Jimdoホームページ開設サポート:ふるさとはポイズンの島

ふるさとはポイズンの島

ふるさとはポイズンの島


Jimdoでつくるホームページ開設サポートのご依頼で、短期間の演劇公演のホームページを作成しました。

ふるさとはポイズンの島

わたしが20歳から在籍しているNPO現代座の先輩、武本匡弘さんからの依頼です。
武本さんが脚本を書き、現代座の舞台に出ていた人も多く関わっている公演とあって、二つ返事でやらせていただきました。

Jimdoの既存テンプレートでつくる

今回は、上演の呼びかけパンフレットのデータ(PDFまたはWord文書)と画像(JPEG)をメールで送ってもらい、既存のテンプレートに流し込んでいく形をとりました。
なにしろ相手方は首都圏、こちらは本州最北端県です。
メールと電話、修正箇所は手書きのFAXでやりとりしました。

テンプレートは「Barcelona(バルセロナ)」を選びました。
昨年夏よりリリースされたJimdoの新テンプレートは、世界の都市の名前がついています。
このBarcelonaは、シンプルな一段組で、背景に大きく写真を使うことができます。
写真家・島田興生さんの写真や、ダイバーの武本さんが撮影した美しい海の写真がたくさん素材にあったので、写真を大きく使えるこのテンプレートを選びました。

Jimdoのユーザーポータルにも新テンプレートの制作例が載っています。
発見!Newレイアウト - Jimdoユーザーポータル

タイトル文字は画像ではなく、テキストに少しふわっとした白い縁取りをつけています。
これは「設定」画面から「ヘッダー部分を編集」に入り、CSSを追加することでできました。



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写真の力は大きい

藤田カイロプラクティックオフィス様のホームページを開設した時にも思いましたが、やはりプロの写真の力は大きいですね。
ホームページ開設サポート:藤田カイロプラクティックオフィス様 | サポート事例 | さいとうサポート blog

最初、トップページの大きな写真には公演日程や案内事項も白文字で載せたりしたのですが、公演する人たちの中で見比べた結果、文字無しの写真に戻りました。

Jimdoや無料ホームページ・ブログのサービスを使って、低予算で発信することはできますが、写真はきちんとプロに撮ってもらった方がいいです。
もし、今後もっとホームページを大きくしたくなってJimdoから別のサービスに乗り換える時も、WEBだけではなく紙のパンフレットや名刺などを作る際も、写真のデータを持っていればまた使うことができます。

ブログはlivedoorブログを読み込ませています


livedoor blog

livedoor blog


「公演当日までの稽古の様子や制作過程をブログで発信したい」
という要望もありましたので、ブログも設置しました。
特に他の経験がなければJimdoのブログを使うところです。
が、更新担当の方がlivedoorブログの運営経験がある方でしたので、livedoorブログを作成しました。
ブログのデザインもJimdoのホームページと揃うようにカスタマイズしています。

ホームページには各記事のタイトルと出だしの一部を「RSSフィードの表示」機能を使って読み込ませています。
livedoor blogを更新すると、ホームページにも見出しと記事の一部が自動的に表示されます。
今回はlivedoor blogですが、アメブロなどでも同じように使えます。


コンテンツの追加からRSSフィードを選ぶ

コンテンツの追加からRSSフィードを選ぶ


livedoor blogのRSSは

livedoor blogのRSSは"~blogのURL/index.rdf"


ブログの一覧表示画面。「続きを読む」からlivedoor blogへ

ブログの一覧表示画面。「続きを読む」からlivedoor blogへ


チケットの予約申し込みフォームも設置

Jimdoにはメールフォームを作る機能があります。
簡単なショッピングカート機能もありますが、決済や郵送まではしないということなので、予約受付のメールフォームを設置しました。
チケットお申し込み - ふるさとはポイズンの島

こちらから申し込まれると、当日の会場受付にて前売り料金で購入できます。

無料版、既存テンプレートでもここまでできる

今回は3月にお話しをいただいて、もう3月下旬には最初の公開をしました。
とにかく急ぎ!
短期間集中!

ということで、JimdoのFree(無料)プラン、既存テンプレートを使っての作成でした。
公開後も内容は随時追加したり、変更したりしています。
その中で、小さな変更は制作スタッフの方ができるように、ピンポイントで方法をお伝えしました。

こういった演劇公演は、営利目的ではないので、ほとんど収益にならない、というのもあります。

イベントのホームページなど期間限定であったり、非営利活動団体やサークル活動など予算規模が小さいところでは、Jimdoなどの無料ホームページサービスでまず始めてみる、というのがオススメです。
逆に、店舗や会社など長く運営したいところでは、独自ドメインがとれる有料プランや、初年度無料のはじめてWEBの利用を提案しています。



協同劇場公演「ふるさとはポイズンの島」とは

さて、この協同劇場公演「ふるさとはポイズンの島」についても少しご紹介しましょう。
1954年3月1日のビキニ環礁「水爆ブラボー」実験、日本のマグロ漁船「第五福竜丸」が被曝した「ビキニ事件」として知られています。
この時、マーシャル諸島も被曝しました。
ロンゲラップ島の住民たちは事前の避難が認められず、被曝から3日後にやっと避難させられます。
しかし、アメリカの医者は検査をするだけで、特に治療をされることもなく、3年後に帰島させられます。
しかし、そこは、すでに「ポイズンの島」に変わり果てていたのでした。

ものがたり - ふるさとはポイズンの島

約40年間にわたってビキニの取材をしてきた写真家島田興生さんの「還らざる楽園」をベースに、プロダイバーでダイビングの会社・NPOを起ち上げてきた武本匡弘さん自身もマーシャルへ行き、ロンゲラップの人々に取材をして制作した作品です。
昨年はスライドと歌、トークの構成でイベントを行い、大きな反響を呼んでいます。

平和に暮らしていた人たちが、核の被害で故郷を出なければならない。
ビキニ水爆実験ブラボーから61年目の2015年現在も、ロンゲラップ島の人々は島に帰れず、避難先でこの世を去る人も多くなっています。

演劇・語り・歌という、人の心を共鳴させる文化で、ここに暮らしていた人たちのことを感じて欲しい。
その思いで、経歴豊かな俳優たちが演じ、生演奏による歌と語りで伝えます。
出演者・スタッフ

7月8日(水)小金井宮地楽器ホール(残席わずか)
7月13日(月) 座・高円寺2
7月17日(金)藤沢市民会館 小ホール

各会場とも午後7時開演 (6時開場 )、前売りチケット3,000円です。

首都圏の方は、この機会にぜひ会場へ足を運んでみてください。