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うらべっち:さて、ではキャラクターを作るところから参りましょ。ルールブック22P参照ね。まずは、D100ロールをしてください。
やしち:んじゃ、青い方が10の位、白が1の位ということで(コロコロ)、34!
うらべっち:えっと、誕生表(158P)を見ると…人間族の、平民!
やしち:ふつーだ。
うらべっち:最初に作るキャラにはふさわしいってことで。人間族の魔数は9なので、それも書いておいてね。次に能力値を決めていきます。1D6を振って、基本値に足してください。平民は4つの能力とも基本値4です。
やしち:(コロコロ×4)出目は6、1、5、1。つまり、【身体】10、【反応】5、【心魂】9、【魅力】5、だ。【反応】が低いって泣ける〜。
うらべっち:成長修正と成長限界は右側に書き写しておいてね。で、魔法/特技も書き写します。特技は、関連する行動のリアルロールの振り直し(リロール)ができるようになる、と。平民の特技は…
やしち:<生活>、<鍋>、<平和>。……<平和>ってナニ?
うらべっち:物事を平和にすませようとするときにリロールができるんじゃない? ルールブックには、“より正確には、「特技」というより「得意そうなジャンルにかかわるキーワード」”と書かれてます。
やしち:<生活>と<鍋>と<平和>が得意ジャンルか。鍋鎌戦士に近づいてるぞ。
うらべっち:次。<クステ>を決めます。運勢の傾向ですね。D100振ってください。
やしち:(コロコロ)42。
うらべっち:「鷲の瞳、帯し者」ですね。狭いの苦手、高いところ得意。<クステ>の表は1-2-3と…あれ、1-2-3は財産比率じゃん。1-2-4の誤植? つーわけで、28Pを参照してください。
やしち:運の強い状況:よく晴れた日中…(かきかき)。
うらべっち:えっと、この後は種族説明と能力についての記述だから…。
やしち:キャラメイク的には、もうすることないじゃん。あとあるとしたら称号の獲得ですよ。レベル0は取れる称号無し、以上。
うらべっち:はやっ。
うらべっち:後は所持金は財産比率×1D6銅貨(Cp)。というのが標準だと。平民だから財産比率は5ね。
やしち:わかりました。ではいきます。(コロコロ…出目は1)ぶっ! 鍋鎌戦士だ…。とほほ。5Cpと。さて、楽しい買い物いこう。えーと、うんと…
うらべっち:そこでさっきプリントアウトしたこれの出番です。 (アークライトのサイトで配布されているアイテム表を取り出す) これ、基本ルールに載っている分も載ってるから。
やしち:いいねぇ。本を開かなくても大丈夫ってわけですな。でも、これは一般的なアイテムだけで武器はないねぇ。
うらべっち:え、うそ?…ほんとだ。はい、じゃあ「ザ・ストレンジソング」。増補版だから、追加データに加えて、基本ルールブックに載っている武器も価格の誤字が直っているのです。
やしち:ここはクラブ(棍棒)が一番良いのかなぁ。3Bp(青銅貨)だし。
うらべっち:使えるんだったら、ショートソード(短剣)を一本あげましょう。ショートソードを使うのに必要な【身体】は2、【反応】は3です。
やしち:【身体】10、【反応】5だから、楽勝で使えます。わーい、ショートソードだー。2Sp(銀貨)だぜ。たけー。
うらべっち:マジで鍋鎌になりそうのでそれあげておきます。プレイヤー1人で鍋鎌戦士はつらいっしょ。
やしち:しかし、ここで本当に欲しいのは防具だ。防具買うぞ。……買える物がない。鍋なら買えるが。鍋を盾にするか兜にするか? とほほほ。補助武器にハンド・アックス(手斧)を買おう。ダメージ2D6で投げることもできる優れもの。本当かよ?
うらべっち:ま、ハンドアックスが使えるのはD&Dからの伝統ということで。
やしち:あとBpで買える物……クギ、釣り竿……なんか悲しくなってきたな。刺し子鎧ですら着れないのか(涙)。つか、俺ハンドアックス買ったら何も買えないんじゃん。
うらべっち:鎌は3Cp、鍋は5Cp。君は鍋鎌戦士にすらなれないねぇ。
やしち:くっそ、しょぼいなぁ。しかも、【反応】が低いから、まず攻撃も当たらないし、魔法使えないと何もできない。せめて流浪民だったら(涙)
うらべっち:平民に生まれた不幸。戦士だったらまだ特技に<白兵戦>があるのに。
やしち:うわー、使えねー。
うらべっち:しかし本当にキャラクターメイクですることないなぁ。悩むのは買い物くらいか。
やしち:しかも買えないし。やっぱりハンドアックスやめてトマホークにしよう。
うらべっち:まあまあ、ショートソードあげたんだし。
やしち:一般アイテムも革袋と火打ち石しか買えない。世知辛い世の中になったものよのうユルセルームも。もっとも俺たちの最初の冒険でも武器は果物ナイフだった。
うらべっち:あ、ストレンジソングのここ(88P)にこう書いてあるよ。“マスターは参加キャラクターに、ナイフかトーチか傷薬などの簡単な武器、アイテムを与えてもかまわない” 衣服関連と、傷薬の一番安いのは持ってていいから。
やしち:平民だと一番金をもってても3Spだぞ、犬がやっと飼えるくらいだ。もう、これは革命をおこすしかない。
うらべっち:鍋鎌持って革命だなんてまさに「一揆」。
やしち:あと、俺は浴びるように酒を飲んで酔っぱらわなければならない。
うらべっち:なんで?
やしち:まれに魔法カードを得られるらしい。
うらべっち:どれどれ。って、最大5%の確率じゃん。なんてバクチ打ちな。
やしち:この「酒に酔うと」って、判定に失敗しなきゃいけないのか?
うらべっち:「酒に酔った」と言えば良いんじゃないの。ダメージ食らうのは酒にがっつり酔った場合でしょ? あ、でも“失敗したらダメージはすべて【反応】から差し引いて、その間【心魂】が1D6増える”ということは、やっぱり判定に失敗したのが酔っているってことじゃないの?
やしち:これは【身体】で判定するのかな?
うらべっち:毒と同じように【身体】のRRで判定。
やしち:うわ〜。俺の【身体】では酒に酔うことは不可能に近い(涙)。なんで俺はこんなに強い身体に生まれてしまったんだー! そうだ、鬼笑い焼酎を浴びるように飲めばなんとかなるかもしれない。5Bpだし。2Cp分、4杯飲もう。
うらべっち:がんばってくださーい。
やしち:鬼笑い焼酎の【身体】RRの目標値は15、俺の【身体】は12だから、失敗するためには2D6で4以下だな。(コロコロ)ピンゾロ!
うらべっち:みごとに失敗だね。なんかファンブル表があったっけ?
やしち:とくに書いてないから、自動失敗だけでいいんじゃない? じゃあ、魔法獲得のパーセンテージロールするぞ。1%以下だ。(コロコロ)90! 失敗! 二杯目の酒酔い判定いくぞ(コロコロ)成功しちゃった。次、(コロコロ)成功しちゃった。最後、成功しちゃったーっ(笑泣)。
うらべっち:ご苦労様でした。
やしち:俺の2Cpが〜っ!
うらべっち:とりあえず、プレイヤー一人で0レベルじゃきついから、一回レベルアップしとこうか。君は戦争に従軍した後です。それでレベル1になったと思ってください。これって経験値システムだっけ。なつかしー。じゃあ、100点の経験点があるってことで。
やしち:えーと、キャラクターの成長について…1レベルになるとリロールが1回できる。あと、平民技能の<鍋><生活><平和>も1レベルになる。
うらべっち:次は能力値のレベルアップね。1D6振って、成長修正を加えた数値分上がります。0以下なら現状のまま。
やしち:では、気になる【反応】からやろう。5では当たらんからな。(コロコロ)6、成長修正は−2、やった! 4上がって【反応】が9になった、これで戦える! 【身体】(コロコロ)お!13になった。もしかして俺強い? 【心魂】(コロコロ)成長無し、【魅力】(コロコロ)伸びない。ちょっと残念。
うらべっち:おお、なんか人としてまともな感じになった。
やしち:あと、レベル1になると称号が手に入る。今のところ条件に合うのは[冒険者](条件:【身体】10、レベル1以上)だな。同種族間のコミュニケーションに+2の修正がついて、特技<ロープ>、<操船>、<野宿>を獲得、と。
うらべっち:冒険者って好印象なんだね。
やしち:レベルアップしたら魔法が手に入るとかないの?
うらべっち:えーと…。まずレベル分リロールができるようになるでしょ。あと特技のリロールが上がるでしょ。あと…なんでここで書いているページが飛ぶんだろう? えーと、基本ルール36Pね。
“各キャラクターは、レベルアップ時に、レベルアップ後に決まった新たな自分の【心魂】に等しい%で、1レベルあたりに「めくれる魔法カードの枚数」=「魔法潜在力」を増やすことができるか、試みることができます。
このとき試みられる回数は、「すでに修得している『魔法の種類』について1回ずつ」+「ランダムで魔法カード1枚が引けるかどうかの1回」です。言い換えると…(後略)”
…えぇえ(悩)?
やしち:つまり、いまは魔法を修得していないから特定の魔法潜在力のチェックは0、ランダムの魔法潜在力について1回だけ、と。これ言い換えるとわかんなくなるから、要注意。
うらべっち:よし、目で読むとわかんなくなっても、音読したらわかったぞ。
やしち:で、俺の【心魂】は9だから、パーセンテージロールで9以下…(コロコロ)69。うん、失敗!
うらべっち:魔法潜在力は得られませんでした、と。
やしち:後は名前を決めるだけだ。「冒険太郎」にしようか。
うらべっち:却下。
やしち:なんで「クリーム太郎」は良くて「冒険太郎」はダメなんだ? 全部漢字だからか?
うらべっち:だいたいクリーム太郎なら通称クリームでいいけど、冒険太郎だと「冒険」だぞ。いいのか?!
やしち:カタカナにすればいいじゃないか。よし、名前はヴォーケンだ。ちょっとドイツ語風。
うらべっち:本当か?!
やしち:性別は男、年齢は10面体で決めよう…76歳!
うらべっち:なんでD100なのさ!
やしち:ごめんなさい。ちゃんとやるよ。(コロコロ)24歳だ。ヴォーケン、24歳、平民と。
やしち:PCはヴォーケン、兵役が終わって24歳。出身は兵役があるならストラディウムかな。ストラディウムの平民で兵役が終わってからプラプラしている。
うらべっち:結局、武器防具はどうなったん?
やしち:僕にはトマホークとショートソードがある! 防具は気合いだ! 俺はストラディウム人だからな。気合いが防具だ。金は無いが勇気はあるというストラディウム人の鑑。
うらべっち:はいはい、お疲れ様。では、始めましょうか。