ねぷた祭りまでカウントダウン! りんご飴マンねぷたを家族で手伝いに行ったらカオスだった
どーん!とそびえる、白い布張りの建物。
青森県外の方には、これが何なのかわかるでしょうか?
ちょっと弘前市内を歩いただけで、あっちにもこっちにも。
5月連休明け頃から弘前市内各地に出現するこの建物、「ねぷた小屋」なのです。
公園の一角や、ちょっとした空き地などに作られます。
中では連日ねぷたの制作作業が進められています。
8月1日からの弘前ねぷた祭りまであと数日。
街中がねぷたへのカウントダウンモードに入っています。
そんな中、家族でねぷた制作をお手伝いする機会がありました。
うわさの「りんご飴マンねぷた」です。
行ってみたら、なかなかのカオスでした。
秘密のアジトな雰囲気満載のねぷた小屋へ
クラウドファンディングであっという間に目標金額を達成して制作が始まったりんご飴マンねぷた。
制作への参加も、支援者に限らず広く呼びかけられています。
この投稿の地図を頼りに、「必殺ねぷた人」のねぷた小屋へ。
休日だった夫と、学校から早く帰ってきた息子と3人で向かいます。
近くのヨーカドー駐車場に停めて、通りを渡って歩くこと数分。
「こ、ここだよね?」
えらくパンチの効いた警告文の板がありました。
中に進んでいくと、中古の戸建ての裏側に倉庫スペースがあり、そこがねぷた小屋になっていました。
この日は、りんご飴マンねぷたの紙貼りキックオフ。
思ったよりも多くの人が集まっていました。
道産子のわたしはねぷたの紙貼りは初めて。
必殺ねぷた人の棟梁さんが、ていねいに教えてくれます。
教え方がうまいなぁと思ったら、弘前高校のねぷた作りの指導をされていたこともあるとか。
ねぷたは主にワイヤーと紙でできています。
りんご飴マンの頭部を形作ったワイヤーに合わせて、紙を当てて、ワイヤーのあとをつけてから切り取り、また当てて確認してから、ボンドを塗って、また貼りに行く。
この繰り返しです。
四角形の枠などは、ちゃんと目印をつけておかないと、どちらが上だったか右だったかわからなくなります。
自分がどの部分をやっていたかも往復するうちにわからなくなるので、目印をつけておかないと。
そう教わったのに、ついつい忘れてしまって二度手間になったりしていました。
横を見ると、高校で3年間ねぷた制作した経験がある夫は、わたしの2倍のスピードで貼っています。
子どもたちも、ワイヤーを結束しているバンドのあまりを切ったり、色つけをしたりと仕事がちゃんとあります。
と、そこへ忍び寄る怪しい影…
大鰐商工会青年部のゆるキャラ「シャッキング」です。
大鰐のつつじ祭りから始まって、最近は弘前城リレーマラソンやそうま星祭りなどで、りんご飴マンと仲良くしているようですね。
広報大鰐の表紙にまでなってる!
りんご飴マンとシャッキングwwまさか広報に載るとは…。ここまで浸透してきているのか… pic.twitter.com/dX9GJJwaKn
— ラセラ (@jw_jtadtrn) 2016年6月12日
初めて見るシャッキングに息子も興奮!
トレードマークである札束(ただし借金)をがま口から取り出すと、
「手品!? 手品してくれるの??」
とぴょんぴょんはねる息子。
(そのリアクションは初めてだったよ…)とシャッキングをうろたえさせてました。
(;・∀・)クチぢゃまで届かねぇ~ pic.twitter.com/FKYE2M5bCt
— シャッキング (@nDcaJqE6i7LMovt) 2016年7月20日
結局、お手伝いにはならなかったのですがね。 今日は大鰐でこのコンビがイベントの司会をするそうです。
7月22日(金)は大鰐温泉サマーフェスティバルでシャッキングと一緒に司会します!あれ、シャッキングって喋れんの…? pic.twitter.com/scHhyB9pmR
— りんご飴マン@青森の生キャラ (@ringo_a_me) 2016年7月19日
りんご飴マン @ringo_a_me ねぷた作りを家族で手伝いに行ったら、大鰐のシャッキング @nDcaJqE6i7LMovt 来て、飴マンと共同作業するわ、息子が頭から喰われるわでカオスだった。何言ってるかわからねーだろうが文字数 pic.twitter.com/vdLKShrDGH
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2016年7月20日
少ししかお手伝いできなかったけど、楽しかったです!
社会人も大学生も子どもも、色々な方が自分のできる形で参加していました。
昨日のりんご飴マンねぷた紙貼りキックオフ参加してくださった方々、本当にありがとうございました!「ねぷたで一番楽しいのは運行じゃなくて、ねぷたのためにみんなで過ごした時間」という棟梁の言葉の通り、とても楽しい時間になりました。 pic.twitter.com/fZryOVlahl
— りんご飴マン@青森の生キャラ (@ringo_a_me) 2016年7月21日
お手伝いは誰でも歓迎!だそうです
このりんご飴マンの前灯籠をふくむ必殺ねぷた人のねぷた運行は2日から。
来週いっぱいまでは仕事がわんさかありそうです。
他所から来た移住者も参加しやすいねぷたを、とクラウドファンディングで呼びかけられたりんご飴マンのねぷた。
支援者、移住者に関わらず、応援したい、ちょっとねぷた制作現場に関わってみたい、という方も広く参加できるそうです。
りんご飴マンもほぼ毎日制作にかかわっていますが、イベント時など不在の時もあるので、彼がいる時に行きたい人はSNSなどから一声かけておくといいですね。
特に飴マンにこだわらなければ、そのままねぷた小屋を訪れて手伝いに来た旨をお話しすれば、気さくな棟梁が対応してくれるとのことです。
駐車場はありませんので、近くの有料駐車場などをご利用ください。
うちはヨーカードーに停めて、20時迄に退出しました。途中参加・退出OKです。
子どもも夏休みに入ったし、また時間を見つけてお手伝いしに行く予定です。
そして、運行にも1回は出る予定です。楽しみ!
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