黄金色の田んぼアート「風と共に去りぬ」の夕暮れが美しい…
9月8日、2ヵ月ぶりに田舎館村の田んぼアートを見てきました。
8月のピークを過ぎたかと思っていましたが、まだまだ美しく見どころたくさんです。
新しく名物になっている第二会場の「小石アート」もともにお届けします。
なお、写真は今回もハイエンドコンパクトデジカメCanon PowershotG7Xで撮影しています。
第一会場「風と共に去りぬ」は夕暮れムード満点
9月8日、平日の昼前でこれぐらいの混み具合でした。
エレベーターに乗るのには並ばないけれど、展望台の外に出ると並ぶ感じで、常時15~20人ぐらいが観覧していました。
どうしても静止画では収まらないので、またも動画で撮影しました。
powershotG7Xはこういう時にも、背面ボタン1つで録画スタートできるので楽です。
比べてみると7月5日に撮影した時は、とても青々としていました。
こうして見ると、だいぶ白がベージュ寄りになってますね。
しかし、夕暮れの風景の陰影は見事です。
田んぼアートの歴史はまさに「プロジェクトX」
先日、青森県を飛行していたメットライフ生命の飛行船が、こんな空撮をtwitterに投稿していました。
青森県南津軽郡田舎館村にて、1939年に公開された映画「風と共にさりぬ」の名シーンを再現した田んぼアートを発見しました! #SNOOPY_J #飛行船 #青森 #田んぼアート #映画 pic.twitter.com/vwIgGmqF6U
— 飛行船「スヌーピーJ号」 (@Airship_SnoopyJ) 2015, 9月 1
真上から見たらこうなっているのですね。
頭の方が大きく広がり、手前が細くなっています。
ここに来るまでの歩みが、1階のホールに展示されています。
これ、絶対に見てから上に上がった方がいいですよ。
2002年に初めて図柄を変え、2003年は絵画「モナリザ」に挑戦。
これが、正面から見た図をそのまま植えたところ、手前が大きく見えるために「太ったモナリザ」と笑われる事態に!
ここでめげなかったことが、田舎館村のすごさです。
翌2004年には、展望台から見て、ちょうどよく見えるように遠近法を使って図面を作りました。
さらに2005年には、もう芸術的と言ってもいい出来映えの浮世絵が。
これ、学校の美術の先生がパソコンで図面を作っているんですよ…。まさにプロジェクトX!
詳しい歴史は地元紙の「陸奥新報」が記事にしています。
>田舎館村 田んぼアート20年の歩み by 陸奥新報
第二会場は高倉健さんの「石アート」が大人気!
さて、道の駅にある第二会場へ移動します。
前回には無かった高倉健さんの「石アート」から、「スターウォーズ」の田んぼアートにつながる、不思議な世界をご覧ください!
いやぁ、楽しかったです!
地元の人は混んでいるから行かないとか、有料(1会場につき200円)になってからほとんど行ってないとか言いますが、もったいないですよ。
せっかく近くにいるのだから、1シーズンに2回は見て、色の移り変わりを楽しんだりすることをおすすめします。
やっぱり、一番みどころなのは7月下旬~8月中旬頃でしょうね。
長時間は並ぶ覚悟は必要ですが、エレベーターまでの行列ができる時は展示をしているホールに並ばせるので、じっくり見てから実物を見ると感動も倍増します。
ねぶた&ねぷた祭り、よされ踊り、お盆の帰省の際に、ぜひ。
この後、田んぼアートの稲は10月4日(日)に稲刈り体験ツアーなどで、村民及び近隣住民も参加して刈り取ります。
必要な持ち物に「稲刈り鎌」があります。
第一・第二会場とも観覧は10月14日までです。
4日以降はどんな光景になっているのかも気になりますね。
参考リンク>第23回稲刈り体験ツアー 参加者募集のおしらせ | 田舎館村
そして、来年2月には、雪の足跡で巨大アートを作る計画が発表されていました
巨大アートのメッカになるのか、田舎館村。
今後も注目です!
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