プロに学んだ小物撮影テクニックをお人形写真に使います


「うちのお人形、実物はこんなにかわいいのに、写真を撮るとそのかわいさが伝わらない!」
と歯がみすることはありませんか?

わたしはよくあります。目下撮影技術を磨いているところ。

上は先日アップしたこの記事の写真です。

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同じカメラで同じリカちゃんを撮影しても、ちょっとした心がけで写り方がこんなに変わるんですよ、という実験をしました。

昨秋に青森市で開催されたIT関連のセミナーで、プロの広告写真家から教わった基本の「き」の一部です。

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スマホやコンデジでも応用できますよ。

リカちゃんのかわいさが伝わらない写真

まずは悪い例です。



  1. 左側に影が落ちているため表情が暗く見える
  2. リカちゃんの頭が大きく見える
  3. 背景のボードが見切れている

急いでパシャッと撮るとこうなりがちです。

1はわかりますよね。レフ板を使えばOKです。
本格的なものでなくても、白い厚紙や発泡スチロールの板でかまいません。

2、カメラのレンズはゆるやかな球面になっています。人間の目と同じように。
そのため、端にあるものが歪んで大きく写りがちです。
特に、ズームするレンズで、ズームしていない広角側で撮ると、端の歪みが大きくなります。
歪みを避けたい時は、少し距離をとってズームしましょう。

3はズームをすることで写真に写る範囲=画角が絞り込まれるので同時に解決します。

それでは、その3点に気をつけた写真を。

リカちゃんのかわいさを素直に伝える写真



いかがでしょう?

どちらも、リサイズのみで色調補正などはしていません。

上の写真をズームしないで撮ると、こういう写真になります。



色々と生活感のあるものが写り込んでいてすいません…。

この距離からズームをしてマクロ撮影モードで撮りました。

なお、ズームをすると手ぶれをしやすいので、2秒タイマーをかけて撮っています。
タイマーを使うと、シャッターボタンを押す時の手ぶれが無くなるので、だいぶリスクが減ります。

こうして撮った写真をトリミングして色の補正を少しすると、1枚目の写真になります。

他にも絞りが~とか、露出を変えて~とか、ホワイトバランスを変えて~とか、たくさん教わったのですが、まずは「ここまでは、素人のコンパクトデジカメでもできますよ」ということで。

やや盛っている?写真も撮ります

スタイリング後のアップ写真も一枚。


モデルなリカちゃん

モデルなリカちゃん


リカちゃんの目線は少し横向きなので、向かって右側のやや上から撮るとばっちり目が合います。

(ちょっと上の写真はピンぼけしてますが…)

心の中ではすっかりカメラマン。

「はい、いいよーいいよー! もう、ちょっと笑ってみようかー!!」

声にこそ出さないけれど、自分のお人形に惚れこみながら撮ってます。

やっぱり、最後は愛情ですね!

あなたのお気に入りのお人形、せっかくのデジタルですから色んな角度・設定で撮って、その魅力を伝える写真を選びましょう!

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