Starlight Teller

星読みの丘

クステ‘クステ’

 おやおや、こんな夜更けにどこへおいでだね?
……そうかい、確かに今夜はいい星空だね。またたく星々の音がよく聞こえおる。
降るような星空かい、あたしにはもう視ることはできないんだがね。
眠れないのかい。なら、少し星の話しをするとしようか。

 星のことをかりそめの地ユルセルームでは「クステ」と呼んでおる。しかし、‘クステ’というときは、「運命の瞳ハウクス」のことをさすんじゃ。 あそこに、北の空高くに、さまざまな色で輝く星が見えるかね。あれがハウクスじゃ。あの不思議な星は人々の運命を司ると言われておっての。子どもが生まれ落ちたその瞬間に、ハウクスがどんな色をしていたかで運命が定められるそうじゃ。

 この星の運命を見いだすことのできる者は「音きき」と呼ばれておる。ユルセルームの歴史が始まるずっと前から伝えられていたという、太古の技の使い手たちじゃ。運命を読みとり、凶兆を人々に伝えることができるため、深く尊敬され、また恐れられておったものじゃ。
あたしがその音ききじゃないかって? いやあたしはただの散歩好きの年寄りじゃよ。

たった今、運命の瞳が何色か、教えてあげようか。



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クステ自分の‘クステ’が知りたい!【‘クステ’占い】


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