アラフォーオカンだけどPeriscope(ペリスコープ)で英語回路を鍛えてます
わたしのTwitterアカウント( @urabetti )をフォローしている方は見かけていたかもしれませんが、弘前さくらまつり期間はしょっちゅうPeriscope(ペリスコープ)で動画の生中継をしていました。
PeriscopeはTwitter社のサービスで、誰でもリアルタイムにスマートフォンやタブレット端末から動画を配信することができます。
2016年5月時点では、まだまだ日本人のユーザーは少ないようです。ツイキャスやニコ生が優勢?
日本から配信されている動画を見に行くと、外国人ユーザーが日本の風景を紹介していたり、フォロワーとおしゃべりしている場面が流れてくることもたびたび。
けっこう皆さん積極的で、「弘前公園 桜まつりより」みたいな日本語だけのタイトルで日本語しか喋らないわたしが配信していても、「Hi, where are you ? 」と英語でコメントがばんばん飛んできます。
(コメントは画面上に吹き出しで表示されます)
東北でやっている人がまだ少ないから始めたPeriscopeですが、思いがけず英会話の練習になるのではないかと期待しています。しかも無料で。
(※Periscopeの動画は配信開始から24時間後で見られなくなります)
@urabetti 今日は周りに人が少ないのもあって、なるべく英語を話すようにしました。見に来る人ほとんどが外国人だもの。
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2016年4月30日
もっとも、別に英語できるわけじゃないから、簡単な単語を並べるだけだけどw
伝えたいことがあって、言葉を覚えたくなる
「これからは英語も話せないと」と漠然とした動機では、どうしてもわたしはやる気になれません。
@urabetti 英会話習いに行ったこともないし、英語圏に暮らしたこともない。英語の勉強は主にNHKラジオ基礎英語。しかもそこから20年以上ブランクある。
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2016年4月30日
もっと真面目に英語やっておけばよかったと思うけど、あまり必要となる場面にいなかったのね。
海外旅行は過去2回。
1回目は23歳の時に1ヵ月間ブラジルの日系人移住地のユバ農場へステイ。
ブラジルに生まれながらも日本語で育った人たちの中で暮らしたので、ほぼポルトガル語も英語も使う場面にあいませんでした。
2回目は34歳の時、持病がある父が真冬のフィンランドにオーロラを見に1人で旅行に行くというので、心配だから同行。一週間の個人旅行です。
父は英語の教員だったし、退職後にフィンランド語もSkypeで習ったりしていたので、わたしが話すことはほとんどありませんでした。
父が英語を話せるとは言っても、うちに帰れば普通にビール飲んで野球中継見てる親父さんなわけで、そうがっつり英語を教わるということはなく。
ただ、家にアメリカ人の留学生が短期間ホームステイしてたり、
不登校していた時に「これだけ覚えればすぐに追いつける」と参考書を買ってきて範囲指定をされたり、
NHKのラジオ講座をすすめられて3年間聞いたりはしました。
おかげで、まったく学校の英語教育を受けていないけれど、「英語が得意ではない平均的な日本人」程度にはわかるし、たぶん心理的なアレルギーが少ない。
まぁ、なんとなくわかればいいだろうという謎の度胸で話そうとすることができます。
@urabetti 伝えたいことがあれば、どうにか言葉をひねりだそうとする。
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2016年4月30日
その時、伝えられなければ、後で調べる。
単語や文法を覚えるのが先じゃなくて、衝動があってから覚えようとする。
これまでもそうやって他のことも勉強してきたし。
劇団のホームページを作る時にHTMLを独学したのも、
人形の服を作り始めた時も、
コールセンターのデータ集計を効率化しようとした時も、
「こうしたい」があったから真剣に調べたし、自分の知識にすることができました。
英語を話すのに勇気が要るのがこれ。
@urabetti 「あんなカタコトで中継しようとかw」ってフォロワーに笑われるんじゃないかと気にしたら足が止まる。
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2016年4月30日
まずは踏み出すだけでいいことにする。中卒なんだし別に恥ずかしがるとこじゃない。
結果的に英語回路が鍛えられたら万々歳。
なまじっか英語はグローバル時代に必須云々と言われて、TOEICがどうとか、英語を公用語にしている会社が出たとかで、「しゃべれないと恥ずかしい」「変な英語しゃべると恥ずかしい」みたいな意識が、全然しゃべれない人にも行き渡っている。
「本当はおかしい日本人英語」とか、「ここが残念な日本人の英語」なんて本のタイトルを見ると、自信なくなりますよね。学歴高い人の方がハードル高いかも。
そのあたりは、英語を特別なすごいことにせず、わたしの自尊心を損なわなかった父に感謝しています。
弘前の映像は外国人にウケる!
これ、本当に。
弘前公園の桜と天守閣、岩木山、津軽三味線の生演奏、花筏、歴史ある建物たち……弘前の風景は外国から見た異国情緒にあふれています。
藤田記念庭園の池の周りの回廊なんかもよろこばれました。
「It's Japanese traditional garden.」
とか言いながらスマホをかかげてウロウロ。
「いいね!」のかわりにハートマークが出るんですが、連打できるので、画面の端がハートでいっぱいになったりします。
池の鯉を映しながら、
「That's Koi. Japanese fish.」
なんて適当なことを言いながら、(あれ、鯉って英語で何だっけ?)とか。
帰ってからGoogle翻訳したら「carp」と出てきて、
「ああ、広島カープの!」
と膝を打ったりしました。
帰り道に弘前のスターバックスも紹介したのですが、さすがに歴史については言葉がでてきません。
@urabetti 弘前のスタバの前を通って最後にしたけど、あの由来を英語で説明できたらいいなぁ。旧陸軍第八師団の官長舎なんて、ひとつの単語も出なかったわー。
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2016年4月30日
こういう時の悔しい思いが、後で単語を調べてボキャブラリーを増やします。
英語ネイティブじゃない人たちもたくさんいますが、普通に単語だけの英語や、母国語や絵文字、勉強中の日本語でリアクションしてきます。
この人たちに、この風景のことをちょっとでも伝えられたらいいなぁ、とカタコトの英単語を並べています。
正直、Periscopeの動画って圧縮かかりすぎていて、桜も「何か白っぽい花のカタマリ」ぐらいにしか見えませんからね。
高画質過ぎると配信できないので、現時点での落としどころなのでしょう。
通行人の顔が多少映っても識別が難しいぐらいでちょうどいいのかも知れません。
だから現地を歩いている人が、自分の言葉でこの風景を絵解きしてあげる必要があるかなと感じています。
もうちょっと絵作りがうまいカメラをつけたスマホが欲しくはなりますけどね。
やっぱりiPhoneって高いだけのことはある…。ZenFoneの3倍くらいするけれど。ぐぬぬ。
そんなわけで、これからもリンゴ畑や田んぼアート、ねぷた祭りなどを実況配信しつつ英語回路を鍛えていく所存です。
もし、Twitter上に流れてきたら、「ああ、やってるなぁ」とそっと見守るか、Periscope入れて応援してください。コメント歓迎! 日本語でももちろんOKですよ。
無線ヘッドセットも買いました
スマートフォンだけでも配信できるのですが、音声が遠くなりそうなのでこんなヘッドセットを買いました。
片耳用で、こんな小さいのに先端がマイクになっています。
ワイヤレス(Bluetooth)でスマホやタブレットとつながります。
3年前のPHSとは接続しなくて残念。運転中に使えたら使うつもりでしたが。
つけていても、ほとんど髪に隠れて外からは見えないようになっているのが、ちょっと諜報員気分ですね!
わたしよりちょっとは英語ができる人、ぜひPeriscope入れてやってみてください。
Twitterのアカウントがあると簡単に世界につながることができますよ。
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