選択されているタグ : %E5%AD%90%E8%82%B2%E3%81%A6 , %E6%84%8F%E8%A6%8B

はじめての夏休みを満喫したい1年生と在宅ワーカーオカンの日々

道の駅の公園で遊ぶ小1息子

道の駅の公園で遊ぶ小1息子


1年生の息子、初めての夏休みを迎えております。

息子が通う青森県の公立小学校では、今年7月22日~8月23日の33日間が夏休みです。
北海道よりちょっと長く、関東以西よりはちょっと短い、という日数でしょうか。

「33連休だって!!」
と、目を輝かせている息子。
うん、0歳からずっと保育園だったから、そんな長期休暇をみんながしている期間なんて初めてだよね。
(保育園はお盆と正月にそれぞれ3~5日くらいの休みでした)

とは言え、わたしもほぼ在宅ではあるものの、仕事をしています。
8割くらいは職場=自宅です。
2割は客先やミーティングや、セミナーなどへの外出があります。

在宅ワーカーと小学生の夏休み。
わが家にとって新しい課題です。

そんな中、IT企業のサイボウズ社が社内で社員の子守をした記事が賛否両論を呼んでいることを目にしました。


学童保育には入会しています


家庭内で日中の子どもを見られない(主には両親の就労、病気など)事情がある場合、小学生の場合は「学童保育」が幼児期の保育園の代わりになります。

わたしが暮らす弘前では「なかよし会」「児童クラブ」と呼ばれている事業です。


(※以下、息子が通っている学童保育の例です。実施場所によって違う部分もあります)

月額利用料は無料ですが、おやつ代や教材費などで月2,000円程度を払っています。他に年間800円の保険料もあります。

保育時間は、学校がある日は、放課後から19時まで。
夏休みなど長期休暇中は朝7:30~19時まで預けることができます。

なお、日曜・祝日、年末年始、学校行事日は休み。
お盆は希望者がいた場合に開会。

他に、市内小学校の教育研修会の当番校になった月は平日にも休みがあります。
(事前にお知らせがあり、どうしても家庭保育できない場合は預かっていただけます)

特に4年生以上になったら利用できないという規定はありませんが、名簿を見たところでは1・2年生がもっとも多く、4年生までは10名以上いるけど、5・6年生になるとほとんど利用しなくなっています。

つまり、だいたい1~4年生が1つの部屋に集まって、本(マンガ含む)を読んだり、宿題をしたり、トランプやオセロなどのゲームをしたり、上級生による紙芝居をしたりしている感じです。
時々、誕生会などの行事もあります。

4月の年度始めからの利用希望者は1月に市に申し込みをします。
中途からの場合は、前月15日までに申し込むと、当月1日から利用できます。

特に待機児童になったという話しは耳にしません。
親が就労していて家に誰もいない、あるいは病気などで家庭保育ができない場合は利用できるようです。

わが家も、夫とわたしの就労証明書を提出して、息子の入会が決まりました。
4月1日、まだ入学式を迎える前から、学童保育に通っています。


夏休みになって、まだ2日間しか学童保育へ行きません


さて、夏休み。

33連休を期待していた息子、いくら説得しても学童保育へ行きません。

2日間だけ行ったけれど、わたしも早朝からお弁当を作り、飲み物と荷物を用意して送り出しても、早い時間に帰ってきたあげく不機嫌バクハツの息子の対応にへきえき。

3日目はお弁当を作ったにも関わらず、布団にしがみついてガン拒否され、
「せっかくの夏休みなのにー!!」 と泣かれました。
もう、引きずってまで連れて行く力が出ません…。

結局、ほとんど自宅でPC仕事だったので息子は家で見ることにしました。
ちょっと用事で外出する時だけ連れて行き、車内で数分ほど待っていてもらうことに。

以後、まったく学童保育に行かなくなってしまいました。
早起きすると行かなきゃいけないと思うのか、朝もだんだん遅く……ねぷた祭りが始まってさらに夜型に……というスパイラルなうです。

ついに先日は、2つ隣の市の施設まで書類の手続きに行くのに同行して、往復2時間弱の遠出。
わたしが施設内に行っている時は、車内で10分ほどiPadでゲームをしながら待機。帰り道に近くの道の駅の公園で遊んできました。
冒頭の写真は、そんな息子の後ろ姿です。
そう聞いてからみると、わたしのヤレヤレ感が伝わるでしょうか。


在宅ワーカーと夏休み小学生が同じ空間にいると…


PC仕事の効率は、やはり子どもが家にいるとスピードが落ちます。

なつやすみの宿題をしていても、本を読んだりタブレットで動画を見ていても、何かと声をかけられて作業が中断。
「母ちゃんは仕事だって言ってるでしょ!」
と叱ってはイライラ。
ジュースをこぼされてイライラ。
いい天気なのに、夏休みなのに、どこにも連れて行けず家で1人で遊ばせている罪悪感にもイライラです。

学童保育に行っていても、別に外遊びをそれほどたくさんするわけではないし、どこかへお出かけするわけではないのですが、やはり目の前にいるのといないのとでは違いますね。

もちろん、勤めていれば問答無用で、泣こうがわめこうが学童保育に連れて行ったでしょう。
休ませることができるなら、贅沢な悩みだと言われそうですが。
休ませたら休ませたで、自宅=仕事場に子どもがいるのは、何かと神経がすり減ります。

昔なら、公園に行けば誰か遊び相手がいたけれど、今は子ども同士もアポイントとらないと会えないし、6歳の子ども1人で出かけさせられないですからねぇ。

サイボウズの記事で社員間子守の事例が載りまして

そんな夏休み(子どものみ)の日々で見かけた記事とその反響。


営業部の女性社員の子どもを、同じチームの社員が子守をした事例が2つ紹介されています。

1つ目は、溶連菌感染の病児保育の例。

溶連菌は感染症であるため、熱が下がってもその後1日は保育園に預けることができません。その翌日(21日)の商談は、他のメンバーでは代わることができず、どうしても才田さんでなければならない大切な商談でした。

すでに熱は下がっているけど、感染症だから登園させられない。子どもは普通に元気。あるあるですね。
日中は旦那さん(原文ママ)が子守をして、夕方からサイボウズ社員(独身男性)の方が14時~17時まで交替。
PCを持ち込んで仕事をしながら子守をした様子が載っています。

(あれ、商談がある時間帯の18時前後、ママが帰るまではどなたが見ていたのだろう…??)

2つ目は、奥さんが海外出張に行くのに、自分も早朝出発の商談があった男性社員の例。

同チームの社員の方が客先の近所で、娘さんを子守したという話しです。

人見知りをする娘さんなので、子守することになった社員は自宅まで行って、いっしょに電車移動しながらコミュニケーションをとって、2時間の子守をしたそうです。

※詳しくはサイボウズの記事をお読みください。

さいとうが思うこと

この記事が、賛否両論を呼んでいます。

わたしの感想を箇条書きにするとこんな感じ。

  • そもそも会社(組織)って、人の差し替えができるのがメリットなのでは?
  • 差し替えきかない関係なら、取引相手だって事情を正直に話せば予定変更してくれたのでは?
  • 差し替えも、予定変更も無理で、会社の存続に関わる案件なら、チーム内で子守するのはわかる
  • わたしがいた劇団でも出演中の役者の子どもを、新人が子守していたとは聞く
  • 熱下がっての感染症で登園不可なら、そこそこ元気だし親じゃなきゃかわいそうってことはない
  • でも、病児保育とか有料のシッターとかあったのでは?
  • いや、前日には無理なのか。案外病児保育は緊急時に使いにくい
  • 溶連菌は親もかかる←ソースは自分
  • 様々なリスクはあるが、子育てはリスクだらけなのでどこで腹をくくるか
  • 育児ほどケースバイケースなものもないから、詳細を知らない外野が一般化して騒ぐことはない
  • 自分なら同僚・知人に留守宅を任せたくない
  • つまり、家が散らかっていて、その様子を同僚に見せたくない

つまり、「これはサイボウズという会社で○○さんと××さんだからできた事例で、別にみんなこうしようと言ってるわけじゃないし、今回がまあまあみんなOKだったならそれでいいんじゃね?」です。

並べたように色々と思うところはありますが。
わたしが息子を出張に連れて行って、車内で10分ほど待たせたことだって、
「取引先に子どもを連れて行くなんて」
「不審者が来たらどうする」
「子どもが外に出たら」
「熱中症が」
と、詳細知らない人からは色々言われる案件です。

サイボウズの記事も公開したから色々言われているだけ。
わたしも普通なら息子とのことは書かなかったのですが、触発されて記事にしました。

多様な働き方を検証しているサイボウズ社のこと。
ある程度は、賛否両論を呼び話題になることは織りこみ済みだったのではないでしょうか。

こちらの記事も、まさに今の自分が気になる事例。


よりよいあり方を探しながら

わたしも今のスタイルがベストだとは思っていません。

どうしても、わたしが仕事をしている間はタブレットやゲームに触れる時間が長くなるし、他の子どもとの接点が少なくなります。

仕事の効率だって落ちるし、家の中の片付けや掃除もなかなかできません。
夫が休みの日は、わたしが仕事に集中するので、家事と育児にフル稼働してもらっています。映画やプールに連れて行ってもらったり。
休日の方が夫は忙しそう。

今はこれが精いっぱい。だけど、もっとよくすることができるはず。

そうやって試行錯誤をしている途中です。

きっと数年経てば、「そんな時代もあったなぁ」となつかしむでしょうけど、今は渦中なので日々テンパっています。


NPO総会に参加する2歳児

NPO総会に参加する2歳児

…そう言えば、わたしもNPO現代座の総会に出産後初めて参加する時は、札幌から東京まで当時2歳の息子と2人旅してたっけ。

会議も前半のわたしの発表までは大人しくしてたけど、後半はぐずって泣いたから、別室であやしたりしたなぁ…。
代表とわたしがホームページの打ち合わせをする間は、先輩に子守をしてもらったのでした。

スーツケースを引きながら、スリングで子どもを抱っこしながら移動するわたしに、手を貸してくれた方も1人2人ではありません。
大都会東京、思ったよりもあたたかかったです。

色んな人の手を借りないと、子育てなんてできませんね。

【関連記事】


Facebookはこちら