ドールオーナー限定宿泊イベント 「幻想旅館」in嶽温泉山のホテル が楽しすぎた!


コロナ禍で宿泊施設がどこも大変な中、岩木山の登山口近くにある「嶽温泉 山のホテル@yamanohotel)」さんが「風前の灯火プラン」など様々にネットをざわつかせるプランを打ち出しています。

2,000件を超えるリツイートされていてすごい。
(風前の灯火プラン、大都市の緊急事態宣言とGotoトラベル中止の延期につき、期間延長されています。)

この1月20日に開催されたドールオーナー限定宿泊イベント「幻想旅館」もその一つ。
ドールとオーナーさんだけが宿泊できるイベントを、ホテルが主催で開催するという珍しいイベントでした。
人間は密を避けるために10組限定、集まったドールたちの数は…このタイトル画像以上にいたのです!

とっても楽しかった「幻想旅館」、半スタッフで参加したレポートをお送りします。



きっかけは常連のドールオーナーさん

このイベント、何度も山のホテルに宿泊している常連のお客様がきっかけでした。

いつも人目に付かないようにお連れのドールを撮影されている姿を見ていて、それならばドールオーナー貸切のイベントをすれば心おきなくどこでも撮影していただけるのでは、と企画を始めたそうです。

ハンドクラフトのイベントを主催してきていた田舎館村の田村静香さんに相談があり、
キセカエヤとしてイベントに出店していたわたしに声がかかり、
グループチャットができたのが1月15日、
それから1月22日に静香さんのサロンで打ち合わせをし、
翌日にはイベント告知が始まりました。

並行してドールサイズのグッズが作れそうな作家さんたちに個別に連絡をし、委託販売や受注見本の製作依頼などを進めました。

あれよあれよと言う間にこのプランはSNS経由でドールオーナーに伝わり
10組限定の予約枠は2月上旬に満室となりました!

定員をコロナ前よりも半分に抑えているとは言え、この2月の青森ですごいことです。


宿泊者限定ドールグッズを制作しました


山のホテルさんに今回宿泊予定のドールをうかがったところ、60㎝弱のドルフィードリーム(DD)が一番多いと聞きました。

青森らしさも感じて欲しいと思い、宿泊者限定プレゼントのドールグッズは津軽こぎん刺しのミニヘアゴムにしました。

「結び花」のモドコを刺しては22mmのくるみボタンに加工していきます。

リカちゃんなど1/6ドールには大きめですが、まぁ許容範囲内でしょう。


幻想旅館宿泊記念品

幻想旅館宿泊記念品

他にりんご柄の豆絞りやタオルが有名な久光社さんに特別発注した手ぬぐいとバスタオル(1/3と1/6スケール対応)、会員証が宿泊者限定プレゼントとして配布されました。

(こちらは第一夜の今回の内容なので、次回以降は変わる可能性があります)

手ぬぐいとバスタオルはさっそく温泉でのドール撮影に活用されていましたね。


2/20 当日の様子を動画にしました


さて、肝心の幻想旅館当日の様子ですが、DJI Pocket2で動画撮影をしていたのでVLOGにしました。

4分ほどのムービーですので、ぜひご覧ください。


匠の技によるミニチュアご膳も登場

圧巻なのは、本当に食べられるマタギ飯のミニチュアご膳!

参加者の方がツイッターにアップしたところ、500を超えるいいね!が付いています。


山のホテル厨房スタッフさんによるミニチュアご膳

山のホテル厨房スタッフさんによるミニチュアご膳


NorthCastle特製マタギ飯ミニチュアマグネットも

NorthCastle特製マタギ飯ミニチュアマグネットも

1/6ドールには大きくても、1/3ドールにはぴったり♪

NorthCastleさんによるミニチュアマグネットのマタギ飯も撮影アイテムとして並びました。


全館貸し切りで心おきなくドール撮影!


ロビーにたたずむ真琴ジェニー

ロビーにたたずむ真琴ジェニー

さて、半分スタッフのようなわたしですが、ドール撮影し放題のイベントですからもちろんうちのドールも連れてきました。(リアル家族はお留守番です。)

ふらいんぐうぃっちの真琴ちゃんをイメージしたジェニーさんと、こぎんフェスにも展示した三味線持ちリカちゃんを。

リカちゃんの可動ボディが不調だったのでジェニーの写真中心です。


久遠さんちのお嬢さんと真琴ちゃんあわせ

久遠さんちのお嬢さんと真琴ちゃんあわせ

イベントのきっかけになった久遠縁さんちの真琴ちゃんドールと2ショット。

大きさが倍以上違うのですが、どちらもかわいいですね!


記念撮影には24人のドールが集まりました!

これでも、着替え中で来られなかったドールや、今回は交流ご遠慮のドールもいたので、全体では30人くらいのドールがご宿泊されたそうです。


金魚ねぷたと真琴ジェニー

金魚ねぷたと真琴ジェニー

どっちの湯さ入る?

どっちの湯さ入る?


こちらがリアルサイズのマタギ飯

こちらがリアルサイズのマタギ飯


ドールグッズ販売コーナーも開設


今回、ドールにちょうどよさそうな作品を作っているハンドクラフト作家さんに呼びかけて、作品の販売ブースも20時から設置しました。

動画内では全体を写してますが、写真も一部ご紹介します。


こぎんベア@kogin*bear style

こぎんベア@kogin*bear style

ロザフィのアクセサリー@Butterfly Rose

ロザフィのアクセサリー@Butterfly Rose


こぎん刺し作家MOZEさんによる総刺しの帯

こぎん刺し作家MOZEさんによる総刺しの帯

MOZEさんのこぎん刺し帯は受注生産の見本品です。

1ヵ月前から青森に先乗りしていたこちらのドールは、今も山のホテルさんに泊まり続け、トキコさんと名前も付けられて看板娘になりそうです。


翌朝もまだまだ撮影


ワクワクしすぎて夜更かししましたが、朝7時起床で朝食を。

そして、さらにチェックアウトまで撮影は続きました。


ホテル前のミニチュアかまくら内で焼餅!

ホテル前のミニチュアかまくら内で焼餅!


角巻を着てチェックアウト

角巻を着てチェックアウト

帰りに岩木山神社を参拝

帰りに岩木山神社を参拝


楽しすぎて楽しすぎた

この1年、本当に息をひそめるような生活だったので、趣味を思い切り堪能できる時間はかけがえのないものでした。

それぞれが楽しんでいた様子、Twitterで「#幻想旅館」のタグで検索するとたくさん出てきます。

もちろん、人間同士はソーシャルディスタンスを守って、お話しする時はマスクもしてましたよ!

スタッフさんもあたたかく、ドールオーナーさんたちも礼儀正しく、とても楽しいイベントでした。

こういうことにお声かけていただけるのも、着せ替え人形が大好きだと公言して活動し続けてきたからだなぁ、とキセカエヤやってきてよかった!と感慨深いですね。

山のホテルの皆さん、ドールオーナーの皆さん、出品していただいた作家さん、本当にありがとうございました。

またぜひやりましょう!


地元メディアに掲載されました