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GM:洞窟の中は真っ暗です。明かりは持ってる?
ヴォーケン:松明があるよ。
GM:じゃあ、エフィーネが明かり持ちかな。
ヴォーケン:気配を探ろう。【心魂】RR(コロコロ)13!
GM:なにもいなさそうだね。
ヴォーケン:じゃあ、中に入ろう。
GM:一本道になってますね。まっすぐ行くと、目の前が…。
GM(エフィーネ):「あら? 行き止まりになってる?! この前、地震があったからかしら?」
GM:岩が道をふさいでいる模様です。
ヴォーケン:手でよけられそうかのう?
GM:土砂がぎちぎち詰まってます。中には大人の一抱えくらいあるような大きな石も。
ヴォーケン:「迂回はできないんですかのう?」
GM(エフィーネ):「迂回する道はあります。ちょっと遠回りなんですが。肝試しをするのに子どもの頃に通ったくらいですけど」
ヴォーケン:「迂回しましょう」
GM(エフィーネ):「じゃあ、こちらです。今通れるかどうかわかりませんが」と心配そう。
ヴォーケン:「子どもの頃に通れたくらいなら大丈夫ですけえ」
GM(エフィーネ):「いえ、そうではなくて…」岩陰の小さな穴を指す「小さいんです」
GM:大人だと一人が這うようにしてやっと通れるような感じです。
ヴォーケン:「まあ、わしには軍隊の特殊技能がありますけえのう」と、ほふく前進。
GM:じゃあ、これは、【身体】でRRしてください。
ヴォーケン:コロコロ…うっ、6だ! これを<生活>で振り直し。
GM:どこが軍隊なんだっ。
ヴォーケン:<軍隊生活>ということで、ひとつ。
GM:ダメダメ。でも、合計で19までいってるんじゃん。それなら大丈夫だよ。順番は?
ヴォーケン:もちろん、わたしが先頭。続いてエフィーネさん、しんがりがロイドさんで。
3人は下りになっている小道を這うように進む。やがて、道はかがんで通れる広さになる。途中、分岐もあるが、エフィーネの記憶を頼りに進んでいった。
GM:というわけで、まっすぐに行くと、空気がだんだん湿気が強まり、水の匂いがします。松明に照らされてキラキラとした川の流れが見えます。水流といいますか、だいたい幅2mくらいですね。ただし、まわりが岩場で足下が濡れているという感じです。
ヴォーケン:流れは急?
GM:ここらへんは下り傾向なので、ちょっと流れは速いです。
ヴォーケン:ふっふっふ、では腰にロープを結びつける。「では、わしが最初に行きますけえ」歩いて川を渡る。もしかして深い?
GM:暗いのでよく様子は見えません。
ヴォーケン:う、そうか。まず足を入れてみる。
GM:まずは腿の真ん中くらいです。
ヴォーケン:じゃあ、ざぶざぶと渡っていこう。
GM:じゃあ、【反応】でロールしてもらいましょう。
ヴォーケン:【反応】ですか。(コロコロ)うっ、13!
GM:13ですか。それはツルッと足を滑らせかけますね。
ヴォーケン:こんなときのためにロープが。
GM:じゃあ、【身体】のRRをしてもらいましょう。
ヴォーケン:とうっ(コロコロ)、6ゾロだ! クリティカルで成功。
GM:あなたはロープをつかんで踏みとどまりました。
ヴォーケン:では前に進もう。ざぶざぶ。
GM:2mくらいの幅ですから、すぐに到着します。
ヴォーケン:では、OKだぜ、という合図にロープを軽く引きます。
GM(エフィーネ):「どうしたらいいんですかぁ?」
ヴォーケン:じゃあ、川に足を突っこんで待ち受けて、「ジャンプしてみてくれますかいのう」
GM(エフィーネ):「わ、わかりましたっ。行きますっ!」(コロコロ)14、大人が2m飛ぶには十分でしょう。ぎりぎり際の所へ到着しました。「あぁ、怖かった。昔はもっと大きい川だと思ってたんです」
ヴォーケン:あとはロイドさんが飛び越えればばっちりですのう。
GM(ロイド):「では行きますぞ。(コロコロ)おおっとっとっと!」
ヴォーケン:受け止める!
GM:【身体】でRRしてください。
ヴォーケン:(コロコロ)20!
GM:すばらしい、がっちりキャッチです。(ロイド)「いやあ、すまない。さすがに鈍りましたかね。はっはっは」
ヴォーケン:「いえいえ、はっはっは、さあ行きましょう」
道はさらに分岐しつつ、登り傾向になる。突き当たった分岐を左に行ったとき、冷たい風が吹いてくる。
GM:【心魂】でロールしてください。
ヴォーケン:とおっ(コロコロ)11だ。
GM:自分の立てる物音が洞窟内に響き渡っています。が、何か別の音も聞こえたような気がします。後ろの方から。
ヴォーケン:二人を先に行かせます。「ちょっと先に行ってほしいんですがのう」
GM(エフィーネ):「は、はい」
ヴォーケン:エフィーネさんとロイドさんを先に行かせ、そして自分は後ろの方を見ながら後ずさりするように進んでいく。
GM:後ろの方から呼ぶ細ーい声が…。「お〜ま〜えぇ〜…待ってくれえぇぇ」
ヴォーケン:聞き覚えは?
GM:ありません。
ヴォーケン:近づいてみます。
GM:この道の奥から白い影はふうっとあなたの方へ手を伸ばして漂ってきます。
ヴォーケン:逃げよう。
GM:「待ってくれえぇ」と宙を飛んできます。
ヴォーケン:脱兎のごとく逃げよう。
GM(エフィーネ):「ど、どうしたんですかっ? 何があったんですか?」
ヴォーケン:「気にしないんで欲しいんですがのう!」
GM(エフィーネ):「きゃあっ、あれ、なんですか?」
ヴォーケン:「あれはアレです!」
GM:「待ってくれえぇぇ」白い影があなたの背後に接近してきます。
ヴォーケン:「待っちゃダメです、逃げろ!」
GM:とりあえず【反応】でロールしてください。
ヴォーケン:(コロコロ)9、魔数だ! (コロコロ)7、足して25だっ。ビビリながら逃げる。
GM:ただし、前がつっかえているんですけど。
ヴォーケン:前の人も押しながら逃げる!
GM:エフィーネなんか3なんて振ってるんですけど。「あっ!」と足をもつれさせて転ぶ。
ヴォーケン:すくい上げて横抱きに抱えながら逃げる。「わあぁぁっ!」
GM:首筋に息吹がかかるほど近づいてるんですけど。
ヴォーケン:くっ、戦うしかないのか。って、幽霊と戦う方法なんてないんですけど。待て、短剣が何か反応してませんか?
GM:なんにも。
ヴォーケン:「ロ、ロイドさん、もしかしてこの短剣、幽霊に対して効き目があるということはありませんかっ?」
GM(ロイド):「いいえ、ただの短剣です」
ヴォーケン:「うおぉぉっ、逃げろ〜っ!」 はっ、そうだ。今のうちに彼女から鍋を受け取っておく。
GM:もう白い影はあなたに手が届きそう。
ヴォーケン:エフィーネさんに「俺にかまわず先へ行け!」と言って、鍋と短剣で迎え撃つ。
GM:えーと、亡霊の攻撃はすべて【心魂】に対してダメージがいくわけですが…。
ヴォーケン:やめろ、コラ!
GM:とりあえず、【魅力】ロールでもしてもらいませんかね?
ヴォーケン:わかりました。…同種族なんですか?
GM:同種族…じゃないけど、言葉は通じます。修正0で。
ヴォーケン:とうっ(コロコロ)んーとね、出したのは10なので、合計15。おっ、いいじゃん。
GM:“相手はあなたを徹底的に疑ってかかっているようだ”
ヴォーケン:しかし、80以上でなければ戦闘にならないはずだ。
GM:(コロコロ)38、“襲われることはないが、相手はあなたに近づこうともしない”…じりじり。
ヴォーケン:「な、なんの用ですかっ?!」
GM(幽霊):「おおぉ。わたしの言葉を聞いてくれるのかぁぁ」
ヴォーケン:「そうです、聞きます!」
GM:幽霊はちょっとロードン鈍りです。
ヴォーケン:「あなたは誰ですか?」
GM(幽霊):「わたしは、そう、たしか、ケイフリー。そう、アルボット・ケイフリー」
ヴォーケン:「わたしに何か伝えたいことがあるんですか?」
ヴォーケンはなけなしの勇気を振り絞って幽霊と会話する。幽霊は生前には、ロードンの雑貨商の息子だった。冒険者として遺跡を旅していた時期もあったが、結婚してしばらくは剣をおいていた。だが、仲間から誘われて冒険に出た時、ここで小鬼に囲まれて命を落としてしまったのだ。幽霊は家族に伝えてくれ、と碧水玉の首飾りを託す。
ヴォーケン:「で、小鬼たちはどこに?」
GM(幽霊):「小鬼たちは地震で通路がふさがれてしまったために、ここを捨てていったようだぁ」
ヴォーケン:「あぁ、よかった。そうなんだ。ほっ。ここをまっすぐ行ったら外へ出られる?」
GM(幽霊):「そう、あの先は外へ出る道。恐ろしい陽の光が差す道だぁ」
ヴォーケン:「わかった。じゃあ、場合によってはあなたの息子がここを訪ねてくるかもしれない」
GM(幽霊):「いや、こんなところへ来るものではない。わたしも気がかりが晴れてここを去ることができそうだぁ」
ヴォーケン:「成仏しろよ」
GM(幽霊):「頼んだぞおぉぅ」白い影はうすくなり、闇に溶け込んでしまいました。
ヴォーケン:きょろきょろ、よし、いないな。ダッシュ! 「はぁはぁ、怖かった怖かった怖かった」
GM:<魔界の力>を一枚得ます。
ヴォーケン:今の俺の【心魂】で魔法なんか使えるか〜っ!
GM:じゃあ、先へ行くとエフィーネとロイドがぶるぶる震えながら待っています。
ヴォーケン:「もう大丈夫です」
GM(エフィーネ):「大丈夫でしたか? 良かったぁ」
ヴォーケン:「さあ、先へ進みましょう!」多くを語らない。
GM:奥の方へ行くと道が合流している地点へ行きます。そして、光の差す出口が見えます。