#不登校は不幸じゃない 小幡和輝さん全国行脚中! in青森県の座談会レポ
学校が辛い子の居場所をつくるムーブメント「#不登校は不幸じゃない」発起人の小幡和輝さんが、7月10日から全国行脚の座談会を始めています。
その二日目、7月11日に青森県弘前市での座談会の様子をお届けします。
小幡さんってどんな人?
どんなお話をするの?
子どもを連れて行っても大丈夫?
という方のご参考になれば幸いです!
小幡さんの不登校経験
最初は小幡和輝さんの自己紹介から。
現在24歳の小幡さんは、和歌山県の出身で、小学2年生から不登校になりました。
小さな町で小学校も中学校も1つずつ、でも公立のフリースクール(適応指導教室)があり、そこに通ったり、近所のいとこが先に不登校していたので毎日のように遊びに行っていたそうです。
小幡さん
そのいとこがいたことがとても大きくて、ずっとゲームやってましたね。
不登校になるまでの3ヶ月くらいは辛かったけれど、不登校になってからは楽しかったです。
斎藤
わたしも小さい町で30年前に登校拒否(当時)をして、同じように小中1校ずつだったのでよくわかります。不登校中は同じく不登校していた弟と遊んでました。
中学校は3年間で2日くらいしか行かずに卒業した小幡さんは、定時制高校に入ったら皆勤する勢いで通いました。
日中はお惣菜作りのアルバイトで朝7時から夕方5時まで働き、夜は高校へ通っていたそうです。
在学中にイベント運営などをする会社を起ち上げ、高校生社長に。
AO入試で入った和歌山大学に籍を置きつつ、地方創生会議の主催や、内閣府地域活性化伝道師としての活動などで全国を駆け巡っています。
「#不登校は不幸じゃない」というムーブメントについて
小幡さん
「#不登校は不幸じゃない」は東京で最初やるつもりだったが、SNSで提案した時に地方からの賛同が多かったんです。
それで、東京で大きなイベントを1つやるより、5人とか10人でも全国で居場所づくりをする方がいいなと思って、ツイッターとかで呼びかけました。
斎藤
わたしもそのツイートを見て、自分も不登校だった時に親の会やフリースクールに助けられたけど、ここにはまだ無かったので、これをきっかけにしようと弘前でやることにしました。
小幡さん
それで昨年100カ所でやってみて、今年は各地の主催する人たちに会いたいなと思って、この1ヶ月間で全国を巡ります。
いざスタートすると札幌からこっち(青森)に来るだけで5時間くらいかかって遠いな、と(笑)
小幡さん、札幌から青森まで来るのに、うっかり寝過ごして新幹線に乗る新函館北斗駅を通り過ぎて終点函館まで行っちゃったそうです。弘前に着いたのは0時近かったとか。初日からハード!
参加者16人の反応は
弘前での座談会は平日午後開催でしたが、小学生2人、中学生1人、通信制高校生2人、大人11人の16人が参加しました。
小幡さんの自己紹介の後は、それぞれ参加した方、特に現役世代の子たちに、話しかけていました。
参加してる子は、昨年の「#不登校は不幸じゃない」の後に活動している「ひろさき親と子の不登校ほっとスペースきみだけ」に参加している子たちです。
会ではあまり喋らなかった子も、小幡さんが
小幡さん
ふだん、何してる? どんなことが好き?
と聞いていくと、好きなことはけっこう話していました。
なお、小学生男子たちはひたすら後ろのソファでゲームやってました。
開始前はゲームを3万時間やったという小幡さんとも対戦。
上の写真、小幡さんのツイートにも使ってもらいました。写っている子の1人は息子です。
今日の座談会に来てくれた子どもとのスマブラ対決。
— 小幡和輝@祝!著書2万部? (@nagomiobata) 2019年7月11日
不登校の当事者であり、子どもがハマってるゲーム、アニメ、YouTubeなり大体話せるので、不登校の子どもたちとすぐ打ち解けれるのが僕の強みです。
ぜひ子どもと一緒に会いに来てください!全国行脚のスケジュールは↓https://t.co/UeKg2ITdXS pic.twitter.com/WumwPni2H9
やっぱりですね、彼は24歳ですから、10代の子との距離が近いんですよね。
わたしも不登校経験者ですが、なにぶんもうすぐ45歳なので!
親とか先生の世代なので!!
『盾の勇者~』はタイトルしか知らないのですよ。『転スラ』や『Reゼロ』ならわかるけど。
そっか。聞いてもよかったんだ。
このあたりはさじ加減が難しいのですが、渡り者である小幡さんが来たことで新しい視点が入った気がします。
小幡さん
不登校していると時間はたくさんあるので、好きなことをとことんやったらいいですよ。それもどんどんYouTubeとかブログとかで世に出していったらいいですね。
僕はゲームが好きで、遊戯王のカードゲームで和歌山県チャンピオンでした。中学生の頃は大会の運営とかもしていて、それが今の仕事にもつながっています。
男子はゲームでつながれるけど、ゲームやらない女子はどうしたらいいでしょうねぇ。
女子は友達と遊ぶ時なにしてる?という話しも女子中高生組と繰り広げていました。
小幡さんの旅はまだ始まったばかり
弘前の座談会が終わってから、小幡さんは高速バスヨーデル号で岩手県盛岡市へ移動。
すっかりなついた息子とハイタッチ!してお別れしました。
北海道と青森は距離があるので1日1カ所でしたが、これからはほぼ1日2県巡りながら座談会を続けていきます。
8月10日まで1ヶ月間で47都道府県。
道中体調など崩されませんように。
台風など直撃しませんように。
日程はこちら↓
#不登校は不幸じゃない 発起人 小幡和輝があなたのまちに行きます!|小幡和輝オフィシャルブログ | 不登校から高校生社長へ
小幡和輝オフィシャルブログ | 不登校から高校生社長へ
全国行脚スケジュールまで読み飛ばす こんにちは! #不登校は不幸じゃない 発起人の小幡和輝です。 昨年より活動を始めた不登校は不幸じゃないムーブメントは多くの方の賛同をいただき、大き...
クラウドファンディングも開催中!
クラウドファンディングも始まりました。
夏休み明けの子どもの自殺を「0」へ。
学校に行くことが辛いなら休んでも選択肢はたくさんあることを伝える著書を、母校に送るプロジェクトです。
高額支援の中には小幡さんが会いに来る、講演会をする、などのリターンもありますよ。
夏休みあけの自殺を 「0」へ。母校にメッセージを届けませんか? - クラウドファンディング Readyfor (レディーフォー)
毎年、夏休みあけは子どもの自殺が増えると言われています。苦しんでいる子どもたちに僕の本『学校は行かなくてもいい』を届けたい。 - クラウドファンディング Readyfor
8月18日(日)全国一斉開催の「#不登校は不幸じゃない」 in弘前は駅前会館にて
全国100カ所(目標)で、学校に行くのが辛い子どもの居場所を作るムーブメント、ただいま各地で準備中です。
弘前は昨年に続いて2回目です。
- 日時 2019年8月18日(日)13:00~17:00
- 会場 駅前記念会館(青森県弘前市駅前3丁目4-5)
- 対象 学校に行くことが辛い子、その家族、不登校経験者、支援者
- 内容 全会場を繋いで、発起人 小幡和輝によるライブメッセージ上映、不登校経験者の体験談、座談会、交流スペース、不登校関連情報の提供
- 運営協力費 大人500円、子ども・学生無料
- 申し込み #不登校は不幸じゃないin弘前内メールフォーム
準備をともに進める仲間も募集中です。下記よりご連絡ください。
月1回の不登校親子サークル「きみだけ」も活動中
こちらはヒロロの子育て支援センター内で活動しています。
学校に行くのが辛い子、行けるところだけ行っている子、その家族、不登校経験者が交流するサークルです。
次回は7月20日(土)14時~です。 詳しくはホームページをご覧ください。
初回のみお申し込みをいただいています。
7月15日(月祝)さいとう、本になる
「学校無理だったけど社会に出たら生きていけてる話し」というタイトルでお話します。
一週間後ですが、さいとう、「本」になります!
— さいとうみかこ(うらべっち)@弘前住みブロガー (@urabetti) 2019年7月8日
おもしろそうな「本」が他にもたくさんあるので、ぜひ「読書」しにおいでください。
Jinzai-Japan Presents
ヒューマンライブラリー Vol.2
7月15日(月)13:00~16:30
場所:青森県総合社会教育センター
詳細→ https://t.co/OIstEoQQgI pic.twitter.com/Ux2LwcZ8l5