‘クステ’
おやおや、こんな夜更けにどこへおいでだね? 星のことをかりそめの地ユルセルームでは「クステ」と呼んでおる。しかし、‘クステ’というときは、「運命の瞳ハウクス」のことをさすんじゃ。 あそこに、北の空高くに、さまざまな色で輝く星が見えるかね。あれがハウクスじゃ。あの不思議な星は人々の運命を司ると言われておっての。子どもが生まれ落ちたその瞬間に、ハウクスがどんな色をしていたかで運命が定められるそうじゃ。
この星の運命を見いだすことのできる者は「音きき」と呼ばれておる。ユルセルームの歴史が始まるずっと前から伝えられていたという、太古の技の使い手たちじゃ。運命を読みとり、凶兆を人々に伝えることができるため、深く尊敬され、また恐れられておったものじゃ。 たった今、運命の瞳が何色か、教えてあげようか。 ‘クステ’一覧自分の‘クステ’が知りたい!【‘クステ’占い】 |