北の大地北海道から、雪国青森に移住して感じる雪の違い
北海道から青森県へ移住したわたし、
「じゃあ、雪には慣れているから大丈夫ね!」
と言われるけど、ちょっとだけ違う部分もあるのです。
北海道から青森に移住してびっくりした散水融雪。
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2017年1月12日
「その発想はなかった」
水道代かかりそうと思ったら、地下からの井戸水だから大丈夫らしい。
北海道だと流水でも容赦なく凍結するから、このシステムは見かけない。 pic.twitter.com/P6CZTscoBI
弘前でも、ここまで派手に噴き上げているのはなかなか見ないのですが。
「え、冬に水まくの? テロなの?」って思いました
いま住んでいる家の駐車場。
屋根はないのですが、すぐ前の道に融雪用のパイプが通っているのです。
車に積もった雪を下して、ママさんダンプとも呼ばれるスノーダンプで雪を寄せます。
しばらくすると、水が噴き出しているあたりの雪が溶けるので、また寄せます。
便利!!
このおかげで、雪片付けの作法をめぐって隣近所と喧嘩にならずにすみます。
ありがたや…。
最初にスプリンクラーのように散水している場所を通った時は、冬に水まくとかテロ行為かと思ってごめんなさい。
前のアパートは融雪もなく、雪捨て場のスペースも裏側だったので、けっこう大変でした。
まぁ、道を横切っている部分もあるので、そこを行く時はすそに水がかかる覚悟で通るのですけどね。
雪国に初めて移住する人は、融雪や駐車場の屋根の有無もチェックするといいですよ。
青天井の駐車だと、雪の日は家を出てから車を動かせるようになるまで、30分は普通にかかったりします…。
豪雪の日は1日3回雪かきです。
排雪の日は通りにいっせいに人が出て雪を捨てる
ちょっといい写真が見当たらなかったのですが、弘前では通りごとにいっせいに排雪する日があります。
その時は個人宅からも商店からも人が出てきて、みんなで排雪溝のフタを開けてそこに雪をどかどかと捨てます。
一応、中には鉄格子もあって人が落ちないようになっているのですが、排雪が溜まっている時はそれも開けて、1m四方くらいの穴が通り沿いにしょっちゅう開いています。
作業している人が見張っているのですが、一年生男子を持つ親としては、いつか落ちるんじゃないかと心配して、よく言い聞かせたりしています。
他にも、住宅地の用水路みたいな融雪溝もあり、その目的から柵がなかったりするので、これまた小さい子を持つ親はひやひやするところです。
これも札幌では見なかったですね。
川、凍りますからね。
融雪はロードヒーティングが一般的です。
それか、ものすごく大きな重機とダンプカーで、郊外の雪捨て場に運ぶか。
弘前は城下町で道が狭いので、住宅地の細道には大きな除雪車とダンプが入れない、という事情もあります。
雪がしめっていて重い!
雪質が重い。
湿り気があって、気温も北海道ほどは下がらないからでしょう。
道産子的には3月上旬くらいに降る雪がずっと降っているような感覚です。
北海道の雪のつもりでスコップやママさんダンプに雪を積むと、重くて運べません。
雪だるまなんかは作りやすいんですけどね。
あの標識がない!
他にも、同じ雪国なのに、青森の交差点では
「停止線」を示す標識があんまりなかったり。
ここが「車道の端」を示す矢印もめったにありません。
こういうの。普通あるよね。
この矢印初めてみた北海道面白い pic.twitter.com/rRS5D63T6q
— ぐーみ/Guuumi (@gumisann3) 2016年12月18日
列車もバスもないから、北比布から比布まで5kmくらいこんな道を歩いたぜ。
— はいらーある (@hokuman_hailaer) 2017年1月8日
ちなみに3枚目のズラズラ並ぶ矢印は路肩線を示すサインです。雪が積もると車線が見えなくなってしまうので、こういう標識があります。北海道まめちしきです。(結構有名) pic.twitter.com/B5F78wxXEF
青森だと大釈迦の峠で初めて見たかな…。
地吹雪だと道沿いに目印が立っていても見えなくなるから、頭上にあるわけです。
あるのが当然だと思って運転していて、地吹雪に遭遇した時に愕然としました。
道がどこだかわからないよー。
信号手前のどこで止まっていいかわからないよー。
それでも住めば慣れる
最初はとまどいましたが、冬は雪の季節であることは北海道も青森もいっしょ。
南国から来た人よりは順応しやすかったはず。
家の窓(二重窓+アルミサッシ)や、
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2017年1月12日
ベランダに出るドアが凍る季節ですのぅ❄️☃️
屋内の廊下や洗面所に行くのも「ふおー!」て気合いる。
洗濯がつらいんですよ…。
北海道や青森に移住する人は、よく冬への恐れを乗り越えてくるよねぇ。
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2017年1月12日
マイナス10℃以下の暮らしとか体験していないのに。
札幌は真冬に日中気温マイナス10℃はあるので。
1月のフィンランドに行っても同じような感覚でした。
とは言え、弘前市街地だと「日中に」マイナス10℃以下はそんなにないかなぁ。
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2017年1月12日
とか言ってたら……。
Y!天気:弘前市14日(土)、15日(日)の最低気温が最低すぎる…。 pic.twitter.com/Bm6s4ADLdd
— さいとうみかこ(うらべっち) (@urabetti) 2017年1月12日
なにか…旭川市みたいな気温が見えます。ぶるぶる。
この日、息子に初スキーをやらせる計画だったのですが。
さて、どうなることでしょう!?
以上、北国から雪国に移住した道産子の冬レポートでした。