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(随時更新)不登校・ひきこもり・ニートの気持ちがわからないなら、これを読めば?のおすすめ本リスト

前回の記事の続きです。

9月1日に子どもの命が失われないために願う「死なないで。逃げて、隠れて、休んで、どうか生きていて」

夜に書いたので、思い切りウェットな文章になってました。
今日はお日様の光の中で書いているのでライトに行きますよ!

子どもが「学校に行きたくない」と言い出した。
登校させようとしても、「頭が痛い、お腹が痛い」と言って動かない。
人の輪に入るのが苦手で、社会に出られるか心配。
毎日ゲームとネットばかりして、働きにも行かない。

そんな時に読むと、
「こういう気持ちだったのね」
「学校に行けなくても死ぬほどのことはないか」
と思える本を、元不登校当事者目線で集めました。

なぜ、読書なのか?

子どもが不登校になった時、親は、教師は、その経験があるでしょうか?
体験が無いことを実感するのは、血を分けた親子でも難しいです。
本は他人の体験を知るのに、もっともコストパフォーマンスが良いものです。
体験者の講演をわざわざ聴きに行ったりしなくても、自宅で、職場で、移動中に知ることができます。
まずは、知ることです。

当事者にはすすめません。読みたくなったら読めばいい

学校に行きたくない、社会に出たくない、と引きこもっている状態の当事者には、この読書リストをおすすめしません。
辛い時は、学校が出てくるドラマやCMを見るだけでもザワザワします。
ましてや、不登校に至る辛い場面など、読めば自分の辛さがフラッシュバックします。
当事者が読むのは、自分が読みたくなった時です。
その時は、向き合う力が戻っているのでしょうし、同じ経験をした人の話しを読むことはプラスになります。
周りの大人が、よかれと思っても、まだ辛い状態にある当事者に勧めたりしないでくださいね。

体験記

僕は僕でよかったんだ

不登校OBは、その後をどう生きてきたか。25年の活動から見えてきた、不登校・フリースクールの歴史。

フリースクールの草分けである東京シューレのスタッフが、OB・OGに取材してまとめた本。
不登校時の様々な状況、心情、その後の進路を知ることができます。

青い光が見えたから 16歳のフィンランド留学記

北海道の中学校から、単身フィンランドに留学した少女の体験記。 日本の学校の中で感じていた息苦しさから抜け出て、子どもの頃から好きだった「ムーミン」の国へ旅立ちます。
慣れないフィンランド語で苦労しながらも、高校を卒業し、大学へ進み、今もフィンランドで暮らしています。
2014年にムーミンキャラクター図鑑の翻訳もされました。
フィンランドの教育を知りたい方にもおすすめ。

学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』ほか、多くのヒット作を手掛ける脚本家・岡田麿里さんの自叙伝。

地方の小さな町で80年代に不登校をしていたという共通点があり、共感する状況がありました。

不登校のことを特に賛美するでも、否定するでもなく、淡々と自分の足跡をつづられています。

小説

西の魔女が死んだ

中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも……。その後のまいの物語「渡りの一日」併録。

美しい自然の中でゆっくりと進む物語の後半、おばあちゃんの台詞。

「自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きる方を選んだからといって、だれがシロクマを責めますか」

学校に限らず、誰にでも当てはまる言葉ですね。

ラストシーンはいつ読んでも涙が出ます。

文庫版に収録されている「渡りの一日」もおすすめ。

映画版も見ました。
ところどころカットはされているけれど、原作ファンも納得の映像美です。

梨木香歩さんの本では、こちらもいいです。
珍しく少年が主人公、学校に行かない友人を訪ねていくことから始まる1日の物語です。

コミック

中学なんていらない

中学2年でいじめに遭い、不登校になってしまった娘。成績はオール1、学校の提示する選択肢は通信制高校のみ。中学の力を借りずに、家族が団結して合格を果たすまでをつづる実録コミックエッセイ!

マンガ家・青木光恵さんの娘さんが、いじめから不登校になり、高校へ行きたい気持ちはあるものの、学校側は匙を投げている。
そんな状況で右往左往しながら進む家族の様子をコミカルタッチで描いています。

WEBで一部読めます。
内申がない!|中学なんていらない。|青木光恵|無料WEBマガジン コミックエッセイ劇場

学校へ行けない僕と9人の先生

鳥山明先生と出会い、少年は生きる希望を見つけた。小~中学校時代、不登校だった著者の実体験を基にした物語。学校へ行けない日々、「9人の先生」との出会いと別れを通じて、喜び、傷つきながら成長していく少年の姿を描きます。

元不登校当事者が自分の体験をマンガ化している、という珍しい作品。
小1~中3まで不登校を通していたので、義務教育の「9人の先生」なのですね。
毎年変わる担任の他に、家庭教師、私塾、フリースクールなど、様々な「先生」が登場します。
ノンフィクションなので、各エピソードがはっきりと終わっているわけではなく、淡々と日常が進んでいきます。
その中でずっと「ドラゴンボール」が好きでマンガを描き続けていた少年が、今はマンガ家としてこの本を出している。
不登校をしても、いずれは学校へ戻る物語・体験が多い中で、そのまま進んでいった実体験が、しかもマンガというエンターテインメントで出てくる時代になったのか、とうれしくなりました。

働かないふたり

作者の個人ブログで圧倒的支持を得たニート兄妹漫画が待望のコミックス化!! マイペースで対人恐怖症の妹・春子と、インテリなうえに友達もいる“エニート”な兄・守。社会のすみっこに生息する、絶滅危惧種的な仲良しアホ兄妹によるぐーたら日常漫画。大きい声では言えないけれど、この兄妹ちょっとうらやましい?

これ、不登校でもないし、全然社会問題提起とかでもないです。
ひたすら家でゲームをしたりテレビを見たりしているニート兄妹の、ゆるい日常マンガ。
散歩したり、友だちと遊んだりもしているので、引きこもりとは言わないのかな。

わたしと弟も、不登校していた頃は、ひたすら昼夜逆転して遊んでいました。
日常はそう深刻なことばかりあるわけではないのです。

WEBで無料公開もされてます。
働かないふたり | くらげバンチ

考察

会社、学校、家族、ネット、電車内―どこでも「うんざり」してしまう人へ。「空気」を読まずに息苦しい日本を生き抜く方法。人気の脚本・演出家がこの10年間、ずっと考えてきたことの集大成。

劇作家・鴻上尚史さんが考察する、「空気」と「世間」。
昔の「世間」様の相互扶助機能が壊れていった中で現代に残った「空気」。

正体の無い「空気」を読むことに疲れる、というのは、小学校から感じることでした。
この空気に合わせて生きるしんどさを、ずっと続けるつもりですか?
子どもの為などは置いておいても、おすすめの本です。

「空気」と「世間」

随時更新します!

この読書リスト、1日でまとめたので抜けがありそうです。
いい本を思い出したり発見したら、その都度追加していきますね。

もし、あなたのおすすめ本がありましたら、お知らせください。

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