RtoL Novel

“呪医”への夢半ばにしてやぶれた若者が帰郷すると、村は奇妙な病に沈みこんでいた。
精霊想樹の杖を持つ不思議な老人と出会い、若者は奇病を引き起こす呪いに立ち向かおうと勇気をふりしぼるが……。

この作品は、1990年にRPGマガジン３号（ホビージャパン社発行）にて、ビヨンド・ローズ・トゥ・ロードの小説として掲載されたものです。
当時、同誌はTRPGの背景世界をもとにした短編を連載しており、他に「トラベラー（山本弘）」、「ルーンクエスト（水野良）」、「ウィザードリィRPG（高井信）」などの作品が掲載されていました。
その多くは後に発行された単行本に収録されましたが、「ホシホタルの夜祭り」は、そのままとなっていました。
門倉作品のファンサイトを準備中のD.P.さんが、この作品をテキスト化されていることをきっかけに、多くのユルセルームファンに読んでもらえたら、と全文掲載を企画しました。
たいへん不躾なお願いでありながら、快く掲載をご承諾してくださった門倉直人さんに深く感謝いたします。

幻想的なユルセルームの夜話をごゆっくりお楽しみください。