住太陽さんが語る最新SEOがWeb制作者をどん底に突き落とす勢いでした

6月9日(土)は青森のコワーキングスペース「グラビティ・コワーク」で「売れるサイトのための最新SEO徹底解説」というセミナーに参加してきました。


SEOの第一人者と呼ばれる住太陽(すみ・もとはる)さんの濃厚なセミナー。

その内容をぎゅっと圧縮してご紹介します。

なお、このレポートはさいとうのメモを元にしており、講師ご本人の言葉、意図と違う場合があります可能性をご了承ください。



住太陽さんのこと


住さんの自己紹介

住さんの自己紹介


この記事を読む方は、初めて住さんのことを知る方もおられると思うので、サクッとご紹介します。

住太陽(すみ・もとはる)さんは、大阪(堺市)在住でWebコンサルタントや講演活動を全国でしている方です。

1999年からWebデザイナーの仕事を始め、2013年からコンサルティング中心に。

2018年には新潟県三条市のウェブ制作会社ドコドアの取締役にもなっています。

日本のSEO(※)の第一人者。
※SEO=(Search Engine Optimization):Googleなどの検索結果で上位に出るための対策

著書も早くから出版されています。

こちらの本は日本語初のSEO本。2002年刊行なので、もう16年も前ですね! まだスマートフォンもSNSも無い時代…。


ご自身の運営サイトに自己紹介が載っているので、関心がある方はこちらもどうぞ。


住さんと言えば「バイクで来たんですか?」とよく聞かれるくらいバイクで全国回っているそうですが、この旅はバイクではなく函館からフェリーで青森に来てました。

なんだかんだでギリギリの到着になったようです。ご無事でなにより。


コンテンツを読んでもらうためのブログと、Web制作者が作るサイトの違い


最初に住さんが参加者に確認されていたのですが、この青森会場ではWebサイトを制作することがお仕事の方が多かったです。

従来のSEOの手法(タイトルにキーワード、長文重厚な記事)は、コンテンツを読んでもらうこと自体に価値がある企業のオウンドメディアとか、広告収入を得るブログには、今も価値がある。

しかし、多くのWebサイトはサイトのコンテンツを読んでもらうことが目的ではなく、その先の購入や申込、問い合わせ、来店が目的。

いくらPV(閲覧数)が上がって、よく読まれていたとしても、その目的を達成していなければ意味がない。

では、どうやって「売れるWebサイト」を作るか?

というイントロ。

ははぁ。

わたしの場合は、Webサイト制作はあまりしておらず(Jimdoでホームページ制作代行は数件していますが)、ひたすらPVを積んで広告収入を得ているブロガーなので、ちょっと会場の多数の方とは違いました。

また、ブログもアフィリエイト目的でもないので、コンバージョン(申込、購入など)をゴールにすることをあまりやってきていないのです。

ちょっと話しについていけるかしら……と心配になりました。


RankBrainで検索結果が激動


先ほどSEO=Googleなど検索エンジンで上位に出るための対策と書きましたが、実際はGoogle「など」ではなく、Googleです。

Yahoo!検索も内部エンジンはGoogleが使われているので、
「ググった結果、なるべく先頭に出てくるための方法」がSEO
と言っても過言ではありません。(今は)

むかしは、ライコスとかインフォシークとかグーとかいろいろな検索サイトがありましたよね…。

そのGoogle先生、2015年にRankBrain(ランク・ブレイン)というAIが自動学習して検索結果を処理するアルゴリズムを導入していることを公表しました。

それまでは、人が「このようなサイトを上位に」と操作していたことが、膨大なユーザーのデータを元に自動的に判断して、なおかつそれを絶えず調整し続けるようになっているのです。

つまり、どういうことかというと……「検索キーワードそのものが記事の見出しや本文にさえ入っていなくても、内容がユーザーの求めているものであれば検索結果に出てくる」ということです。


Googleの検索結果例を示す住さん

Googleの検索結果例を示す住さん


例では「去年の日本シリーズ優勝」というキーワードで検索すると、「2017年にプロ野球の日本シリーズで優勝した=福岡ソフトバンクホークス」が出ていました。

これ、検索結果だけで答え出ていますね。

どこかスポーツメディアのサイトまで行かなくても答えわかりますね。

キーワードに入っていないけれど、去年=2017年、日本シリーズ=プロ野球と判断されています。

これは、うちのブログのアクセス解析でも時々見ていて、まったく記事の中にその言葉が入っていないはずなのにたどり着いてくることが増えている感じはありました。

昔だと漢字、ひらがな、カナ、アルファベットで、どれで検索してくるかわからないから、ソースのキーワードや目立たないところにそれぞれ仕込んでおいたりしたものです。

でも、もうそんなことをしなくても「内容がユーザーの目的にかなっていれば」Google先生が判断して出してくれるのです。

これはわたしの感覚ですが、話し言葉の自然言語検索も増えてきていますね。

スマートフォンに音声入力で検索することも増えたためでしょうか。

  • ドーンドーンと鳴ってるの何?青森市
  • 弘前桜祭りの開会式は何時からですか教えて下さい
  • フェイスブックとSNSの違いは❔❗(←絵文字)

など、このブログのアクセス解析で実際に見た検索キーワードです。

小学生の息子を見ていても、ほとんど音声入力で検索しているので、この流れはもっと進むでしょうね。おーけーぐーぐる。


ユーザーの目的に合わせた検索結果が出てくる


さらに、今のGoogleのかしこくおそろしいところ。

検索しているユーザーが何を目的にそのキーワードで検索しているのかを判断して、結果を出してきます。

そのことについて知りたいのか(know)、
それをやってみたいのか(do)、
その場所に行きたいのか(go)、
そのものを買いたいのか(buy)、
それによって結果の出し方が違ってくる。

買いたいというニーズの時にだけ、Googleに出稿されている広告が出てくるようにされているとか。

それは正解ですよね。ユーザーは買いたくて探しているのですから。

「〇〇+通販」の検索結果が巨人すぎる

RankBrainの話題の前半で、「〇〇(商品名)+通販」でGoogle検索した結果を次々に見る、という場面がありました。

スカート+通販」とか、「ノートPC+通販」とか延々と10カテゴリ以上。

個人向けのものから、オフィスじゃないと買わないようなアイテムまで。

気になった方は実際にやってみるといいのですが、もう上位には巨人しかいません。

Amazonとか楽天市場とか、Askulとか価格.comとか。

進撃の巨人の第1巻あたりの絶望感です。勝てるわけないじゃん!的な。

これは、地方の中小企業や店舗が今から物を売るためのWEBサイトを作っても、まったく検索上位にいけないのでは……。

このように通販系のキーワードが「売れている順」のようになったのは2017年頃からとのことです。

ユーザー=消費者がそこで買い物をして満足しているのかを、検索意図の変化から読み取って、人気順として並べていく。

これは消費者にとってはうれしいことですが、今からネットで物を売りたい事業者にとっては巨人の傘下に入るのが一番、という身も蓋もない話です。

たしか前回のCSS Nite in AOMORIで、東京と10年の差がある青森ではいま「ネットで売りたい」という話しが出てきているという話しだったような。


じゃあ、どうすりゃいいのよ?って話し


住太陽さん

住太陽さん

さて、2時間超休憩無しのノンストップセミナーを全部書いていくとわたしの体力が尽きるので、途中をショートカットします。

それじゃあ、巨人になれない人間たちはどうしたらいいのか?

まず、Googleが大切にしているのは「ユーザーの検索意図をかなえる」こと。

よくマーケティングのセミナーや本で、 「ドリルを買う人が欲しいのは「穴」である」という言葉が紹介されます。

いいドリルが欲しいのではなくて、壁に穴を開けたい。

壁に穴を開けてしたいことがニーズ。

ユーザーが本当に必要としていることを満たす情報、行動が提供できれば、その検索キーワードでの評価が上がります。

(※住さんはこの部分を違うモチーフで例えられていましたが、撮影&シェアNGなやつだったので別の例えを出しています)

重厚長大で検索キーワードをたくさん散りばめた記事よりも、一直線にゴールまでユーザーを導くことができれば、たとえ短いページであってもランクは上がってきているそうです。

特に、今はスマートフォンにどんどんシフトしている時代。

PCを開いて落ち着いて検索している人よりも、通勤電車の中で検索したり、テレビを見ながら調べたりする場面の方が多くなっています。

極限まで集中力が低くなっているうつろいやすい人たちに、わかりやすい導線でゴールまで導き、途中の障害・不安を取り除く。

ソーシャルメディアでユーザーが話題にするような仕掛けもしていく。

この中のサイテーション=リンクを含まない言及も参考にされている、というお話しは「うぉお」ってなりました。


Web制作事業者ではないけれど

何かを買ったり申し込んだりすることがメインではない雑記ブロガーなわたしですが、とても参考になりました。

このレポートは冒頭と結末近くの部分をぎゅっと圧縮しています。

まだフォローアップメールやスライドのシェアなどをいただく前に書き始めたので、住さんが実際に言ったことと違う部分があるかもしれません。

セミナーではもっと多くの事例や対応法が語られていました。

次の住さんのセミナーは東京、大阪、水戸で開催予定とのこと。

お近くの方は足を運んで実際に聞いてみてください。

聞きにいけないよ、という方はこちらのサイトの記事をどうぞ。



さいとう、懇親会で決意する


懇親会をした海坊厨

懇親会をした海坊厨

その後、グラビティからちょっと先の海鮮創作料理店「海坊厨」へ。

隣にイケハヤさんの影響でブログ始めたばかりの青年がいたり、斜向かいに住さんがいたりで、終始興味深い話題が聞けました。

超個人的に、「メールフォームもない雑記の個人ブログですが、https://~にしなきゃいけないですかね?」と聞いたら「もう、しない理由が無い」と言い切られたので、がんばります。はい。


うまくやれたら記事にします。


【余談】

前回グラビティ・コワークへ来た時に気になったスナック「ニート」、昼間見たら閉店したかと(隣の店は閉店してた)思ったけど、ちゃんと営業してました。

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