

実行委員長の米山竜一さん


米山さんは弘前市相馬地区の地域おこし協力隊員で、もう少しで任期が終わります。

神奈川県からの移住者で、元々写真と鉄道が大好き。

あれです、鉄道写真を撮るために厳寒の津軽の早朝に何時間でも粘っちゃうタイプです。

青森には移住を決める前から、何度も撮影で来られていたそうです。

そんなガチカメラ勢の米山さんの写真、ツイートをちょっとお借りします。

同じ日に同じ場面を撮っていても、違うものだなぁ!

片付け始めた米山さんとちょっと話しました。

今回は種まきで、だんだんブラッシュアップしていって、数年後にドカンと来てくれたらと思い描いていたそうですが、最初からいきなり予想以上に拡散してしまって驚いているそうです。

試験点灯時のこのツイートがバズって28,000RT超えています。

新聞、テレビはもちろん、様々なWebメディアにも載りました。




早すぎる拡散、これは2年目がもう勝負の年だと語ります。

実際、このように満開、または見頃になるには気象条件が整わないといけないので、そうではない日でも楽しめる周辺の連携が必要なところは感じます。

有形文化財を活用したスターバックスがすぐ近くにあるのは、一つのフックになりますね。

桜ドリンク飲みながら雪桜鑑賞はしたい人が他にもいるはず。

それ以外にも、県外から来た人に寄ってもらえるものが紹介できるといいですよね。

地域おこし協力隊退任後の米山さんが、どんな道に進むのかはうかがっていません。

でも、この企画は現実の目に映る風景に、カメラ越しで現れる風景を重ねて視ることができるカメラマンだから描けた構想。

きっと、2年目も何やかや言いながら毎日来ているのではないかなあ。

桜ライトアップは2月28日22時まで。プチ消灯式も

ライトアップ期間は2月28日(水)22時まで。

消灯する瞬間も動画配信するなど、ちょっとした企画を考えているそうです。

最後まで見届けたい方は追手門前まで。

なお、観光館と市役所の駐車場は営業終了しているのでお気をつけて。

詳細は随時クラウドファンディングのページにアップされています。



Facebookはこちら

Twitterは気軽にやってます