幼なじみへのプレゼント。

子どもの頃、親から買ってもらったバービーとフローラ、ケンなどを年下の友だちにあげてしまったことがあります。
当時はもう高学年なんだから、お人形は卒業しなきゃと思ったのですね。
でも、結局また欲しくなって自分のおこづかいで、ジェニーと名前の変わった人形を買いました。
と言っても、小学生のおこづかいですから、高いものは買えず、廉価版の「はじめましてジェニー」のようなものを買いました。
ところが、そのジェニーは前髪がいつも上向きにはねるクセがあったり、すぐにアイプリントがうすくなってしまったりしたのです。
大人になってから知ったのですが、彼女の背中には「Hong Kong」と刻印されていました。
結局、田舎のおもちゃ屋さんの奥にあったバービー(タカラ)を、後々にまた買ってきました。
そして、髪はねジェニーへの愛情は薄くなり、お人形遊びでも常にみそっかすな役回り。
髪もはねるわ抜けるわだったので、ベリーショートにしてジェニー用のウィッグをかぶせていました。
それでもどうしたって髪がはねるので、ついにはスキンヘッドに。
どうにかしてあげたいけど、どうしよう。いつかは植毛しようか。でも、大変そう。
普段はスキンヘッドのまましまい込み、たまにくしゃくしゃになったウィッグを帽子で押さえ付けてかぶせていました。
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スキンヘッドのジェニーは、実は縫い物をする時に活躍してくれていました。
髪がからむこともなく、保存にこだわってもいないので、トルソーの代わりに型紙作りや仮縫いの時に使うのです。
そして、縫い上がったドレスは、きちんと保存されたきれいなお人形へ渡るのです。
やっぱり、あまりにもこの子がかわいそう。
そんな時、ネットで知ってたずねたお人形のお店で、ジェニーサイズにもなるウィッグがあることを知り、さっそく購入してきました。1000円ちょっとでした。

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少々きつめでしたが今までのウィッグよりユルユルしてません。
髪色も赤みのあるブラウンですが、うちに今までいないタイプの雰囲気です。

これからは日陰の子ではなく、ちゃんとモデルとして活躍させてあげなくちゃ。
ああ、その前に顔のプリントも描いてあげた方が良いのかな。